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dele dele2

2018-10-28 13:26:21 | 
ドラマがすっごく好みだったので本も読んでみました。原作と思って読んだら、ストーリーが殆ど被らないのでドラマサイトを覗いたところ、ドラマありきの物語だったことを知りました。山田くんと菅田くんの配役がこのドラマの魅力の一つなのですが、当て書きとのこと。なる程、はまっているわけです。
で、原案と1、5、最終話の脚本を手掛けた著者自らによるオリジナル小説がこれというわけです。
最終話は小説の方が圭の心情が解るのですが、モヤッとする点もいくつかあるので、解りやすくスッキリまとめたテレビ版の方が好きです。でも脳内では両方のイイとこ取りしちゃうな。

まだドラマ化されてないネタが約1.5冊分あるので、これは続編作らない手はないですよね!?原作にはない圭の元カノ登場や、最終話の設定が変わったのもその為の気がしてきます。
期待しちゃうな。



 「dele」「dele2」本多孝好




大家さんと僕

2018-10-22 05:09:21 | 
マミーからお借りしました。

クスッと笑えてホッコリするマンガです。でもそれだけでなく、一人暮らしとか、発展途上の仕事とか、何か滲み出てくる侘しさがあるからこんなに受けてるのかなぁ。
大家さんの大真面目な意見や感想がツッコミになってるところと、絶妙な間がイイです。余白ページの大家さん語録も和めます。大家さんの魅力が余すところなく描かれてるってか、矢部さんどんだけ大家さんのこと好きなんでしょって感じでした。



 「大家さんと僕」矢部太郎



殺人鬼にまつわる備忘録

2018-10-17 02:46:39 | 
あらすじで「失われた過去と未来の犯罪」の世界かと思ったのですが、こちらは外傷性の記憶障害でした。
なので主人公以外の人は障害を持ちません。主人公にとってはかなり不利な状況だな。ノートに書かれた情報を頼りに思考も行動も反復しながら敵と戦うので、次の展開が気になり一気に読んじゃいました。

事件の解決は、スッキリはしないもののこんなもんかなって感じ。それよりスッキリしないのはおじさん、協力者なのか利用されてるのか。そしてもっとスッキリはしないのは黄色い歯の女、誰!?

って思っていたら解説に、この人達が登場する短編があるとありました。気になるのでそっちを読んでみることにします。



 「殺人鬼にまつわる備忘録」小林泰三



MOE 2018年10月号

2018-09-22 10:12:03 | 
今月号の MOE が大好きな酒井さん特集だったので買ってみました。

          

クリアファイルとミニ絵本の付録が豪華です。

酒井さんの思い出の本のひとつとして「ふたりのイーダ」が上がっていて、倉石隆氏が浮かびなんとなくなるほどと思ったのですが・・・

          
          実家にある「ふたりのイーダ」の挿絵

載っていた本は違う版で、挿絵も違う方でした。
描かれている人や動物は可愛いのに全体から漂うダークな雰囲気や、その雰囲気を作り出す銅版画のような画法に同じ匂いを感じたのですが。

GWに酒井さんの原画も展示されたMOE展があったのですね。行きたかったな。巡回しているようなので、再度首都圏に来ることを祈ります。

嵐が丘

2018-08-31 02:49:20 | 
子供の頃から何度となく読み返している本の一つです。
今回は母の蔵書ではなく、新訳を読んでみました。今世紀に入って何冊が新訳が出ていたので気になっていたのです。どれにするかは書評を見て、読みやすくキレイにまとめているより原作の皮肉や荒々しさを感じるとされる物を選んでみました。

今回とても気になったのは、ネリーです。こんなに嫌なやつでしたっけ?誰に対しても意地悪く不誠実。みんなの理解者ではなく、災いの種をまき散らすタイプでした。訳の違いで目立ったのでしょうか?それとも今まではスルーしてしまっていただけ?
実家のをもう一度読んでみなくては。



 「嵐が丘」エミリ・ブロンテ