成人されたお嬢さまもいらっしゃるHさん。
初任給でお母さまに贈られたという記念の ”珊瑚の指輪”。
お安いものでないことは一目瞭然なのです。
なのですが、経緯のやり取りも曖昧になってしまったくらい、
忘れられかけた指輪だそうです。
今回こちらの思い出の珊瑚リングを
お嬢さまのお誕生日に合わせてリフォームを承りました。
14mmとヘビー級な面持ちの真紅の珊瑚。
珊瑚の階級に合わせて、ヘビー級のアームを持ってきてしまうと
お嬢さまの年齢では、まだまだヘビーなのかもです。
もちろんお好みと雰囲気もありますが…。
お好みを伺いまして、あまりボリュームはない方が良いのでは?となり、
少しアームの階級を落として、
珊瑚とアームの無差別級での組み合わせになりました。
そして、お母さまであるHさんの、
ピエス謹製 ”親指リング” と同じデザインのアームになりました!
こちら、糸を紡いだり織られたり…しなやかな Hさんのお手。
そして、お嬢さまのリングです。
華奢すぎずごつ過ぎず…
珊瑚の艶やか朱色と金色のタッグは裏切らないです。
つぶつぶには、
他のジュエリーから外したメレダイヤをセッティングさせて頂きました。
今のお嬢さまの年齢では、
ころんとした大珠珊瑚は、あえてのポップに楽しく映えるかと思います。
そして、10~20年後にはエレガントに効いてくるかと思います。
そしてそして、その10~20年後には、
気負いなく、装いの彩りとして手放せないリングになるのではないでしょうか。
おばあちゃまになっても、
お母さまとお祖母様の思い出と一緒に、ずーっとお使い頂けられるリング。
珊瑚に選ばれしお手!ただただ美しいぃぃぃ。
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