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本と音楽とねこと

アメリカから<自由>が消える

堤未果,2010,『アメリカから<自由>が消える』扶桑社(新書,¥735)'11.7.17

 9.11テロ以降、アメリカ社会で剥奪されてきた自由権のありようがとてもよくわかる。バラク・オバマが、人権擁護など意に介さぬ、白人の仮面をかぶった権力の亡者であることもあらためて確認できた。

目次
クリスマス・テロと拡大する警備・搭乗拒否リスト
乗客を裸にする「ミリ波スキャナー」
「過度なセキュリティ・チェックは単なるショーだ」
欧州諸国も次々に「ミリ波スキャナー」を導入
増え続ける監視カメラ
拙速に通過した「愛国者法」
安全保障への脅威から戦争へ
拷問のアウトソーシング
オバマ大統領の拷問禁止宣言
拷問には社会全体を沈黙させる効果がある
「特別軍事法廷法」
市民団体や学生、集会やデモが標的になる
教会や団体職員、学校がターゲットに
ナショナル・セキュリティ・レターズ(令状不要の召喚状)
科学者、大学教授が口を封じられる
子供たちもテロ容疑者に
逮捕されるジャーナリストたち
ネット世界が狙われる
政府の広報担当と化したジャーナリストたち
メディアのスクープに「諜報活動取締法」は適用されるか?
政府に雇われた偽軍事評論家たちとメディアの責任
政権交代後も続くEメール、ファクス。電話の盗聴
「政府の政策に反対する者がいたら通報してください」
「戦争VS平和」という図ではもうない
“言論の自由”を取り戻そうとする人々
「落ちこぼれゼロ法」と「リアルID法」に対する反対決議
ネット業界や書店による抗議運動
「抵抗の原動力は建国者たちの精神です」

飛行機に乗れない!突然逮捕される!言いたいことが言えない…これが「自由の国」で頻繁に起きている!『ルポ・貧困大国アメリカ』の著者が明かすアメリカ社会驚愕の実態。

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