今頃になって、川の水が良い感じで流れているような・・・
これが半月前だったら迷わず山女魚の川へ出かけたけれど、今は、九月も半ばほど。
もう一回、山女魚を釣りに行きたい気もするけれど、
「ヤッパリ止めておけばよかった」と後悔しそうな気もするので、山奥の渓へ出かけるとするか。
山といえば、今年は一回も山歩きをしていない。
もう少し涼しくなって木の葉が秋色に変わり始めたら、
一回くらいは近くの山へでも出かけようか。
「今更ながら・・・」
そんな気もします。
山岳渓流が主体だった私のフライフィッシングに必要だったフライは、何となく虫に見えるようなフライが沢山。
それなりに釣れるフライがフライボックスに沢山入っている事で、フライを引っ掛けてしまいそうなブッシュ際も安心して放り込む事が出来る。
故に、フライボックスは種類よりも玉数で勝負的な状態でした。
そんなフライボックスの中身が、最近になって少しだけ変わって来ました。
ほんの少しだけです。
ファジーなフライから、ほんの少しだけ捕食対象を限定したフライへ。
「今更ながら・・・」
そんな気もしますが、
明日は、昆虫観察。
出来れば、山女魚も観察したいですが(笑)
「ふっ」と思い出したのは、義務教育なるものを受けていた時のテスト前の事でした。
テスト前日になってから、「あれも覚えなくては・・・」「これも覚えなくては・・・」っと、気ばっかりが焦って結局は頭の中はスカスカで、数日後に悲惨な答案用紙が手元に戻ってくる。
チョット(いや可也)違うのは、今の思いは遊びの事だということ。
道東の川へ出かける前日になって、「あれも巻きたい・・・」「これも巻きたい・・・」っと、気ばっかり焦って結局はフライボックスはスカスカで、数日後には・・・(笑)。
思いを寄せる流れでは、どんなフライがハッチしているのだろう?
とりあえず、成虫を模したフライを一つ巻いてみる。
自分勝手に***の成虫に見えるフライを眺めていると、成虫に至るまで過程が気になってくる。
ニンフ、イマージャー、???
ラーバ、ピューパ、???
挙句のはてに、シャックやスティルボーンまで・・・
想像だけが頭の中を駆け巡り、結局、想像を楽しんでいるうちに時は流れてしまいました。
日曜日の午後に車を走らせ、四夜ほど道東の星を眺めながら酒を飲みます。
(星では無く、雨を眺める事になるかも知れませんが)
虹鱒に無視されたフライの一つでも有れば、師との会話もはずむ事でしょう。
それもまた、フライフィッシングの楽しみの一つです。
先日、川まで届けて下さった大きなランディングネット。
木を曲げたり張り合わしたりしたなんて思えない精密さが、イチイの木目の奥深さをより一層引き立たせています。
綺麗に網目のそろった手編みネットの色は、虹鱒の赤い頬が引き立つようにとライトオリーブでお願いしました。
そして、大きな虹鱒の事を思い描きながら作ったフライロッド。
大きなランディングネットを背中にぶら下げ、自分で作ったロッドから放たれたフライが流れて行くのを見ているだけで十分。。。
何て言いたいところですが、
ヤッパリ、
水面を流れるフライをゆっくりと大きな虹鱒が銜え、虹鱒の強烈な生命感が伝わってきたとたんにロッドが弧を描き、大きな虹鱒が観念したところを見計らって、左手で背中の大きなランディングネットのグリップを握る。
そして、大きなランディングネットに横たわる虹鱒に満足しつつ「カシャッ」。
虹鱒が戻っていった流れを暫く眺めてつつ、ランディングネットを背中へと戻す。
ここまで味わう事が出来ないと十分だなんて言えません。
そんな一時は、はたして来るのか来ないのか。
釣ることへの思いを募らせるのまた、釣りの楽しさですよね。
NaOさん、先日は楽しい夢を届けて下さいましてありがとうございました。
今日は7月1日
道東方面の渓では山女魚が解禁となり、この日を心待ちにしていた山女魚釣師達で賑わっている事でしょう。
私の住んでいる道南は既に山女魚釣が解禁となっていますが、個人的には待ち待った7月。
ある意味、今年は私の釣解禁日でもあります。
などと言いながら、6月中にも我慢できずに何度か出かけていましたが(笑)。
まともな休みを取れなかった苦痛の日々も、何とか計画的に事が進み無事終了となりそう(ニコニコ)。
「さぁ~て、のんびりと遊びに出かけるぞ!」
「6月は釣に行けない」と自分に言い聞かせることで、釣を諦めようとしていました。
けれども、人の気持ちなんてそんなに単純ではありません。
自分の中で押さえ込んでいる「釣に行きたい」と言う気持ちをアオルかの様に、自分のどこかに「釣りに行け」と、けしかけるヤツがいます。
正午を回って自由の身になったものの、夜は職場の仲間の送別会。
遊べる時間は約6時間。
往復4時間弱の道のりとして、2時間位は流れに浸かる事が出来る。
水生昆虫のハッチが山女魚を浮つかせ、豊富な水量が山女魚の警戒心を緩ませていたようでした。
流れの中央くらいのライズをアップクロスで、更に対岸寄りをサイドクロスで、私のキャスティングではどう頑張っても届かない下流の深い流れをダウンで流します。
フライがどの様に流れるかは、全て運任せ。
ヤッパリ来て良かった
そんな思いがこみ上げて来る、楽しい2時間でした。
諦めようとしていた6月の釣も、結局は諦めきれずに何度か出かけてしまいました。
6月もやっと下旬。
もう少しだ(笑)。
昨日の午後、自由な時間が出来ました。
少し伸びすぎた芝を刈り、車を走らせたのは2時。
チョット気になる流れに寄り道をして、ウェーダーに足を通したのは4時。
寄り道をした所に有った、鹿の足跡の近くのもう一つの足跡に、見覚えのあるスパイクピンの跡がついていたら、そこでウェーダーを履いていたかも知れません。
久しぶりの流れは水温16℃
小さな虫が沢山飛び交っている流れでは、小さな山女魚や岩魚がライズしています。
帰りに、チョット気になる流れにも寄ってみるつもりだったのに、小さいと分かっている目の前のライズにツイツイ夢中になってしまいました。
少しだけ、6月になった気分です。
私は、なんとも諦めの悪いヤツだと思います。
今週末辺りから6月いっぱいまで、そとで遊ぶ時間は、多分、皆無。
先週、青空の下で思いっきり渓の空気を吸い込みながら語らい、暫くは『そと遊び』の事を諦められると思いました・・・が。
隙があれば、チョット位無理したって新鮮な空気を吸いに『そと遊び』へと出かけてしまいます。
けれども、いよいよ本当に諦めなければいけないかな。
そとで遊べないとなると、当然のように『そと遊び大スッ記』も休止状態となってしまいます。
ワザワザお知らせする程の事でもありませんが、暫くの間「おやすみなさい」
Z・Z・Z・・・(笑)