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本と音楽とねこと

ポストモダンの共産主義

スラヴォイ・ジジェク,2009=2010,栗原百代訳,『ポストモダンの共産主義──はじめは悲劇として、二度めは笑劇として』筑摩書房(新書,¥945)'11.10.2

 コミュニズムを批判、嘲笑し、それでもなおコミュニズムへの回帰を説く。旺盛な批判精神とシニシズム、そしてユーモアに富んだ「絶望のなかの希望の書」だ。

目次
最初の十年の教訓
第1部 肝心なのはイデオロギーなんだよ、まぬけ!
資本主義的社会主義?
ショック療法としての危機
敵性プロパガンダの構造
人間的な、あまりに人間的な
資本主義の「新たな精神」 ほか
第2部 コミュニズム仮説
新時代の共有地囲い込み
社会主義かコミュニズムか?
「理性の公的使用」
ハイチにて
資本主義の例外 ほか

二十世紀末に「歴史は終わった」と高笑いしたリベラル民主主義の時代はこの十年で終わったはずだった。だが彼らはいまだ危機をあおってわれわれを欺こうとしている。今こそ資本主義イデオロギーの限界と虚妄を白日の下にさらし、世界を真に変革へ導く行動原理を、まったく新しいコミュニズムを語らねばならない―。闘う思想家ジジェクが、この十年の混迷を分析。二十一世紀を生き抜くための新しい革命思想を問う。

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