デイリースポーツより。
「 甲斐よしひろ(56)率いる甲斐バンドが21日、都内で会見し、5度目となる再結成&35周年記念ツアーの開催を発表した。
昨秋から『解散ライブ』と銘打った22年ぶりの全国ツアーを展開し、2月7日には日本武道館で感動のラストライブ。わずか5カ月での“スピード再結成”になった。
さすがに気まずかったのか、甲斐は「謝罪会見になるかもと思った。今後はお祝い事のたびに集まればいいし、もう解散とかそういうのはいいかな」と苦笑い。当初、ソロツアーのメンバーを探しており「昨年からの充実したライブを思い出し、節目にもう一度、バンドで集まろう」と甲斐の誕生日となる4月7日に3人で話し合い、再結成を決めたという。
10月21日には5年ぶりのオリジナル・アルバムも発売する。」
で、発表された
ツアースケジュール。
10月24日にはじまって、翌年の2月11日まで続くそうです。さすがに今回は、"聖地"武道館にもフラれちゃったかな。
ええと…
多分、こうなるともう、「常識」とか「良識」とかでもって突っ込んでも野暮なんだろうな。
やっぱりあのバンドは、1986年6月27日に終わったんだと考えるのが正しいんだろう。
追記
世間的には賛否両論というよりも、「賛否=1:4論」くらいの今回の再々々々結成(あってる?)ツアー、
田中一郎氏のブログにて、御本人の思いが綴られている。
できうる限り客観的に読んだ。
大森さんをダシにした言い訳と解釈されても仕方ないような記述もあるし、全文を読んでも、納得できる説明とはお世辞にも言えないと思う。少なくとも、「これが最後」を売りにしたツアーが終わった余韻の冷めやらぬうちに、また活動をすることについて、筋の通った記述のある文章とは言えない(それを言ったら23年前に既に「完結します」と言っていたのだが)。
ところがブログに寄せられたコメントを見る限り、今の甲斐バンドのファンの方々にとっては、どうやら概ね歓迎されているようで、なんとも言えない気分になってしまった。
まあ、ファンの方々が喜んでいらっしゃるのなら、別にいいのかもしれない。ともかく、ライブ会場に出向いて拳振り上げることをいい歳こいて未だに「参戦」などと恥ずかしげも無く言える方々に対して、ライブに足を運ぶわけでもない人間がガタガタ言うのはやはり野暮なことなのだ。彼らにとっては、あれはあれでアーティストとファンとの幸せな関係なのだろう(違うと思うけど)。
けれども、今の甲斐バンドと甲斐よしひろのやっている仕事は、一般の人が興味を持つに値しない「屑」だと思う。
少なくともヴォーカルの人はもうちょっときちんと声を出すべきだし、周囲のメンバーやスタッフも、それについてはプロとしてきっちり駄目出ししないといけないでしょう。このバンド以外のそれぞれの活動におけるスキルやレベルまで疑われかねないよ。
それと、今後、もしもまた再々々々々結成とかやるにしても、いちいち呼ばれて記事にしなくちゃいけない記者の人たちにも迷惑だろうから、記者会見など行わずに、ファンクラブの会報だけに発表した方がいいんじゃないかな。下手に世間に公表して批判されるくらいなら、喜んでくれる人達だけに向けてやってればいいと思う。いずれにしろ世間的にはもう大して影響力無いんだから。