ふーん、つまらなかったな。やさおとこが売りのニコラス・ケイジが、家族思いの実直な警官役で、がれきのなかに延々と埋まってるなんざ、こりゃミスキャストだろ。911テロの現実に肉薄するには、映画はあまりに見えてしまうものが細密すぎるという問題もありますわな。トム・クランシーがテロの前に発表した小説ぐらいでしょ、あのリアルに迫れてるのは。つーか、あのテロ自体、小説やら漫画やらで描かれてきたカタストロフを自己成就させるものであったわけだが、そんなことも考えると、映画ってつくづく人畜無害なものが多いなあと思ってしまった。
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