半世紀を彷徨う

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誰が掃除するの?美しい桜が散った時

2018-03-29 18:42:55 | 日記
桜はきれいに咲いた。
おれもこの歳になるとあと20回程度しか見れないのかと思うとため息が出たりする。
会社の桜は咲いてから満開になるまでが早かった。

しかも毎年花を強制的に散らす雨も降らないときた。
そして満開になった午後いきなり散り始めた。そりゃもう大量に。
毎年散った花びらをおばちゃんたちが掃除している。
箒で掃いたそばから散って落ちる花びら。

「咲くときれいだけど掃除は本当に大変ですね。」
そう話しかけると半ば諦めたような口調で「でも掃除しないとね。」
咲いている花を掃除機で吸いたいくらいだそうだ。
花が落ちた後の芯がベタベタして大変だよね。

そんなことをいつも近くで見ているので、満開の桜を見ても素直に喜べなくなってきた。
桜ってこんなに白かったっけ?
天気が良く暑いくらいの日差しが余計に白く見せるのかも知れない。

最近は仲間内でも花見をしなくなったな。
毎年必ずきれいに咲くから当たり前に感じてしまうのかも。
こうして感動が少なくなってくると、1年経つのがどんどんスピードアップしていく。

素直に桜の美しさを楽しめない自分にがっかりだ。