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東和大:学生確保難しく、09年度末に廃校 福岡

 ローカルねたで恐縮だが、学生時代、西鉄電車で通学するたびに、車窓から、この大学のキャンパスに掲げられた看板を見ていたので、ありゃま、とこのニュースに目がとまってしまった。
 定員割れの私大が4割を超えるなか、あまりにあきらめが早すぎるなと思ってたら、この廃校話にはいろいろと裏があるらしい。東和大学を経営する学校法人福田学園@wikipediaは、同族経営の団体だ。こうした学校法人は、いまのご時世でも珍しくない。本日付の朝日新聞夕刊記事を読むと、この経営陣と教員とが対立しているらしく、経営サイドとしては、いったん大学を潰して現職教員を解雇し、改組した大学を新たに立ち上げる腹づもりらしい。
 経営難にかこつけたお家騒動か。同族経営の大学より、坊さんが牛耳る大学の方がまだマシだ。w
東和大学

東和大:学生確保難しく、09年度末に廃校 福岡
 工学部単科の東和大(福岡市南区)を運営する学校法人・福田学園は来年度の募集停止を正式に決め、文部科学省に報告していたことが分かった。東和大は在校生が卒業する09年度末をもって事実上廃校となる。理由は「学生募集に向け改善のめどが立たない」などとしており、同省によると、経営上の問題で4年制大学が廃校になるのは極めて異例という。
 文科省などによると、同学園の福田庸之助理事長らが22日夕、同省を訪れ、来年度の工学部の募集停止を伝えるとともに、書面を提出した。福田理事長は理由について「学生が集まらず、改善のめどが立たない。大学経営が悪化すると、併設の短大にまで影響が出かねない」と話した。既に法人理事会や評議員会、教授会に経緯を説明し了解を得たという。
 東和大は1967年創立。今春の新入生は、160人の定員を下回る約140人だった。57年創立で併設の純真女子短大(同)の知名度が高いことから、今春以降、名称を「純真」に変更し、新たに文系学部などを設置する方向で準備を進めていた。しかし、準備不足などから学部新設の認可申請を断念していた。既存の工学部だけでは今後も十分な学生数確保は困難と判断したらしい。
 同省によると、同学園が新学部を設ける場合、大学新設の認可が必要。廃校を巡っては、広島県の立志舘大学が04年1月、同省に「閉学届」を出している。
 理事の一人は「経営に関することであり、コメントするのはなかなか難しい」と話した。【大久保資宏】
毎日新聞 2006年8月24日 3時00分

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