『万引き家族』、主な舞台となる貧乏平屋世帯の生活のありようは、細かいところまで実によく描かれており、その点は良かった。しかし、悲惨さがまだ足りない。死んだばあさんの蛆が湧いた死体が庭に埋められるシーンもほしかったし、「一家」に「保護」された女の子は、戻った家庭で凄惨な虐待を受けて死んでほしかった。
映画にハッピーエンドは要らない。もっと、吐き気を、現実へのヘイトを、生きていることへの絶望を煽り、深く深く観る者を傷つける作品を期待したい。
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