Far Rattan

タイトルの後に邦題があるものはJP版です。

Rome 102:How Titus Pullo Brought Down the Republic

2010-04-05 | TV Series
ガリア イタリア国境付近 シーザーのキャンプ 冬

今朝は3人脱走です。みな戦が終わって焦れています。普通なら軍団を解散して故郷へ帰還できるはずなのに。脱走も、病気も増えています。
シーザーの執務室では事務官がシーザーに話しかけています。
「50万の出資は?」
「アントニウスを護民官に当選させるためだ」
「元老院への拒否権を有する神聖な官職でしょ?アントニウスをですか?慎重さが必要な」
・・アントニウス・・信頼が無いなぁ・・・
ローマの任命式に出向くアントニウス。
護衛にルキウス隊長以下50名が付き添います。アティアの子オクタヴィウスも同行します。
ローマに着くとシーザーの部下の到着に狂喜する民衆。シーザー人気は相変わらずです。



アティアの家には元妻を帰して欲しいとオクタヴィアを迎えにグラヴィウスがやってきています。



もちろんアティアは追い出します・・泣き崩れる娘・・ポンペイウスよりよっぽど良い男だ。
そこに、息子が帰ってきます。喜ぶ母。
オクタヴィウスは恩人として母に百人隊長とタイタスを紹介します。
母が褒章を出そうとしますが、オクタヴィウスは食事をと母に頼みます。貴族と平民が同じ食をするのは稀なことです。

一方、祭壇で、アントニウスと御付のストラボは待っています。そこに神官。アントニウスの当選を伝えます。

食事を頂き、アティアの家を辞して去るルキウスとタイタスの二人。
ルキウスは自宅に向かいますが、そこには子供を抱えた妻ニオベ。
カッとしたルキウスは奥様が不貞を働いたと、家族の前で愚弄しますが、奥様は14になった娘の子で、婚約してることを告げます。家に上がると娘が2人。



「母親に似てよかった。二人とも健康そうで美人だ」でも8年ぶりでは父を怖がる末娘。
皆の前で愚弄したと奥様。素直に謝る百人隊長ですが、奥様とげとげしいです。
「会計士があなたは死んだからと長いこと無給だったわ」8年の空白は大分深いもののようです。きっと奥様苦労したのでしょう。

アティアを尋ねる執政官ポンペイウス以下元老院議員カトーたち一行。
そこにアントニウス将軍。さて、非公式のミーティングです。
「シーザーは和平をお望みです。尊重して欲しいだけです。ガリア総督の任期終了後、直属として1個軍団と属州を1つ指揮下におきたいと。出来ればイリリクムを望んでいます。特領が与えられ特権があれば、無用のコートに出なくてもすむし」とアントニウスがシーザーの意向を伝えます。
「理解できん。我々はシーザーを解任させるために集まったのだ。本来なら、2,3年の追放ですんだものを・・」とポンペイウス。
「独裁への煽動、不法な戦争の罪、強奪、殺人、反逆行為、他にも沢山容疑がある」とカトー
「ではポンペイウスの罪は?友を裏切り、民衆を捨て去り、「高貴な方々」と手を組んだ」とアントニウス。
「無礼な若造が!」と叫ぶポンペイウス。
あと2週間でガリア総督としての任期が切れるシーザー。
彼にはイタリア北部に駐屯する1軍団を指揮しているに過ぎないのです。
アントニウスは春になればアルプスの向こうにいるほかの軍団を動かすことが出来ると。
もし、属州の申し出断われば、あらゆる手段を講じるでしょう。と脅しをかけます。
もちろんその場で引き下がる執政官ではありません。受け入れられないと拒否します。

酒場で持ち金全部をかけたいとタイタス。
ここはポンペイウス将軍の配下の酒場だと念を押されますが、臆しません
散々に負かされて、いかさまに気付くタイタス。有無も言わさずに相手の首を一突き。あとは猪突猛進で乱闘騒ぎ。頭を殴られて、ふらふらになりながら出て行きます

一方、アントニウス将軍についてきたストラボは将軍に書簡を送ります。
アントニウスが上手く立ち回ったと。

翌朝ルキウス隊長の元へ転がり込むタイタス。医師が呼ばれます。
脳外科手術。麻酔なし(笑
中に残った異物をとりだして金属板を入れて縫合。隊長が代金を払います。

翌日、闘技場ではポンペイウスが議員キケロにシーザーの解任と、軍団の解散そしてコートに立つように要請がなされる。賛成票を投じて欲しいと依頼します。



シーザーが応じるとは思えません。シーザーの耳元に通告が届く前にアントニウスが拒否権を行使するだろう。やつに自分が孤立していると知らしめるためさ。賛成票が投じられないなら、執政官は全軍を率いてスペインへ向かう。おのれの身はおのれで守るが良いと告げます。無防備でシーザーを向けいれるなんて出来ない議員ですが、ポンポイウスにも賛同仕切れないキケロ。

隊長に面通しをする婿殿。軍人特有の勢いで商家の僕に渇を入れる隊長。



私にはお前を殺す権利がある。でも娘さんの結婚を許しました。
多分100人隊長の娘なら、もっと良いところへ嫁にいけただろうにと思いますわ。

翌日元老院 メテルス・スキピオの発言
「シーザーは即座に識見の返上と軍を解散し、ローマでの裁きを受けなければ、ローマの敵と見なす。死の制裁もありえる」と力説。
困った顔のキケロ、同胞が見つめます。



「動議が出された、賛同のものは意思表示を」と議長。
元老院貴族は立ち上がり・・



軍部と貴族は騒乱。



なんじゃこれ?状態のアントニウスにキケロは拒否権を行使しろ!と叫びます。ポンペイウスが発言を許可します。
アントニウスは混乱が続くなか、拒否権を行使しますが、議場は乱闘さわぎ、議長の耳には達しませんでした。

議員が乱闘場と化した元老院から退場して、キケロは「スキピオの動議は否決ですよね」



と議長に詰め寄りますが、「いや可決された、議事にもそのように記載された」と議長。
「護民官が拒否権を行使したのに?」
「聞こえなかった認めてはおらん可決だ」
ポンペイウスは議長に向かって、「はっきり言おう、望ましくない行為だ!」
キケロは正式に議会が閉会していないことに気付き、再度召集してアントニウスに拒否権を発動させれば、上手く行くと提案。翌日再召集が決まります。
「この動議は否決されなくては、シーザーが挙兵の理由を作ってしまう。内戦は避けられないアントニウスを守って、拒否権を発動させるんだ」とポンペイウス。
ローマ共和制においてはいつも執政官たちは元老院貴族と軍の狭間で苦労しています。

アントニウスにその旨伝えられますが、執政官の思惑が読めないアントニウスは追従してきた50名の兵を集める事に。

家に戻る隊長。タイタスと奥様の会話を聞いてしまいます。
「8年間、戦が終わるのを祈ったわ。あの人が血まみれになり死んでいく夢を何度も見て、恐ろしくて8年泣き続けたの。でも返ってきたあの人は冷たかった。やさしい言葉一つ無かったわ」と涙ぐむ奥様。
「いや隊長は女が苦手なだけだよ。良い男だ。長年一緒にいるが、女は一度も、それに、ともよ俺には大切な妻がいる。ガリア女の比じゃないってよく言っていた」と怪我から復帰したタイタスが慰めます。
「ありがとう嬉しいけど嘘ね。友じゃないと夫はいってたわ」
「きっと虫の居所が悪かったんだろう」やさしいタイタス。
そこに出て行く隊長。「召集だ、動けるならアティアの館へ」
奥様に奴隷を売ったお金を渡し、「お前に悲しまれると辛い。愛している」とぼそっと一言。きゃははは!可愛い!!!

町は厳戒態勢。通りの両端をポンペイウスの一党が警戒し、その間を、護衛を引き連れてアントニウスが元老院に向かう。



ふとタイタスが居酒屋での男を見つけて怒り心頭のタイタス睨みつけます。
でも先に手を出したのは、居酒屋の男でした。
ナイフを振り上げて突進してきますが、タイタスにあっけなく殺されます。




・・後は乱闘。だれが見てもアントニウスを狙ったとしか思えません。
議場前では唖然とするポンペイウス。これでは元老院が召集できません。
議場の中に戻るポンペイウスは、「望みどうりだなカトーこれでシーザーを追い込んだ。
春には全軍でローマに進軍するだろう」と貴族の元老院議員カトーに言い捨てます。

毎朝のシーザーへの報告。伝令が書簡を持ち込みます。
ローマの乱闘が報告されました。シーザーは静かに兵を招集するように命令します。
そこへ乱闘から馬で逃げ出したアントニウスが血の付いた服のまま駆け込みます。
「驚いたよ挑発はしたが、護民官を殺そうとするとは。褒章すべき兵は?」とシーザー
「タイタスプッロでしょう。はじめの攻撃を防ぎました」とアントニウス。

ローマの議会前ではシーザーをローマの敵として元老院の下りが読み上げられます。



一団を整えて演説をするシーザー。



元老院からローマの敵と見なされた。兵は口々にまさかと囁きます。
「それは諸君全てが謀反人だと言うことだ」
苦労して8年も命がけで戦っている兵は、ノーと叫びます。
「拒否権は認められず、アントニウス護民官と13軍団の追従の50名がポンペイウスの配下に襲われた。平民の代表である護民官が元老院の目の前で襲われた。いまや愛する共和国に未来は無い。暗闇の日に私は岐路にたたされた。法にしたがって軍を引き渡し共和国が落ちる姿を見るか、我がよろいを着け我が剣をとり、我が刀を手に取り悪党どもをタルペイアのがけから突き落とすことも可能だ。軍団兵、プッロは前に出よ。
ポンペイウスのはじめの一撃を打ったプッロ。500デナリウス与える。私に従い共にローマに進軍するか?」とシーザー。
「もちろんですサー」
「英雄プッロは共に来る。お前たちも共にくるか?」誇らしく叫ぶ兵たち。
脱落者が続出していた軍団は一つにまとまりました。

郊外で釣りをする少年の前を行軍していくシーザー。川の向こうはイタリアです。
アントニウスがウインク。あははお茶目。



馬車では元老院前の騒動で負傷した隊長が目を覚まします。脇に従っているのはタイタス。
「何処に向かっている?川か?何処の川だ?これはルビコン川か?」と起き上がろうとする隊長を止めるタイタス。「動かないで下さい」
「川を渡ったら俺は反逆者だ」と律儀な隊長、焦っています。
「もう、川を渡りました。イタリアです。全員が反乱軍です」とタイタス。「なんて事を」
「だって、アントニウス護民官が襲われたんです」当たり前でしょうとでも言いたげなタイタス。
「よくもそんなことが言えたな。お前があの男の標的だっただろう?」
「どうゆう意味です?」にへらと惚けるタイタスに。
「もうどうでも良い、どうせ殺されるんだ、アッピア街道で磔けだろう」

ローマ
シーザーがイタリアに入った!市民は大騒ぎです。
「どうなるの?」とニオベの家の下働きの女がニオベに問います。
「戦争ね」ニオベは鳴く子を抱き上げて授乳。
え?!やぱりBitchじゃん

Ray Stevenson ... Titus Pullo
Kevin McKidd ... Lucius Vorenus
Polly Walker ... Atia of the Julii
Kenneth Cranham ... Pompey Magnus
Karl Johnson ... Porcius Cato
Indira Varma ... Niobe
David Bamber ... Marcus Tullius Cicero
Max Pirkis ... Gaius Octavian
Nicholas Woodeson ... Posca
Paul Jesson ... Scipio

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