ご無沙汰です

１０日ぶりにPCを触りました・・・
みなさん、ご心配おかけしてます。
私もわんこも、みんな元気です。
ただ、毎日やることがいっぱいで、実家に
こもりっきりで、うちにもどったのは
数回着替えを取りに寄るくらいで、今日がいつなのか
何日たったのか、わからない毎日だったな。
昨夜、自分の布団でやっとゆっくり眠れました。

人の命はわからないものですね。
私の母が１３日夜、突然倒れて、帰らぬ人に・・・
その日も元気に一日働いて、お風呂に入ろうとズボンを
脱ぎ掛けたまま・・・救急車より先に駆けつけた私。
自分の母に心臓マッサージをするなんて日があったんですね。
みるみる血の気の引いていく顔色、青黒く変色する末端神経。
元気すぎる母が、死ぬなんてありえないから、ひとり冷静に
救急車に付き添うあたし。
搬送先の病院では、それ以上の処置は何も出来ずに死亡診断書を
もらいに寄ったようなもの。CT画像は真っ白に血で染まった脳内。
５６歳、クモ膜下出血。


人が死んだら、悲しんでいる暇もなく葬儀の準備を進めなくては
いけないのね。古くお付き合いのある葬儀屋さんなので、安心して
お任せできたけど、初めての経験にとまどいばかりで、時間に
終われ、いろんなことを同時に進めて、準備をするのね。やはり・・・
気持ちの整理なんて考えてもいれないんだけど、納棺、出棺、
葬儀に火葬と・・・一日ずつ儀式を進めることにも意味があり、
流れるままに落ち着いていくように、自然に流れていくものだな、
と、実感。葬儀で沢山の方に触れることで、話すことで、
慰めあったり、支えあったり、甘えられたり、お互い穏やかな
心を作る空間が出来たりするものなのですね。

今も毎日、母に手を合わせて下さる方が、涙ながらに訪ねて
下さいます。そんな対応に追われて一日があっという間に
過ぎるのですが、こんな機会でもなかったら、じっくり
こんなお話に広がるはずのない方々にお会いできて、
心に触れることができて、有り難いばかりです。
これも母に与えられた、学びのひとつ、なのでしょう。
そして、今の私にこの大きな葬儀のお役目を果たさせて頂けたことにも
感謝しましょう。

そして、この１０日間この私の学びのために、沢山の方にも
ご迷惑をお掛けしています。
私の仕事のほうもそっちのけで、みんなに甘えさせていただき、
ご理解いただき、本当に有難うございます。
こんな場でお礼できることではないのですが、
取り急ぎお礼を言わせてください。

今もまだ、現実にはよく理解できないけれど、
母がちょっと買い物に出かけていないような、
そんな空間です。
まさか、あの元気すぎて、うるさいくらいの母が、
いなくなるなんてね。信じられないよね。
最近の日課の楽しみは、登下校の小学生に
声を掛けることだったようで・・・朝七時半から、
家の前で見送っていたようです。
それから家事に、家業に、花の世話から、５人の
孫の心配まで。私にはとてもすべては変われないほどの
世話好きなひとでした。

残された父と、家業をこれからも支えていかなくては
いけないので、与えられた今を生きるために今週から
またいつも以上に頑張りますので
みなさん、どうぞよろしくお願いします。