goo blog サービス終了のお知らせ 

中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

閑話休題:やっぱり年齢には勝てない! 第1話

2008年03月20日 09時52分10秒 | 閑話休題:日々雑感
        閑話休題:やっぱり年齢には勝てない!
          第1話:靴の重要さを認識しよう

2008年3月19日(水)

<足の裏とアキレス腱が痛い>

■これまで何ともなかったのに

 3月15日(土)から17日(月)まで,小田急トラベル主催の東海道五十三次宿場巡りに参加した。3日間でJR掛川駅から,旧東海道に沿って,JR掛川まで,延62.7キロメートルを踏破した(詳細は別途ブログに掲載)。
 何時もの山旅とは違い,ほぼ全行程が舗装道路である。硬い路面の舗装道路を長時間歩き続けると,平素,登山では経験したことのないトラブルが発生することを体験した。その経緯は,これから述べる通りである。
 平素,登山ばかりしている私は,平地を歩くことを,極めて軽く考えていたようである。前回の東海道五十三次のときも,そうだったように,平地歩きを軽視した私は,1足数100円で買える安い靴を履いて,参加してきた。これまでは,1回の宿場巡りは1日で済んでいたので,安い靴でもさして問題は起きなかったが,前回からのように連続して3日間主続けるようになってから,事情が一変した。
 前触れは前回の3日連続の宿場巡りでもあった。初日はどうということはなかった。ところが2日目になると,足の裏の親指の付け根の直ぐうしろ(この部位を何というのか分からない)が痛くなり始める。午後の終盤に差し掛かると,痛みはますますひどくなる。やっと,宿泊予定のホテルに辿り着く。
 ホテルの部屋に入ってから,履いていた靴の中を確かめると,足が痛くなった部分の靴底が,直径2センチばかり,ボッコリと凹んでいる。この凹んだ部分の縁に足の裏が当たって,痛くなったことが分かった。
 私は直ぐに,ホテル近くの商店街に出て,靴屋を探す。そして,安物の新しい靴を購入した。翌,3日目は新しい靴を履いて,何とか急場をしのいだ。

■一応,靴は変えたが・・・
 前回の靴騒動で懲りた私は,今回の連続3日間の旅では,ビブラム底のハイキングシューズを履いて参加した。
 最初の1日目は,全く問題はなかった。
 次いで,2日目の午後になると,今度は両足の踵が痛くなり始める。丁度,踵のアカギレが歩く度に,パクパクと口を開けるような痛さを感じるようになる。それと同時に,左足のアキレス腱周辺に鈍痛が出始める。両方の痛みとも,2日目の歩行を終えて,ホテルの部屋で休息を取っている内に,いつの間にか治ってしまう。
 翌,3日目,午前中は,特に問題もなく歩き続けるが,午後から再びアカギレのような痛みと,アキレス腱周辺の鈍痛が始まる。
 それでも,何とか歩き切って,夕方の新幹線で帰宅した。
 帰宅してから,ユックリと風呂に浸かりながら,両足の状況をチェックする。その頃になると,踵の痛みもいつの間にか消えている。しかし,アキレス腱周辺が痛んだ踵は,痛みは消えているものの,明らかに骨が突起して,腫れている。

<病院に駆け込む>

■総合病院で受診

 翌朝(18日),左足の痛みは全く感じないものの,突起は依然そのまま残っている。右足と比較すると,明らかに左足の踵は変形している。私は何か危険な病気に冒されているのではないかと心配になって,近所の総合病院を訪れる。
 一体,何という診療科目で診て貰った良いのか分からない私は,病院の受付けで,事務の方に,色々と教えて貰いながら,整形外科で診て貰うことになった。
 病院はそれほど混雑していなかった。15分ほど待っていると,担当の医師に呼び出される。中年の医師が,
 「どうされましたか・・・?」
と私に質問する。
 「(じつはカクカク,シカジカで)左足の踵が腫れて,アキレス腱の付け根が痛むんです・・」
と,これまでの経緯を説明する。
 「なるほど,ちょっと骨が出っ張っていますね・・・レントゲンを撮ってみましょう・・・」

■まずはレントゲン
 看護士の案内でレントゲン室に向かう。レントゲン技師が,
 「では,この台の上に寝てください。足を出来るだけ曲げて,左に倒してください・・」
と言いながら,私の左足先を外に90度ほど曲げる。
 「良く曲がりますね・・・柔らかいですね・・・はい,そのまま動かないで・・・」
 足の向きを変えて,数枚のレントゲン写真を撮る。

■診断結果は?
 10分ほど待たされて,再び医師に呼ばれる。医師は,レントゲン写真を見ながら,
 「どうやら,足を良く使っているようですね・・・アキレス腱の付け根の骨が大きくなっていますよ。それにアキレス腱の中に少し黒くなっているところがあるでしょう。無理な状態で歩いたので,ここが疲れ,痛むんですよ・・・」
 「実は登山を趣味にしていまして・・・歩きすぎですか」
 「登山ですか! 良いですね。私も山に登りますよ。別に山に登っても構いませんが,ピッタリと足に合った靴を履かないと,今回と同様な痛みが出ますよ。別に治療する必要はありません・・・」
 「そうですか。良かった! これから靴には気を付けます」
 「何か薬でも出しておきましょうか」
 「特に痛む訳でもないので・・・どうしようかな・・・」
と私は独り言のように言う。
 「じゃあ・・・湿布薬でも出しておきましょう。もし,痛くなったら湿布してください」

■今後は気を付けよう
 硬いアスファルトの道を長時間歩くときは,クッションが良く利いて,足の裏に負担が掛からない靴,つまりウオーキング専用か,あるいはランニング用の靴を,手に入れようかと考え始めている。
 今回,履いていた靴は,登山用品専門店で購入した低山用のハイキングシューズだった。ビブラム底のきちんとした靴である。とはいえ,アスファルト道歩き用の靴ではないので,靴底のクッションは硬かった。これが,足の裏周辺が妙に疲労した原因だったようである。次回からは,もっと注意して靴を選ぼうと決心する。
 それにしても,街歩きなどと言って,馬鹿にしていた自分自身の不注意さが,情けなくなる。
 それにしても,医者から登山禁止を宣告されなくて,本当に良かった。ホッとしている。
 街歩きを,「軽いウオーキングと侮るなかれ」。
 このブログへ訪問して頂いた諸氏にも,注意を喚起する次第である。
                              (つづく)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。