あたり一面凍り付く

　朝からときおり曇りながらも日が差していたので、昨晩までに降り積もった雪は溶けるかなと思ってたら、甘かった。お昼を過ぎても、自宅前の歩道は踏みかためられて固いシャーベットと化しており、その下には氷の層までできていた。灯油の調達に行かないといけないんで、車庫前の歩道だけ、水を流しながらシャベルで雪をかき氷を削り取った。
　夜、犬の散歩に出かけたら、歩道も公園内もガチガチに凍り付いていた。こけないように注意して歩く。公園内で、ボール収集が生きがいの柴わんこが、どっかの子どもが作ったとおぼしき小さな雪だるまを見つけ、ボールと思ったのか、必死でくわえようとする。くわえようとするたびに、雪だるまはぼろぼろ崩れていく。残念だったね、もうなにも残ってないよ。
　春から秋にかけての異常高温、大型台風に、今季の厳冬。一説によると、地球温暖化とユーラシア大陸も含めた原生林の伐採で、こうした異常気象が常態化していくそうだ。季節から春と秋が消えていく。それだけならまだいいが、これが破局的な気象変動のはじまりだとしたらおそろしい。