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中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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熊野古道:中辺路を行く(5)第2日目(2)

2007年12月27日 10時00分34秒 | 南アルプス・西日本

                       <杉林の中を歩く>

         熊野古道:中辺路を行く(5) 第2日目(2)
              湘南カラビナ隊
         第2日目 11月20日(火)(つづき)

<とりあえず大坂本王子跡を目指す>

■十文休憩所
 私達は,8時58分,大門王子跡(標高490m)を出発する。暫くの間,登り坂が続く。標高560メートルのピークを過ぎると,ゆるやかな下り坂になる。相変わらず杉の木立の中を歩くが,9時17分頃から暫くの間,素晴らしい眺望の尾根道になる。
 
      <素晴らしい眺望 9時17分頃>            <各王子に備え付けられたスタンプ台>

 9時19分に第13番道標(510m)を通過する。相変わらずなだらかな散策路が続いている。そして,9時27分に十文休憩所(515m)に到着する。ここで8分ほど休憩を取る。休憩所は,数名が座れば満杯になるほど小さな掘っ建て小屋風の建物である。休憩所の側には,大きな木を刳り抜いた洗い場があるが,毀れているためか水は貯まっていない。中に小さなバケツがあり,そこに引き水がチョロチョロと流れ込んでいる。試しに一口水を口に含んでみる。舌触りの良い軟水のようである。
 昼食には少々早いが,皆で嗜好品を出し合って,おやつ時間にする。

         <十文休憩所>                 <十文休憩所の水場>

■十文王子跡と小判地蔵
 9時35分に十文休憩所を出発する。ほどなく広場に到着する。広場にはベンチが3脚おいてある。前方には紅葉が美しい山が見えている。広場を過ぎると緩い登り坂になる。坂を登ると,すぐに,重点(十丈)王子跡(515m)に到着する。傍らに大きな字で「十丈王子」と刻んだ石碑が建っている。ここは十文字峠である。
 さらに,下り続けると,進行方向右手が崖になり,登山道の道幅が狭くなる。進行方向左側から山が迫っている。9時48分に小判地蔵(585m)を通過する。小判地蔵の案内板から離れたところに小判地蔵があるので,あやうく見失ったまま通り過ぎるところであった。
 
          <眺望の良い広場>                    <小判地蔵>

  
       <十文王子跡>            <和歌山から25里の一里塚>      <逢坂峠の碑>

■上田和茶屋
 9時52分に15番道標を通過する。この道標の近くに悪四郎屋敷跡がある。ここから悪四郎山(781m)登山口が分岐する。
 10時02分,16番道標(600m)を通過する。そして,10時15分,615メートルの鞍部を通過する。ここから上り坂になる。
 10時20分,和歌山から25里の一里塚跡を通過する。
 10時23分,上田和茶屋跡に到着する。ここで数分休憩を取る。大正時代まで,ここに茶屋があったといわれる。

                 <上田和茶屋跡の案内板>

■三体月伝説説明板と大坂本王子跡
 上田和茶屋跡から先は,長い下り坂となる。
 10時30分,杉林の中の18番道標(620m)を通過する。下り坂を進んで,10時44分,三体月伝説説明板(515m)の前を通過する。
 途中,ほんの20メートルほど登り返した後,再び下り坂になる。そして,10時49分に林道と交差する(490m)。ここから少し急な下り坂を下り続ける。そして,小さな橋を渡り,11時04分に大坂本王子跡(325m)に到着する。ここで,しばらく休憩を取る。

               <「三体月の伝説」説明文>


                            <大坂本王子跡>

<牛馬童子で昼食>

■牛馬童子ふれあいパーキングに到着

 11時08分,大坂本王子跡を出発する。辺りは相変わらず杉林が続いている。11時20分,23番道標(265m)を通過する。
 11時24分,中辺路はバス停「牛馬童子口」付近で,一旦,バス通りに出る。そして再び山道になる。この山道を少し進んで,11時28分,右に枝道が出ている三叉路に到着する。ここを右折すると直ぐに,旧国道に隣接する「牛馬童子ふれあいパーキング」に到着する。今までの静かな散策路とは一変して,沢山の観光客でごった返している。登山姿をしている観光客は,私達を除くと皆無に近い。
 
                  <牛馬童子ふれあいパーキング>
             ※ちょうど観光バスが到着。結構混雑している。

 
   <売店には結構珍しいものが置いてある>         <並んで食事:私は写っていない>

■「きけうや」の弁当
 牛馬童子ふれあいパーキングにも,三角屋根の売店が建っている。中に入ってみる。沢山の土産品が陳列されている。興味をそそられる品々が並んでいる。何か一品買おうかと思ったが,レジに黒山の人集りができているので,買う気を失う。
 売店脇のベンチに座って,「きけうや」で作ってもらった弁当を開く。如何にも手作り弁当という感じがして,食欲をそそる。何の葉っぱか分からないが,大きな葉っぱにくるまれたオニギリが美味しい。二つのオニギリの脇に沢山の具が並んでいる。こんなことを書くと,さもしい感じがするかもしれないが,私が山歩きで食べた弁道の中では最高のように思える。
 私達が弁当を食べている間に,潮が引くように沢山の観光客が居なくなる。どうやら観光バスで来ていた観光客が出発したらしい。
 
               <「きけうや」の弁当:充実した内容である>

                               (つづく)



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