みなさま
9/28(土)天気予報は大外れでした。
秩父は、降雨はなく、薄日が差したり薄曇りだったり、最適の活動日でした。
しかもなんと、久那小屋周辺では、ツクツクホウシがまだ鳴いているのです。
2カ月の間が開いた小屋周辺は草茫々で、うんざりしたのですが「やりがい」いっぱい!

8-9月、2カ月ごぶさたすると・・・ボーボーなのです。

虫たちの天国だったのですが・・・ごめんね。

・・・ということで、参加者みんなで草刈りをがんばりました。
でも、おなかの大きい大カマキリがモタモタと逃げまどっていたので、草刈り小休止!と。
虫たちにとっては大攪乱なのです。
本日は、「ちぶさと」メンバー4名と
日本山岳会埼玉支部自然保護委員会のみなさま4名、計8名の参加で活動しました。
■活動内容を報告します。
①ミーティング・参加者紹介・簡単なストレッチ
②手元ロープづくり(麻縄の端止めと簡単なロープワーク(引き解け結び・もやい結び)

山作業に、4mの手元ロープがあると大変便利なのです。マイロープをつくりました。
③対象地の視察・観察
「山の神」を参詣し、竹藪地を抜けて広葉樹植栽地を視察し、急斜面の参道を登り「御福稲荷」へ
三菱マテリアルの森を抜けて、自然観察をしながら稜線をしばらく歩きました。
ヤマグリ(シバグリ)のイガがあちこちに落ちているのですが、ほとんどが動物に食べられていました。サルでしょうか?
私たちは、そのおこぼれを少しだけ頂戴しました。
竹を除伐し、そこに3年前に植えた広葉樹(トチノキ・カツラ・ヤマザクラ・ヤマボウシ)はほとんど枯れているのです。
何が原因でしょうか?若葉をシカに食べられてしまったから?わかりません。
小屋地に植えたヤマザクラとカツラは元気に育っているのです。
昼食後には、「サンショウウオの谷」と「ホタルの沢」の視察を行いました。
サンショウウオの谷は藪化していて3年ぶりの除伐作業が求められます。
また、小屋下のスギ林は、継続した林床整理と枯損木の伐倒、除伐が求められます。
④小屋周辺及びホタルの沢周辺の草刈り(鎌及び刈払い機)
留守役のチーちゃんとマサルくんは小屋周辺の草刈りを頑張りました。

そして
視察観察後には、全員で、刈払い機と鎌を使って(小屋周辺の)草りを取り組みました。

⑤その他

青ゆず・ミュウガを収穫しました。

クサギの実も採りました。(草木染体験会で使用します)
ホタルの沢では、しばらくぶりにサワガニを発見しました。しかし、イノシシがあらしています。
小屋周辺地では、ママコノシリヌグイ、レモンエゴマなどを発見
昼食時の「シソの油いためのお吸い物」がおいしく好評でした。(キッチン担当のチーちゃん)
シイタケは、まったく顔を出していません。なぜでしょうか?
小屋脇の伐倒したシンジュの切り株に、キクラゲを発見しました。

視察・観察時には、いろいろなキノコを発見しました。
小屋脇に、キクイモがきれいな花をつけていました。腐りかけて食べられない種芋を放り出しておいたのが根付いたのかもしれません。
クサギの実を収穫しました。

11月に予定している「草木染体験会」に使用します。楽しみです。
参加者の感想など
・「ヤマグリ」も「カラスウリ」も初めて。可愛いです。「秋の実り」を感じます。
・この地域はススキがいっぱい。「フクロウ」づくりなどをやりたい。
・視察していて、「けものみち」はいくつか発見したが、意外とシカが入っていないようでもある。
・竹が繁茂し、荒れている。
・「御福稲荷」参道をきれいにしたい。
■今回、「ちぶさと」会員の参加は少なかったのですが、
久那の里森「下見」視察を兼ねて参加された、
日本山岳会自然保護委員会のみなさまをお迎えして、楽しい活動日となりました。
ぜひまた、おいでください。

お疲れ様でした。