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ちちぶの小屋だより ---ちちぶ里森の会---

秩父に小屋を建てました。周りは未整備の森と小さな集落です。
除伐・間伐をやり、藪を切り開き、ホタルを呼びもどそう。

春の日差しの中、作業は気持ちよくすすみます。

2022-03-11 | 
みなさま
ちちぶの久那小屋周辺は、
3/8、ほんの少し残雪がありましたが、翌9日には消えました。
フキノトウが、元気よく顔を出し始めています。




8日は午前中は曇りで大変寒く、小屋につくと直ぐにストーブに火をつけたほどでしたが、
午後から少しずつずつ晴れわたり、暖かくなってきました。
9日も早朝は小雨模様でしたが、9時ごろから晴れてきました。
ロゼットが生き生きと頭を擡げる準備をしています。
「春が来た」ことを感じさせてくれるあたたかい日でした。
里森作業は、いよいよ楽しくなります。

8日は、カトちゃんとハタ坊が
①下段地の整備、②トイレと小屋の清掃・整理整頓③鉈研ぎ④ニホンミツバチの巣箱づくり⑤シイタケのホダ木採り、
などを行いました。

      ここにテントを張れるように、下段地整備

      ニホンミツバチさん、おいでおいで!
      入居してく~ださい。

9日は、ヒデボン、マルちゃん、ハセちゃん、ワニさんそしてカトちゃん、ハタ坊を加えて6人の参加でした。

①シイタケ植菌作業を完了させました。15本の、コナラのホダ木をつくりました。

 シイタケ菌を植え付けるため、ホダ木にドリルで穴開け---ヒデボン


      ホダ木にドリルで穴開け----ハセちゃん

②隣地との境界柵、ミニ畑の柵作りも完了させました。

      柵作りを取り組むワニさん

③気になっていた、小屋下の、3本スギの枝打ちをやりました。

   みんなで、ロープ、高枝切ノコを使って頑張ります

④2回目のホタルの放流をめざして、ホタルの沢の清掃整備を行いました。
 淀んでいたので、水が流れるようにしました。
 カワニナは元気そうでした。
⑤竹林の視察---除伐したこの場所に広葉樹を植樹する予定です。
⑦第二エリアB地スギ林の除伐・林床整理を行いました。


作業後のミーティングでは、
・会員だけでなく、一般親子をも対象にしたイベント実施について(日程、チラシ及び宣伝媒体・方法等)
・交付金申請について
・植樹地の地拵え時に使う、剪定バサミを購入することも提案されました。


サァー!春だ!これから、ますます楽しくなるぞ!

残雪の中、シイタケ植菌作業を行いました。

2022-03-02 | 
みなさま

2/26の活動は、4人の参加でした。
小屋周辺は、まだ雪が残っていて、その中での作業でした。
Sさんが雪景色の写真を送ってくださいました。







そして
本日のメインの作業は、シイタケ菌の植付け作業です。
初めての取り組みです。
ホダ木にしたコナラ材は、まだ生乾きで、ドリルで穴を開け植菌するのですが、
なかなか難しいのです。手こずりました。
目標の半分を仕上げましたので、次回作業日にも取り組みます。
Hさんが植菌作業の写真を送ってくださいました。









植菌したホダ木を立てかける支柱も作りました。

コロナが、なかなか収まりません。
重症化し、亡くなる人も減っていないようです。
保育園や学校、高齢者施設にもクラスターが発生しているようでもありますね。
そんな中ですので、今回「ちちぶ里森の会」は有志参加としました。
里森の活動ですので、決して三密を伴う場ではありませんが、現地までの感染拡大のリスクを避けました。
3回目のワクチン接種をうけましょう。



薪割り大奮闘・・・新しい仲間Oさん

2022-02-10 | 
みなさま

2/9本日は快晴。
でも、西武秩父駅前は静かです。

本日の参加は、新会員のOさんとKの二人です。
Oさんは3回目。
本日入会していただきました。

    「よろしくお願いしま~す」 

本日の作業は、
①薪づくり
 チェーンソーで玉にし(K)
 それを持参の斧で、一手に薪を割りました。(Oさん大奮闘)




②Kは、玉にしたスギ材の中をチェーンソーでくり抜き、養蜂箱をつくりました。
 この春、ミツバチを呼び込む試作です。

※Oさん、さすが山男、薪づくりが進み、除伐材を腐らせず、薪利用が進みます。
 SDGsの観点を大切に・・・。

※小屋前の、岡山に転居されたYさんにいただいたビワが大きく育っています。


3回目のワクチン接種をすすめましょう。
春には、コロナ収束が期待できるでしょうか。
いりいろなイベントを取り組みたいですね。。

小屋裏の日向にフキノトウが!。春が来た!?

2022-02-04 | 
みなさま
節分を過ぎて、今日(2/4)は立春。
そして 七十二候では東風解凍(はるかぜこおりをとく)の日。
とはいうものの、寒い日々が続きます。
野草たちは、地面にはりついています。

新型コロナオミクロン株の感染拡大が止まりません。
日常生活の、また諸活動の中で、基本的な感染対策の徹底が求められています。
こまめな手洗い、マスク、三密回避を、さらには、外出から帰ったのちのうがいも大切です。
3回目のワクチン接種はやられましたか?

感染対策を徹底しつつ、
1/29(土)は有志参加の活動を行いました。
参加は、Kさん、Wさん、体験参加2回目のOさん、そして私Koの4人です。
活動内容は
①下段地への階段修復




②ドラム缶風呂囲の修復


③小屋下のスギ林の除伐木の整理(玉切と運搬)

  (こんなに薪材がたまりました)
④隣地境界柵設置




⑤ホタルの沢の清掃
⑦柚子畑の剪定と林床整理
※小屋裏の日向にはフキノトウが顔を出していました。春は間近です。




※体験参加のOさんが大奮闘。チェーンソーで玉切を頑張りました。
 そして担いで運搬も。さすが山男です。薪づくりが進みます。

※いちごがかわいそう。ビニールをかぶせてあげました。


そして---少人数だけれど、{今日も頑張ったどー!」 

    (一仕事終えて)  

あけましておめでとうございます。

2022-01-13 | 
今年も、楽しく、新たな活動展開をめざしてがんばりましょう。


     1/12本日は素敵に晴れました

みなさま
1/12(水)の朝は、大変冷え込んでおりました。
水道の蛇口は凍りつき、車のフロントガラスも全面が凍りついていました。
しかし、昨日に打って変わって、本日は快晴。日差しは、年末に比べてわずかですが高くなっています。
本日は年初の活動日。
参加は、S、W、T、Kの4人と、Wさんの紹介で初参加のOさんの5名でした。

コロナ感染第6波の不安が広がる中ですが、マスクをつけ、「密」のリスクに注意して
年初の活動を取り組みました。



        ロケットストーブに火を入れるWさん
本日の活動内容
①対象山林の視察を兼ねながら「山の神」と「御福稲荷」をお詣りし、
 お神酒を捧げ、安全祈願を行いました。(午前の活動)
②小屋下段地に積み上げた枯竹の燃焼処理

③小屋下のスギ林から引き上げた除伐木を玉にし、薪づくり(薪割り)を行いました。
④ヤーコン堀りと柚子狩りを行いました。

      収穫したヤーコン
※御福稲荷の前で「今年もよろしくお願いします。安全に。頑張りましょう。」とお神酒をいただきました。
※「人数が少ない割には作業がはかどりました」との感想あり。
※初参加のOさんも頑張りました。
※Okさん(多忙のため、なかなか参加できない会員さん)から頂いたヤーコンの種芋を
 埋めておいたミニ畑を掘りました。少し収穫できました。
※Oさんの感想「楽しかった」「薪割りでストレス発散できました」


※玉にしたスギ材に侵入しようとしている腐生菌糸を観察しました(写真)

菌類なくして森は成り立たない---「分解者」としての菌類の生態や役割をもっと知っていきたいと思います。

さあ、次回の活動日からの課題は山積しています。
本年も、楽しく、頑張りましょう。

        JA直売所前で


寒波の中を・・・

2022-01-13 | 
みなさま
日本列島は、12/26から「数年に一度の」強い寒波におおわれたとのことです。
関東地方と関西の一部を除き、大雪にみまわれているようです。
秩父も凍てついておりました。小屋の水道が凍ってしまいました。

12/25(土)本日の有志参加は、Y、S、Kの3名。
でも、頑張りました。
①小屋周辺の清掃と物置の整理整頓
②屋根妻部の塗装(そこ以外は、これまでに会長さんがやってくださいました)
③第二エリアB地区スギ林林床整理(除伐木の整理)
④アラカシなどの除伐木材の運搬(車で小屋まで運びました)
⑤小屋下段地に積まれた枯竹燃焼処理
⑥小屋下の(第一エリア・スギ林)除伐木(スギ材)の引き上げ(少しだけですが)
 これは薪材にします。
⑦そして・・・ゆず採りを行いました・・・柚子胡椒、柚子ジャム、柚子湯等々に
⑧K氏(柚子を採らせていただいてます)、T氏さん(私たちの活動対象山林の地権者さん)、
 Y氏さん(地域の「くんなまつり」実行委員長さん)、S氏さん(秩父ホタルの里の会会長さん)
 と、4人の方々を訪問し、年末のあいさつをしてきました。

※Y、Kの二人は小屋に泊まり、翌26日凍てつく中を、秩父困民党蜂起の地、吉田町を見下ろす
 粟野山(675m・合法活動がすべて絶たれた農民たちが蜂起を決意した山林集会の場)と金岳を歩いてきました。

      ガイドブックに、粟野山・金岳は「道無し」と
      登り始めに2カ所の案内板のみ
      あとは獣道のような踏み跡をたどります
      道迷いで、分岐を通り越してしまいました
 

      金岳は「道無し」の岩峰の様です
      途中で引き返しました

 1884年の歴史的事件に思いを馳せながら、スリルあるバリエーション山行を楽しみました。
 金岳は道無し岩峰のアブナイ山でしたので途中までで戻りました。
 いずれ、リベンジをめざします。

※今回は余裕を失い、活動記録写真を撮り忘れてしまいました。
スマホで撮った写真は上記2枚だけです。
はんせい!今後は常に写真記録を自分に命じます!

※来春は、HPを充実させながら(情宣)、また、イベント企画を取り組みつつも、この間の活動を
 前進させていきましょう。仲間も増やしましょう。
 ご意見、ご提案をどしどしお寄せください。



晩秋の晴れ日に

2022-01-13 | 
みなさま
素晴らしい晩秋の晴れ日です。
小屋の上にはクワが光を浴びて黄金色に染まっています。


11/10(水)、11/11(木)の活動を報告します。
本日の参加一同

        みんなで---昼飯休憩は楽しいひと時です

■11/10 の活動参加はの8名
①雨乞山マテリアルの森のコナラを伐倒し、シイタケ用のホダ木をつくりました(2名で)。

 生木で重たいので、林道までみんなでリレー方式で運び、車(小池カー)で運搬しました。




②第①エリアB地区スギ林の除伐作業(4名で)

       久々参加のFさんも頑張ります

       シロダモ、アラカシ等を除伐します
       「なかなか、しんどいね」


 このエリアの除伐作業は3回目になります。見通しの良い森になってきました。



 残したい広葉樹にテープを巻きつけました。
 シロダモ、アラカシ、シュロ、シラカシ、竹などを除伐。

         作業を終えて

③小屋の塗装準備(外壁板の清掃と塗装)(2名で)

      気をつけてね
④小屋脇に生育していたシンジュ(ニワウルシ)が大きくなり、小屋を障害するので伐倒しました。





 久那小屋のシンボルでもありましたが、小屋を痛めるのでやむなくの伐倒でした。
⑤ホタルの沢の雑草を取りました。
 このホタルの沢の近くに、みごとな白実のマンリョウがあるのです


※ホタルの沢のカワニナは元気そうでした。
※ホダ木は乾燥させます。シイタケ菌を植え付けるのは1月頃になるでしょうか。
※小屋の軒に菌が侵入し始めています。急いで塗装をすすめましょう。



※今年も、柚子畑所有者K氏のご好意をいただきました。みんなで、柚子を少しずついただきました。
 今後、柚子畑の林床整理や枝打ちなど、手を入れてもよいことなどの意向を得ました。

■11/11 KbさんとKtの二人は小屋泊に
翌朝6:00から活動を開始
小屋の入り口に動物の糞が・・・

      ニャロメ!何者だ!
ヤーコンはまだ元気そうですが、いつごろ収穫しようかしら?


ヤーコンの隣に植え替えたオオシマザクラ。大きく育て!


①竈周辺の清掃整備・・・きれいになりました。
②腐った雑木の燃焼処理
③小屋の塗装・・・外壁板の半分程度を塗りました。次回は軒を中心に行います。

④小屋内の整理整頓
⑤ストーブ周辺の防火用トタン板、塗料を購入しました。

※朝飯も摂らずに、12:30までがんばってしまいました。
※昼食後片付けを行い、14:00帰路につきました。 
  

ちちぶ里森を少し離れて、ちょっと寄り道--ご報告二つ

2022-01-07 | 
みなさま
11/3、九鬼山生態観察山行に、高尾駅乗換に数秒遅れで乗れず仲間に合流できず、高尾の単独行に切り替えざるを得ませんでした。
●日影沢の入り口の橋を渡ると直ぐに、みごとなフユザンショウ(ミカン科)を発見しました。
羽状複葉の葉身葉柄に翼を持ち、冬でもわずかに葉を残す(冬でも葉を落とさないサンショウの意)。
雌雄異株ですが、日本では雌株だけしか存在しないという、不思議なサンショウの仲間です。
雌株だけで実を付ける単為生殖で増えるのだそうです。


●少し歩いて、日影沢を渡り、城山に向かう登山道を歩いていると、
これまたみごとなクロモジを見つけました。
葉はクロモジ葉に見える・・・が幹は・・・灰白色・・?
ウーン、とうなってしまいましたが、葉は確かにクロモジでした。
この道はクロモジを多く見かけますが、なかでも、これはクロモジの成木(老木?)のような気がしました。いつか、あらためて確認ウォーキングに行ってみたいと思っています。


<img

スギ林の除伐と林床整備は進みます。

2022-01-07 | 
みなさま

ちちぶ里森の会 11/30(土)の活動報告をします。

参加は、7名。

     本日の参加メンバーです
ミーティングのあと
■会長さんは、小屋と、小屋周辺及びトイレの清掃整備等のメンテを担当しました。
5年を経た小屋の塗装(防腐剤)をやらないと雨ざらしの小屋ですから痛みが進行してしまいます。

■他の6名は、第二エリアB地区のスギ林除伐を行いました。
シュロ、シロダモ、アラカシ、竹、実生の不良木(スギ・ヒノキ)を除伐しました。
このエリアの除伐作業は、今回で2回目になりますが、だいぶ見通しのよい森になってきました。
あと1回ぐらいで、除伐は完了になる見通しです。

■このスギ林の、希少な樹木(広葉樹)を選木し残しました(テープ付け)。
イロハカエデ、エンコウカエデ、カジカエデ、メギ、クロモジなどですが、
これらは、本当に少ないのです。アブラチャンも1本ありましたが、作業のどさくさに刈られてしまったようです。
今後の林床に芽生える樹木を観察していきます。
エビネが実をつけていました。


■除伐した竹を竹炭材として、ドラム缶炭焼窯の長さに切って運びました。
雨にあたらないよう、丁寧に枯らし、竹炭にします。


■刈払い機一台購入しました。


■資材が雨ざらしになってしまうので、物置も一つ購入しました。
少しずつ、機材が安定して聞かした。
ノギクには多くの種があります。
対象地に向かう道端に咲いていた、ここ菊はシロヨメナでしょうか。

三年越しの懸案作業----スギ林の除伐作業

2021-10-01 | 
みなさま

9/25(土)の活動報告をします。
本日の参加は6名です。

大雨が危ぶまれていましたが、本日は曇り日。
ときどき小雨降る中でしたが、これまで順延していた、第二エリアB地区のスギ林の除伐を行いました。

❶このエリアには、竹、シュロ、アラカシ、シロダモなどが侵入し、鬱蒼と蔓延り、
暗いスギ林でしたが、除伐したことにより、見通しのよい森になってきました。
あわせて、落枝などの林床整理も行いました。
6人全員で取り組むと作業がはかどります。









❷小屋周辺の、センダングサなど、繁茂していた草を刈払いました。

※この森での「オ!」の発見記録
エビネ(二株)・カシワバハグマ・ツリフネソウ。ヤマハッカ・サンショウ(赤と黒の実が美しい)
テイカカヅラ(細長い実を2本ぶら下げている)・ヤマキツネノボタン
クロモジ・カジカエデ


        エビネ(希少です)

        クロモジ(これも希少です)

        ヤマキツネノボタン

        サンショウの実

 などを発見、観察できました。
 この森では希少植生です。大切に保護していきましょう。
※ほかに林道沿いで、フタバハギ(ナンテンハギ)



        フタバハギ
※ミョウガとヤマウドの花と実を観察しました。ミョウガは黄色の美しい花をつけます。

        ミョウガは薄黄色で美しい



        ヤマウド 
※そして、小屋周辺で、オンブバッタ--の健気な姿を観察。



本日は、6人で頑張りました。