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本と音楽とねこと

Norah Jones,'Not Too Late'(2007)

 前二作があまりにすばらしい内容だっただけに、本作の評判はあまりかんばしくない。たしかに、ヒットしそうなキャッチーな曲はないのだけれど、ヨーロッパのジャズシンガーにはない、垢抜けない、ちょっと泥臭い歌いっぷりがいい。垢抜けないことはけっして悪いことではなく、それはそれでけっこう味わい深いものだ。地味ぃーだけど、部屋に流しておく音楽としては秀逸だと思う。

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