ピエスのジュエリーまわり

恵比寿南のジュエリーリフォームアトリエ&ショップ、『pièce ピエス』のあれやこれやです。

ジュエリーって良いものです

2020-04-28 | Order&Reform -Others-
いつも楽しくオーダーを頂いているKさんからの、
親子三代リフォームのご紹介です。
 
 


左上から時計回りに…
Kさんご自身のマリッジリング。
ご自身のハーフエタニティリング。
学生の頃、おばあさまから贈られたダイヤのネックレス。
そして、お母さまの外国で買われたバロックパールのリング。
 
アイテムも素材もバラバラの4点です。
 
ですが、明確なイメージをお持ちのKさん。
具体的な仕様のご提案や、アレンジのお手伝いをさせて頂きました。
 
 
 
 
 
まずは、バロックパール。
 


リングのままでは使いにくい、ということで、ペンダントトップへ。

バチカンなどの金具を、いちから制作してしまうと、お値段も上がってしまうのと、
そんなに拘らないということだったので、
既製品のバチカン&金具を使用させて頂きました。

ですが、Kさんのひとひねり。
パールの "えくぼ"  の部分にダイヤを埋め込んで、ポイントに、と。名案です!
 
 
 
 
おばあさまからのダイヤネックレスから1ピースを使用。
石座は、地金を溶解して作った丸球に芯を立てて、
筋彫り風テクスチャをつけました。
 
これで、バチカンの既製モノ感は払拭されました!やった!
 
 
 
 
 
そして、ご自身のマリッジリング。
たっぷりした18金の幅広甲丸リングです。
 
 
 
 
 
 
こちらに、おばあさまからのネックレスのダイヤをセッティング。
 
リングのサイズのわりに、ダイヤが大きめだったので、
全体に入れてしまうと刻印も消えてしまうかもです…と申し上げると、
Kさんは「消えても大丈夫です」と、即答。
 
ですが、お隣にいらしたクール美人のお嬢さまが
「それはダメ!」と即却下されたのが、猛烈に好感が持てました!
ご家族仲良しで、ご両親をお好きなんだなぁ、と。
 
 
ということで、刻印が消えないバランスでの、ハーフエタニティリングへ。
 
 
 
 
 
ランダムに散らされたダイヤたちが、
リズミカルで楽し気で、朗らかなKさんにぴったりのリングになりました。
 
 
 
 
 
 
そして、プラチナのハーフエタニティリング。
 
 
 
 
 
 
こちらを おじょうさまの "ツブツブリング" へ。

こちらは、Kさんもすでにお作り下さっていて、
ご家族の中で「ポン・デ・リング」と呼んで頂いているそうです♪
 
こういうのって嬉しいです。
 
 
 
 
 
おじょうさまのツブツブリング。
 
サイズをお測りする際、
どちらの指にされるか伺ったところ…
 
「親指」と即答され、
 
全く違う角度からの返球に、
同席した大人3人、椅子から転げ落ちるほどびっくりしました!(笑)
 
親指!!!
感度の高い柔らかいご意見。
 
ツブツブリングは、球体が連なる完全なエタニティリングです。
そして、その形状をフルに活かせるのは、
一番視認しやすい"親指" なのかもしれません。
 
芯を捉えてます。
 
そういえば、私ってコンテンポラリージュエリー専攻していたなぁ、
とぼんやり思い出したり。
 
思えば遠くへきたもんだぁぁぁ…♪
 
 
 
 
 
お願いして着画を送って頂きました!
 
親指使用、ものすごくかわいいです。真似したい…
 
 
 
 
 
 
 



おばあさまから贈られたネックレスも含めて、
親子4代のジュエリーたちです。
 
 
そして…
時々「親指」と伺った時の、大人3人の驚愕する姿を思い出しては、
可笑しくって笑ってしまいます。

いろんなお話が伺えて…たくさんの気付きもあって…
ジュエリーって本当に素晴らしいものですね。

昭和な言葉しか浮かばない川畑でした。
 
コメント
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