このブログは、平成28年4月から本州一周を巡る旅に出る前後が出発点です。
軽自動車のワンボックスということは決めていました。退職後も使いますから、維持費は安いほうがいいからです。
ホンダは最初から選択肢に入れませんでした。以前職場で乗っていて、仕事の雰囲気を思い出したくなかったこともあります。退職後は、前の仕事のことは忘れて使いたいですから。
ダイハツアトレーワゴンとスズキエブリイワゴンとどちらにするか迷いました。バンは、なぜかあまり考えませんでした。今までずっと乗用車に乗ってきたから、車中泊を起点としての思考の方向転換ができなかったのでしょう。
【車重が1トン近くあるのでNA( 自然吸気)のATは止め、ターボにしよう。しかし5AGSにも乗ってみる。】
スズキとダイハツ両ワゴンの違いについてはいろいろなサイトで書かれていますので、同じようなことを書くことになるのですけど、 ざっと記しておきます。
カタログをもらってあれこれ比較しましたが、結局のところ、車は乗らないとわかりません。
それで、懇意にしているスズキの営業担当者に事情を話し、ワゴンを試乗させてもらいました。一緒に同乗することもなく、好きなだけ乗っていいということでした。本当にいいのかな?まぁ、信用されているということでしょう。
アトレーワゴンにも試乗しようと思い、近くのディラーに行きましたが、市内には試乗車が用意されていなく、中古車を狭い敷地内で乗ることしかできませんでした。試乗車がどこにあるか聞くと、北九州市ということでした。スズキの営業担当者からは、エブリイワゴンのシェアが圧倒的に大きいし、比べるまでもないということではありましたが、それも確認したいと思いました。この時点で、2社のあまりの対応の違いに驚きました。ダイハツは売る気はないのだと感じた次第です。
そういうことで、わざわざ北九州市まで試乗に行きました。
アトレー(ワゴン)に乗っていらっしゃる方に対して悪意はなく、私の率直な意見、感想です。ご了承ください。
試乗して感じた事
ダイハツアトレーワゴン
・窓が開いているのかと思うくらい外の音が入ってくる。走行中開いていないか確認しましたから、間違いありません。
・運転席の右足元は緩衝装置があるのでどちらも狭いが、こちらが多少余裕を感じる。
・外観、シート生地はこちらが好み。
・アトレーバンに兄弟が乗っているが、ネットも参考に、燃費はこちらがよさそうだ(私は実燃費を重視し、カタログ燃費は無視します) 。ターボの話です。
スズキエブリイワゴン
・新型になったばかりである。
・アイドリング時はエンジンがかかっていないのではないかと思うぐらい静かだ。
・外観がほとんど真四角に近く、中も広そうだ。
・後ろ座席に暖房装置がある。
・おまけ程度の衝突防止装置がついている。
・オプションの純正バックモニターに、物の動きを感じると警告音が出る装置がついて、かつ安い(但し、純正ナビ装着前提)。
etc ……挙げればキリがありません。やはり10年の歳月の差は相当大きいと感じました。
5AGS
バンの話ですが、5AGSは、1トン近い車体を機敏に走らせることに驚いた。やはりATとは違う。おそらくこれは、減速比及び最終減速比の関係も大きいと思われる。低速回転域での力もあるのではないか。それにしても最終変速比が低すぎる。
本来手動変速機構なので、ATのようなかったるさは感じない。変速は、切り替わる時にアクセルを緩めれば円滑にできる。アクセルを目一杯踏んだままでの変速ショックは、低いギアほど顕著である。
当然だが、5AGSをステップATと同じ変速機構と考えてはいけないと思う。クラッチ機構を持つ手動変速装置の変速作業を一部自動化したものと理解すればいいだろう。マニュアルの運転ができる人は、問題ないでしょう。ギア変速は機械が勝手にやってくれて変速ショックはあまりない方がいい、という人には向かないと思う。
何より、 アクセルを踏んでエンジン回転は上がったのに車速は上がらずガソリンばかり消費するという、なんだか損したような感じがしないのがいい。減速時はブリッピングも自動で行ってくれ、ちょっとスポーツ気分だ。人間(自分)のようにギア選択で躊躇したり変速操作を誤ることがないのもいい。手動変速操作もできる。そして、 燃費もよい。密かに5AGSにしようと一時考えたのは、これが大きい。ステップATが楽なのは否定しない。
それにしても思うのだが、加速時に、5AGSでは前につんのめることがあるが、ステップATは詰まった感じで後ろにぐっと押される。シートで支えてはくれるが、私の感覚としては、どちらも負荷がかかり、それが前か後かの違いだけに感じるので、それなら5AGSの利点が多いと考えるのだが、おそらく大多数の人はそうではないのだろう。 私の感覚が特殊なのかもしれない。
あくまで感覚だが、一般道での中速域までの加速は、平坦地においてはATターボとほとんど遜色ないように感じられた。実際ネットでもほぼ同じ数値を出している動画があった。ただ、 通常変速時の回転数は高い。ワゴンは、普通に穏やかに走れば3,000回転ぐらいまでで変速していき、うるさいと感じることはない。ワゴン(乗用車)では下線部は重要だと思うから、ターボをつけたのはこれが理由の一つだと思う。
旅行中に試したのだが、0-100 kmは、速い値で17秒と19秒程だった。どちらとも見た目は平坦。100kg近い荷物を積み、50kg台の同乗者を一人乗せての数値です。非常に穏やかな登り坂で21秒程度。急坂という意味ではなく、はっきり登り坂と分かるところで24秒程度。もう少し頑張るかと思ったが、 ターボとはいっても1トン近くある軽自動車で空気抵抗も大きいから、こんなものなのだろう。ネットで、 「エブリイ0-100 km 」 で検索すればすぐ出てくるが、5AGSでも19秒程。ワゴン(ターボAT)と遜色ない。アトレーワゴンも19秒程だった。エブリイジョインターボ5MTは11秒程。にわかに信じがたいが、下り坂を走っているのではないかと思うほど早い。ちょっと後悔。クラッチ操作の煩わしさがあっても、これは魅力だ。
ここまでは、5AGSが嫌いな人には違和感のある感想かもしれない。
燃費計は、 5AGS試乗車で15 km/ℓだった。これには驚いた。スズキで代車を借りることも何度かあり、軽乗用車のCVTで、市街地近場における私の乗り方で大体12㎞/ℓくらいだったから。
今乗っているスイフトスポーツは手動変速だが、渋滞時などで変速の煩わしさがあり、歳のせいか、たまにではあるが変速時期や選択間違いもあるし、そろそろ自動変速車に乗りたいと考えていた。-過去を振り返っての回想-
本当に欲しかったのは、エブリイワゴンの5AGSターボ車である。しかしワゴンにはない。エブリイには5AGSはあってもターボはない。帯に短したすきに長し。ネットでは、1速発進の評価が非常に低く(私もそう思う)、後で特段操作することなく2速発進出来るように改良された。後日試乗してみると、 これがまた非常に好印象であった。 しかし、 この好印象は、これはこれでまた問題なのではないかと私は思う。2速発進で好印象、使いやすいって…。1速は非常用と考えるべきか。だとすると、日常使用では4AGSと言えるのではないのか? 高速道路走行では、エンジン音に悩まされることは予想される。
“どうしてエブリイワゴンか” を 簡単にまとめると、
車外から侵入する音
年月による自動車の進化
装備の違い
乗り換え時の条件
営業担当者の問題
ということになりそうです。
結 果
エブリイワゴンに決定!平成27年7月契約。
現在の営業担当者が非常に優秀で、且つカスタムを含め車に関する様々のことに詳しく、新型なのに値引き条件及びスイスポからの乗り換え条件とも相当良く、これらを総合し長く付き合いたい担当者であることも大きな要因だった。
車中泊のサイト作ってます。
よろしければ遊びに来てください!