野菜チキンバーガーを食べました。
・・・・・・不味かったです。
ソース?ドレッシング? とにかくかかってるオレンジ色のやつがまずい! 何あの微妙な味。
他はいいのにあれで台無しになってる。もったいない。
ヨーグルトシェイクは美味しかったです。
本日、特に意味の無いオリジナル。
おなかがすくと作る変なオリジナル料理。
私薄味でも平気なので、かなり適当に作るんですが。
他の人には散々味がしないとか言われます。
なので自分用ではないものは人に味見をしてもらう。
正直、食えたらいい!な人なので、味がわからないんだよ。
でも流石に食べられないものは作らないよ!
オリジナル。
葉月と一緒の世界にいる人の話。
神楽、男。正体は烏の化け物。
そういえば初めて出す奴。
でもかなり昔からいるオリキャラ。
・・・うん、痛いなぁ。
鈍色漆黒空の影
かつん。
神楽は踵を鳴らした。
アスファルトの暗い色の上に波紋が広がって、落ちる。
夜の街だ。
街頭は明るいが、暗い。
落ちる沈黙がやけに耳障り。
遠くで鳴るのは電車の音だろうか?
工場関係の建物ばかりが並ぶ一角は住宅から離れている所為で、夜ともなれば人気も途絶える。
長い黒髪に黒いコート。優男風の見掛けは女性の視線を集めるだろう。
よく日に焼けているのかやや色の濃い肌を爪が掻く。
視線を感じた。
面倒だ、と神楽は息を吐く。
彼のような生き物には敵が多い。
例え――無用な諍いを避けて人の群の中で大人しく過ごしていたとしても。
放っておいてくれない、むやみやたらに正義感の強いお節介な人間は常にどんな時代にも一定数いる。それが数十年の生に渡り学んだこと。
面倒だなぁと、もう一度。
本当に、放っておいてくれればそれでいいのに。
視線の主を誘い出すためとはいえわざわざ苦手な夜に出歩く自分も大概酔狂だと思いながら。
ばさり。
翼を広げる。
黒が夜に溶け込んだ。
代わりに来ていたコートが消えた。
とん、と。
つま先で地を蹴れば体は簡単に浮き上がる。
そうして近くの建物の屋根に降り立てば眼下で徘徊する影がちらほら。
「全員相手にしてもいいのですが」
いささか面倒ですね。
微笑を困惑に変えて呟く。
こちらに向かって手に手に何やら得物を構えている彼らの動きはどうにも素人に近い。
少なくとも、神楽のような生き物を相手にすることを生業とするプロではないだろう。
どう見ても手馴れた素人と言った所。
ああ。やはり無駄な、ありもしない使命感に駆られた愚か者。
すぅっと、目を細める。
きっと覚悟も無いのだろう。
狩る側に立つだけで、狩られる側になるとは思っても居ない。
これだから面倒なのだ。
しかし、それでも。
放置しておけない。
「仕方ありませんか・・・」
嘆息。
はらりはらり。
黒が散る。
戦えないように。誰かを狩ろうなどとこの先思わぬように。
手は打っておかねばならない。
神楽に取って彼らのこれからの人生などどうでもいい。
だからこそ――慈悲など無い。
目を閉じて、開く。
瞬間。
カァカァカァカァカァカァカァカァカアァァァァァァッ!!
神楽の身体が弾け飛び、無数の烏が一帯を多い尽くした。
カラス達は戦く人間達を睥睨し、そして一斉に――。
気付いた所でもう遅い。手を出す必要が無かったのだと知らなかったお前の落ち度!!
・・・・・・不味かったです。
ソース?ドレッシング? とにかくかかってるオレンジ色のやつがまずい! 何あの微妙な味。
他はいいのにあれで台無しになってる。もったいない。
ヨーグルトシェイクは美味しかったです。
本日、特に意味の無いオリジナル。
おなかがすくと作る変なオリジナル料理。
私薄味でも平気なので、かなり適当に作るんですが。
他の人には散々味がしないとか言われます。
なので自分用ではないものは人に味見をしてもらう。
正直、食えたらいい!な人なので、味がわからないんだよ。
でも流石に食べられないものは作らないよ!
オリジナル。
葉月と一緒の世界にいる人の話。
神楽、男。正体は烏の化け物。
そういえば初めて出す奴。
でもかなり昔からいるオリキャラ。
・・・うん、痛いなぁ。
鈍色漆黒空の影
かつん。
神楽は踵を鳴らした。
アスファルトの暗い色の上に波紋が広がって、落ちる。
夜の街だ。
街頭は明るいが、暗い。
落ちる沈黙がやけに耳障り。
遠くで鳴るのは電車の音だろうか?
工場関係の建物ばかりが並ぶ一角は住宅から離れている所為で、夜ともなれば人気も途絶える。
長い黒髪に黒いコート。優男風の見掛けは女性の視線を集めるだろう。
よく日に焼けているのかやや色の濃い肌を爪が掻く。
視線を感じた。
面倒だ、と神楽は息を吐く。
彼のような生き物には敵が多い。
例え――無用な諍いを避けて人の群の中で大人しく過ごしていたとしても。
放っておいてくれない、むやみやたらに正義感の強いお節介な人間は常にどんな時代にも一定数いる。それが数十年の生に渡り学んだこと。
面倒だなぁと、もう一度。
本当に、放っておいてくれればそれでいいのに。
視線の主を誘い出すためとはいえわざわざ苦手な夜に出歩く自分も大概酔狂だと思いながら。
ばさり。
翼を広げる。
黒が夜に溶け込んだ。
代わりに来ていたコートが消えた。
とん、と。
つま先で地を蹴れば体は簡単に浮き上がる。
そうして近くの建物の屋根に降り立てば眼下で徘徊する影がちらほら。
「全員相手にしてもいいのですが」
いささか面倒ですね。
微笑を困惑に変えて呟く。
こちらに向かって手に手に何やら得物を構えている彼らの動きはどうにも素人に近い。
少なくとも、神楽のような生き物を相手にすることを生業とするプロではないだろう。
どう見ても手馴れた素人と言った所。
ああ。やはり無駄な、ありもしない使命感に駆られた愚か者。
すぅっと、目を細める。
きっと覚悟も無いのだろう。
狩る側に立つだけで、狩られる側になるとは思っても居ない。
これだから面倒なのだ。
しかし、それでも。
放置しておけない。
「仕方ありませんか・・・」
嘆息。
はらりはらり。
黒が散る。
戦えないように。誰かを狩ろうなどとこの先思わぬように。
手は打っておかねばならない。
神楽に取って彼らのこれからの人生などどうでもいい。
だからこそ――慈悲など無い。
目を閉じて、開く。
瞬間。
カァカァカァカァカァカァカァカァカアァァァァァァッ!!
神楽の身体が弾け飛び、無数の烏が一帯を多い尽くした。
カラス達は戦く人間達を睥睨し、そして一斉に――。
気付いた所でもう遅い。手を出す必要が無かったのだと知らなかったお前の落ち度!!
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