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空風

詩&小説や日常生活を書いたりしています。
只今短詩に挑戦中。
目標:一日一更新。

安定―雑詩

2009年04月19日 20時01分58秒 | 
(雑詩)



貴方が笑う訳を私はまだ理解できない

理解できるはずがないと貴方はまた笑う

「哂われて」いるようで、ゾッとした

気がついたら貴方の笑みが消えていたから

私はとてもホッとした



貴方がいるなら私は何処までも「暴ける」

貴方はそれに賛成した

殻を壊す時を待っていたかのように

貴方は笑う

笑う

(「哂う」でも、いいと思った)


貴方は心を

私は体を

欠点だらけの「この子」はとっても「痛い子」

だから貴方と私は存在出来た

それがとても幸せなのです


「あの子」と「貴方」と「私」は「可哀想な子」

誰よりも憐れで可笑しな子だから

「あの子」と「貴方」と「私」は「幸せなひと」



相変わらずの狂い加減だ、と貴方は笑った

お互い様だと私も笑えた


(いまならしねるかも、いや、やっぱりしにたくない)


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「君」と「彼」と「俺」は誰にも暴けない人間なのです

おやすみのこに

2009年04月12日 21時43分25秒 | 

昨日と今日と明日の区切りをつけた人間はどんな人なのか
1コンマの違いで世界が違うように感じて
僕はそんなことを口に出していた
君は区切りをつけた人を悪く言うけど
こちらとしては、とても有り難い
どうして、と尋ねる君の隣ていつも通り僕は笑った

(1日区切ってくれるだけで成長したように思えるから)
(強いつよい君には、秘密)

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※BGM:初音ミク「Little Traveler」
そんでは寝ます。明日は学校に週刊ジャンp

・・・お休みれす

バグ-詩

2009年04月07日 14時36分45秒 | 


まだ太陽も沈みきっていないというのに
あの子は隈のできた瞳を細め小さな手でこする
悪い人だ、まだ始まってもいないというのに
柔らかい頬をぺちぺちと叩いてあげると
恨めしそうにこちらを睨む顔があった

まだ何も始まっていない
これから動き出す事にわくわくして笑みがこぼれ
一歩、手を引き前に出れば
よろける小さな体に思考

眠る前に、楽しみたい
君に秘密を教えてあげたい
僕にこの街にこの星にこの世界の
シッテハナラヌ、コト
少し抜けてて、でもしっかりと前を見る君に
晒して、出来れば笑ってほしいんだ


(例えばこの世界が君の見る壮大な悪夢って事実とか)

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僕ね、この世界を丸ごと全部食べたいの。駄目?

P.S.スランプがとまんねえ!
明日入学式です。さよなら春休み・・・

相容れぬ2人(詩)

2009年04月05日 10時35分44秒 | 



狂気に近い、何か
それを握りしめて君は何処へ往こうというのか?


夢におぼれて自我を崩壊させれば良かったものを
貴方はそう言ってニヤリと牙を見せた


狂ってしまった可哀想な君には
僕が穴が開くほど見ていてあげます


可笑しいのは貴方の方なのに。
それすらもわからない人に私は心の中でほくそ笑んだ


真実から目をそらして君は「楽園」へ向かうと言う
呆れて笑えもしない、「楽園」などどこにもないというのに


私を貴方という鳥籠に閉じ込めようとしているのね
嘲笑いたい所だけど、私にはそんな暇がないの


全てを「正義」だと決めつけて、君という化物は本当に


全てを「悪」だと決めつけてしまう貴方という人を


(愚かだよ、シニタイノ?)


(貴方という細胞まで、コロシテアゲル)



二人は土となりましたとさ、メデタシメデタシ

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アイウチという結末は誰もが予想できた

P.S.見ての通りです。スランプです。

BGM:「Seeker(初音ミク)」

四月のお馬鹿さん(詩*銃)

2009年04月01日 11時56分19秒 | 
(銃シリーズ*AとF)



「聞いて、私結婚してここから離れるのー」
「それはおめでとう」
「え?」
「おめでとう、て言ってるの」
「え?」
「どうしたの?」
「・・・なんでおめでとうなの?」
「結婚することもここから離れることもいつかある事だからだよ」
「・・・えー・・・?」

「酷いぃいいいい・・・・」
「四月馬鹿」
「え?」
「それを実行したんでしょ?」
「知ってたの?」
「だから君は四月馬鹿」
「え?」
「反応した君は名誉ある四月馬鹿に認定されたんだよ」

「よかったあああ」
「?」
「嘘かあ、よかったー」
「何処行くの?」
「他の子にも行ってくるのー」
「・・・いってらっしゃい」



『結婚することもここから離れることもいつかある事だからだよ』
彼女はその嘘に気付かなかったのか、知らんぷりをしたのか

(多分、前者)

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四月馬鹿な女の子と馬鹿になれない男の子


P.S.エイプリルフール、ということで。

うちも「休止いたします」とかやろうかと思ったんですけれども

「一生現れるな」というコメントが来そうなのでやめておきました


意地でも閉鎖は致しませんぞ^^

笑う 泣く(詩)

2009年03月31日 12時48分23秒 | 
(詩物語風?)


貴方のその馬鹿にしたような態度が気に入らないんだ

ある日ある時突然そんなことを云う私と

鼻で笑って見下す貴方

日常風景、いつしかこの一面を私はそう認識していた

貴方は(馬鹿にしたように)笑う

私は(酷いと何度も言いながら)泣く

貴方は私の手を引っ張って顔と顔を近づける

睫毛と睫毛がぶつかるのではと思うほどの距離まで近づいた私たち

呆けている私に向かって口を吊り上がらせながら

貴方は(やっぱりお前は馬鹿だと)笑う

私は(貴方にだけは言われたくないわと)泣く

日常風景、そうこの会話を私は言う

貴方はどういうか知らないけど私はそう言うの

いつの日か忘れた日にそんなこと言って

お決まりのような態度、笑いをする貴方と

お決まりのように睨んでまた泣きじゃくる私

これを日常風景とは言わないと知ったのはたしか随分前だった

遠くへ行くのと言ってそのままその地を去った私と

何も言わず(言ったのかもしれないけど私の耳には届かず)立ちぼうける貴方と

いつしか私には「素敵な人」というものが出来て

いつしか私はその「素敵な人」とその子供を連れて歩く

幸せそうに笑いながら私はある通りをなんともなく進んだ

その通りの奥には昔々に私を嘲笑った人

寂れた服とやつれた体はとてもお似合いで私は何も言わず通り過ぎる

私の肩手を握りしめる子供は私の横にぴったりとくっつき笑いながら言う

あの人まだいるよ、この前もあそこで座っていたんだよ

何で*なないのかなあと、無邪気な(ある種の悪意の籠った)笑い

人間はそう簡単に*なないのよと釣られて私も笑う

笑う子供釣られて笑う私笑う「素敵な人」私たちは素敵な家族

ある時貴方は身を起こして私を見つめると口を開けて

可笑しくなったもんだと言った(そう、確かにあなたは言った)

私は笑う、貴方の方が可笑しくて狂気じみてるわと

よく見ると貴方は涙を流していて

貴方も涙なんて流せるのね、と私は笑った

そしたら貴方は泣きながら口を開いて


お前に(無理して貶すような)笑みは似合わないと笑う


その言葉に私の目から大量の涙がこぼれた

・・・私も貴方の(無理して出した)泣き顔なんて似合わないと思うのよ




(狂気じみた家族の仲間入りを果たし笑うことを強制された少女とそのオトモダチのおはなし)

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P.S.たまにこんな狂気じみた、頓珍漢なお話が書きたくなります。

これは随分前に書いた話にさっき色々足したものなんですけど

正直言って何を伝えたかったのか自分でもわかりません。

そんなお話はここでは何十個もあります。


そんなお話があったらとりあえず

その子がそんな生き方をしたんだなとか深く考えないことです。

(眼だけで楽しむお話もいいと思うのですよ。あれ、何書いてんだ月空さん)

太陽の子(詩)

2009年03月17日 11時44分02秒 | 



何で皆そんなに落ち込んでいるのかな?
私にはよくわからないや
昨日失敗したから?
今日の恰好が決まってない?
明日が心配?
やっぱりよく分かんない
昨日は昨日だし
今日は今日だし
明日は明日だもの
何で悩む必要があるのか
私にはちんぷんかんぷん
凄くポジティブ思考だね、って言うけど
私には何で皆そんなに後ろ向きなのかが不思議だよ

ほら、私の手をとって!
向こうに柔らかそうな草原があるよ
今日はとっても天気がいいね
今のお日さまの光、私は大好き
寝っ転がるのも楽しいけど
やっぱり裸足で駆け巡るのが気持ちいいよ
あなたは、どう?

昨日は昨日
今日は今日
明日は明日
今を満喫しなきゃ
あなたと今を
今をあなたと
素敵なことだと思わない?



(あ、お月さまが見えた!)

太陽の子(ポジティブシンキングなのは生まれつき)


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少女といれる彼は幸せ者


P.S.ポジティブなのは素敵なことだと思います

だけどネガティブなのも素敵なことだと思うのです。

末路、少年の行く先―(銃)詩物語

2009年03月15日 14時09分18秒 | 
(銃シリーズ*詩物語*未来のDと依頼人)


「暇だわ。何か喋りなさい」
「珍しい。・・・何かありました?骨の埋まった場所で眠るのは怖いですか?」
「喋りなさい」
「・・・そうですね。私の、昔話でも」
「貴方の超現実的過去ね」
「嘘ではありませんよ。それでは・・・2つの恋話、なんてどうです?」
「現実とかけ離れた血生臭い場所でも呑気に駆け引きなんて出来るのね」
「性欲は三大欲求の一つですから」
「・・・どんな、お話なのかしら」
「そこらへんの陳腐な物語よりかは面白いかと」



「まずは、1つ。その2人は恋人関係で、同業者でもありました」
「・・・恋人が人*し、ねえ」
「その仲、絆はとても深く熱く、よく2人が共同で仕事場へ出かける姿を目撃しました」
「お熱い事で」
「どんな時も一緒だったかと」
「・・・それで、終わり?」
「何を。私はまだ盛り上がるところを言ってませんよ」
「そうね、貴方が面白いという話なんだから」
「よくわかっていらっしゃる」
「貴方の汚れた思考なんか見たくもわかりたくもないけれどね」
「・・・ある日の事、女の方が捕まったんです」
「治安部隊が?」
「いえ。前に彼らが*した者のお仲間だそうです」
「・・・そう」
「そこに男が、自分を代わりに捕まえろと言ったんです」
「・・・・・・」
「やめてと叫ぶ女。連中は面白いと、男と女を捕り代えました」
「・・・・・・・・・」
「男は連れていかれ、女はその場にうずくまり大声で泣きました・・・と。」
「・・・それで?」
「エンド」
「え?」
「終わりですよ。・・・男の行方は知らず。多分ずったずたに*されたかと」
「・・・もう、1人は」
「職場から離れました。それではもう1つの方でも、・・・?」
「・・・なに?」
「気分を害されたんですか?」
「なにも。続けなさい」



「・・・そちらは、相思相愛ではありましたが恋人同士ではありませんでした」
「相手に想いを打ち明けなかったから?」
「よくわかりましたね」
「わかるわよ。むしろ恋人同士になる方が可笑しいぐらいだわ」
「そうでしょうか」
「そうよ」
「・・・その2人は他の仲間達よりは仲は良かったのものの、想いは隅へ閉じ込めていました」
「・・・」
「ある日のこと、」
「*されたの?」
「よくおわかりで」
「流れ的に。・・・どちらが?」
「女の方です。これまた変わったやり方で」
「・・・・・・」
「体がぺったんこ」
「は?」
「文字通りです。肉とか骨とか、固体全てが液体と化していました」
「・・・・・・えき、たい」
「男の方は泣きませんでした。しかし・・・」
「・・・しかし?」
「光を失ったんです。眼の光がその瞬間、パッと・・・ね」
「エンド」
「はい?」
「終わり、でしょ」
「ええ・・・確か男も、間を開けて抜けましたよ」



「後味悪い話ばかりだわ」
「そうでしょうか」
「そうよ。愛する人がそんな消え方されたんだもの」
「・・・」
「・・・、なに?」
「嫉妬ですか」
「は?」
「彼等はどうあれ、想われあっていたのです」
「そうだけど、」
「ブザマだと思いました?」
「誰を?」
「自分を」
「・・・・・・」
「貴方はこれから裏切った男を*す為の旅をする。全てを捨てて」
「それが何」
「権利もプライドも金も地位も今まで共に生きてきた人も捨てた」
「それが、」
「滑稽だと思いました?」
「なんで、」
「お姫様が王子様を*しに行くなんて、とても、」
「貴方はブザマとも可笑しいとも滑稽とも思ってないんでしょ!」



「御名答」
「・・・」
「むしろ素敵だと思います」
「・・・・・・」
「どこの陳腐な話も憐れな昔話も全てかき消すような貴方が」
「・・・・・・・・・」
「好きですよ」
「化け物に好かれても嬉しくないわ」
「そうですか」
「むしろ不快」
「そうですね」
「・・・」
「貴方はそうでなくては、」
「・・・寝る」



(好いているのは本当ですよ?)
(貴方はとても素敵ですよ?)
(憎しみの炎を燃やすお姫様の姿はとてもとても、)



「*しがいがあります」
「聞こえてるわよ」
「それは失礼」



依頼内容:隣国の王子を*せ
報酬:依頼人の権利全て

煮るなり焼くなり突くなり斬るなり撃つなりお好きに、と。



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少年とお姫様、旅時途中


P.S.Dとお姫様のお話は銃シリーズ設定が浮かぶ前からありました

銃シリーズは書きがいあるんですが、詩とも小説とも呼べない作品になるのが欠点です・・・

短185

2009年03月12日 13時06分18秒 | 



貴方という人間はどこまでも甘い

そんな頭で生きていこうというのですか?

笑ってしまう、どこまでも可笑しい

この世界はそんな人間を搾取し成長するんですよ

少なくとも、そのお零れを貰えるぐらいの技術でもつけたらどうなんですか?



それで虚しくないの?と言われて思わず口を閉じた

(その眼と根性で行こうとは、滑稽な!)


(そしてそんな人間にひかれた僕はもっと滑稽で愚かで)

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どちらも愚かで正しいのなら、 何を選択するか?

P.S.「G/o/d/ /k/n/o/w/s」を聴いて