中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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雪の眺望が素晴らしい塔ノ岳(2)

2007年01月24日 11時29分56秒 | 丹沢の山旅
          雪の眺望が素晴らしい
         丹沢:塔ノ岳(大倉尾根)(2)
            (単独山行)
         2007年1月23日(火)

(つづき)
 10時08分に塔ノ岳山頂に到着する。
 例によって尊仏山荘に立ち寄る。また,例によって300円也のお茶を所望する。まだ,昼食には早いが,持参した昼食を摂る。山荘には,カメラマンをはじめ3人の常連が屯している。
 「・・・昨日は,20センチばかり雪があったよ・・・今日は半分になっちゃった・・」
と小屋番が話す。
 外を見ると,富士山に雲が掛かり始めている。私が,
 「残念! また富士山に雲が掛かり始めちゃった・・・」
と独り言のような愚痴を言う。
 すると,カメラマンが,
 「雲の掛からない富士山も良いけれど,それでは富士山があるというだけで,一寸物足りないですよ・・・」
と尤もな意見を言う。

     <塔ノ岳山頂からの丹沢山塊と富士山>

       <積雪10センチの塔ノ岳山頂>
 雑談をしていると,常連の中年女性が山荘に入ってくる。通称,「ネコおばさん」である。
 小屋番がネコを呼ぶ。すると2階に居たネコが,いそいそと降りてくる。言わずと知れたネコの「ミー君」である。床をスタスタと歩いてから,ネコおばさんの座っているテーブルの上に「ぴょん」と上る。ミー君の仕草が余りに可愛いので,何枚かの写真を撮る。

     <ネコおばさんに近寄るミー君>
 いつもより長居をした私は,12時40分に下山を開始する。念のため,持参した4本爪の軽アイゼンを着用する。しかし,気温が高いためか,登りの時に較べると,ほんの暫くの間に,随分と雪が溶けている。アイゼンが返って煩わしいので,花立山荘で小休止してアイゼンを外す。
 「山頂は雪ですか・・?」
と居合わせた中年男性の登山客に聞かれる。来年,海外の山へ行くので,その準備のために山歩きを始めたという。どこの山へ行くのか伺ったところ,ミルフォードサウンドだという。この答えを伺って,私は違和感があったが,何も言わなかった。
 花立山荘から下は,融雪でドロドロである。滑りやすいので注意をしながら下り続ける。
 駒止茶屋の屋根からは,溶けた水滴が「ポツ,,,ポツ,,,」とリズミカルな音を響かせている。
 登りの時はスケートリンクのように凍結していた水たまりは泥んこになっている。グシャグシャの道を辿って,12時46分に大倉バス停に到着する。
 トイレ前の水道で,泥靴をタワシで擦る。ズボンの裾も,跳ね上げた泥で汚れている。序でにズボンの裾の泥もタワシで洗い流す。
 やれやれ・・・一体私は,なんでこんなに頻繁に塔ノ岳を訪れるのだろうか?

[山行記録]

■ラップタイム

 7:38  バス停大倉歩き出し
  ↓
 7:54  観音茶屋
  ↓
 8:08  見晴茶屋
  ↓   ※残雪が増え始める
 8:37  駒止茶屋
  ↓   ※凍結に悩まされる
 8:55  堀山の家
  ↓
 9:37  花立山荘
  ↓   ※雪山になる
10:08  塔ノ岳山頂着
10:40   〃   発
  ↓
11:08  花立山荘着
11:10   〃  発
  ↓   ※融雪と泥道
12:46  バス停大倉着

■登攀高度   1201m
■登攀所要時間 2時間30分
 登攀速度    480.4m/h
■下降所要時間 2時間06分
 下降速度    597.5m/h
※残雪と泥濘に悩まされたとはいえ,平凡な記録であった。
                              (おわり)


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