ときどきの日記

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

LOVOT

2021年10月04日 | 見たこと聞いたこと

LOVOT「家族型ロボット らぼっと」
ロボットですが人工知能を持ち人の心に有益に働きかける作用をもたらすそうです。
姿を見ると ”一緒にいると癒される” ことがよくわかります。
癒しを実現するために小さな体に高度な技術が詰め込まれているそうです。

目に見えない、形のない 人の心に働きかけるもの。
最近は エモテック(エモーション+テクノロジー)というそうです。

建築を考えるとき、特に高齢者や子供のための建物を考えるとき
いつも建築に何ができるのか考えます。
訪れる人、住む人、働く人、管理する人、所有する人・・いつもすごす建物が
心にやさしく働きかけるために何をすべきか。

LOVOTは2020グッドデザイン賞を受けています。
同じ賞に「みいちゃんのお菓子工房」が輝いています。
ハンディキャップを持つ12歳の女の子が開くお菓子工房ですが、
工房が建てられる経緯が素晴らしいです。
私の表現が平凡ですが、みいちゃんのお話は心が動きます。

生きることにも苦労するこのご時世ですが、建築で何ができるのか
をを考えることは無駄ではないと改めて思います。
人のためのデザインを考えていたいと思います。







うめの実~日本の色

2021年07月23日 | 見たこと聞いたこと

3月にうめの白い花が咲いていました。

5月の新しい実の 生き生きとした緑を目にすると
心が和みます。
調べてみると、5月の新しい実は若芽色(わかめいろ)。
成長とともに若菜色(わかないろ)、
6月の梅雨を経て赤い梅重色(うめがさねいろ)
が近いと見たのですが・・

うめは見る花、食べる実としてのうめだけでなく、
工芸・美術・文学・・・いろんなとこに出てきます。
自然を見ることは大切と思います。


色の話になりますが、
室内にも日本の伝統色を取り入れてはいかがでしょう。
自然を感じるものが部屋の中にあると心安らぎます。

日本の伝統色は落ち着いた色が多く、
植物由来の名前の色が割合多いようです。
微妙な色合いの色も多く、
赤、青・紺、紫などは種類も多く選びがいがあります。

コロナ禍も長期になり大変な日々です。
以前に増して部屋で落ち着いて過ごすための工夫
について考えることが多いです。



岡山市民会館

2021年07月17日 | 見たこと聞いたこと

緑の樹木に青い空 お城の石垣とタイル貼りの建物に沿って
公園の横を抜ける気持ちいい通りです。

ホールの建物の形とタイル張りの外壁は存在感がありますが、
タイルの色と質感が自然の素材感があり周囲の環境と合って
心地よく感じます。

一見ただの古い建物ですが昭和のある時代の建物の特徴を残す
文化的にも貴重な建物。
もう建てられることはないたてもの。

解体予定だそうですが改修して残してほしいと思います。


岡山市民会館(岡山市北区丸の内2-1-1)
1969年竣工 佐藤武夫 

手前は山陽放送会館 1962年竣工 佐藤武夫
左側は旧丸の内小学校
市民会館の奥は石山公園


岡山の歴史的土木・近現代建築資産
http://civil-archi.okayama.jp/


林原美術館~東京都美術館

2021年07月17日 | 見たこと聞いたこと

レンガ色のタイルで仕上げた外壁と
スチールとガラスの窓で構成された外観。

悠々としているけどスマートで、でも温かみのある建物。
僕の好きな建物の一つの東京都美術館。
何年も前の写真ですが、
桜の咲く時期の上野公園。すごいです。

昭和40年代前後の建築は温かい思いがあるように感じて
時々その時代の建物の本を見返します。



岡山県に東京都美術館の前に建てられた美術館があります。

岡山城の二の丸のお屋敷の跡地に、通りからは江戸時代の
お屋敷の門しか見えないのですが、中に入るとお屋敷の
庭の中にコンクリートとレンガの建物があります。

回遊する通路と段差をもって設けられたラウンジ、
その外側の庭の景色が心地よいです。
規模がかなり違いますが2つの美術館はちょっと似ています。
訪れると楽しいです。



東京都美術館

東京都台東区上野公園8-36
1975年竣工 前川國男


林原美術館

岡山市北区丸の内2-7-15
1963年竣工 前川國男

岡山の歴史的土木・近現代建築資産
http://civil-archi.okayama.jp/