ピエスのジュエリーまわり

恵比寿南のジュエリーリフォームアトリエ&ショップ、『pièce ピエス』のあれやこれやです。

さんごはステキだ

2019-10-16 | pièceについて
 
 
数年前に、
「アクセサリーやジュエリーを整理するの!」
と、ご相談を受けて、
いまは使われないというジュエリー達の、”選別” のお手伝いをさせて頂きました。
 
付いていた石は全て取り外し、ルースとしておまとめしました。
 
今回リフォームされたのは、その中にありました、
亡くなられたお父さまの台湾旅行のお土産という、ブローチから外した珊瑚。
 
オレンジがかった赤色に、
柔らかスクエアカボッションで、性格良さそう。笑
ルースの状態でも十分愛でていられる佇まいです。
 
ご来店時に、
ちょうど、今澤さんがしていたリングの雰囲気をとても気に入って頂き、
そのイメージでお作りすることに!
 
余談ですが…
こういうのってとても大切にしたいと思います。
 
このアイデアや欲望がストーンと、落っこちてくる感じ。笑
 
「なんか足りないなぁ」「ちょっと違うなぁ」
 
と、感じていたことが、ふとしたきっかけで、
ぐんぐん霧が晴れていくすっきり爽快感。笑
 
一目惚れは、
対象のものがイニシアチブを取ってる感じがするので、
それとはちょっと違うのですが…
 
自分の不足していた部分に、スポンと入り込む感じ。
それには、日頃から、ちっちゃな疑問や不便さや不満を携えて、
思考してなきゃならないのですが、大事だと思います。
 
話が逸れましたが…
ご使用にならないジュエリーや、ルースも、
今はピンとこなくても、いつかピンと、ストーンと自然にハマる時があると思うので、
無理に手放したり、ましてや無理やりリフォームしなくても良いと思うのです。
 
ピンとこないまま、リフォームしても、
またピンとこないものがひとつ増えるだけで、ストレスです。
 
なんだか ”お片づけアドバイザー” 先生のようになってしまいました。笑
 
 
 
そして、お仕上がりです♪
 
 
 
ルースとして外していたダイヤモンドと組み合わせ。
 
滑らかな流線が美しく心地良いリングになりました。
 
珊瑚の赤って、不思議ですね。
マットなはずなのに、透明感を湛え、そのくせ奥行きもある。
 
珊瑚や真珠、象牙や鼈甲の有機質宝石ならではの美しさ。
 
この有機質宝石と呼ばれるものたちは、
お洋服との相性も良いので、特に好きです。
 
 
 
 
 
 
 
とってもお似合いです♪
 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 40年前のおみやげルースをふ... | トップ | ガーネットでフォークリング »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿