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一碧万頃

大高取山と桂木山登頂記 リベンジ編

大高取山と桂木山登頂記~その2 リベンジ編

2022年1月

 越生の低山、大高取山と桂木山を再々登頂してきました(大高取山登頂は、いわば1.5ともいえる2回目の試みがありますので・・今回は、事実上3回目です)。

 本編は、越生神社と高取山にある奥社をめぐった後の話です。よって、その続きとなりますね。当初は高取山(高取城址)のみを見学に行くつもりでいたのですが、天気も良く、ハイキングコースに誘われて、縦走してしまいました。

 流れとはいえ、桂木山はリベンジが必須だったため、勇んで行きました。実際にはちっとも勇ましくなく、体力が落ちてしまっていて、気持ちだけ勇み足で、実態は、へとへと移動でしたけれど・・・

高取山にある奥社参りの後、高取山を西方向に下りまして、分岐路にきました。

それでは、リベンジ編の始まりです。

進みます。天気も良いです。

この、”山”と刻印された杭は何だろうか?

分岐点です。右手に進みます。

石灰岩がむき出しになっています。

分岐点です。右に行くと西山高取、先は大高取、左は幕岩展望台です。

大高取方面に前進します。

いよいよ近づいてきました。またしても分岐点です。道標があります。

まず、大高取山山頂を目指すので、右手奥に進みます。あと0.1キロメートルです。

着きました。大高取山山頂だと思います。別項でも紹介した三角点がありますよ。

三等三角点です。基準点名は大満

標高は、376.19m

眺望も用意されています。これは、おそらく木を伐採したのだろうなあ。山頂付近も結構、太い樹木を伐採して、何とか居場所を確保した感じですし。

望遠側を使い、撮影。今回のリベンジ編でのデジカメ撮影は、新調したカメラで撮影してます。でも、レンズは、以前の時と同じ Nikkor 18-55mm f.3.5-5.6G VRII を使っています。沈胴式のこのレンズは、18-55mmレンズの中でも一番写りがよいらしいです。

それでは、桂木山に向かいましょう。引き返します。

なんと、桂木山への道標が小さく立っていました。もちろん、桂木観音方面に向かいます。

あっという間に着いてしまいました。桂木山山頂です。でも、樹木に囲まれていて、眺望は全くと言っていいほどありません。

桂木山の洒落た標識も立っています。ハイキングコース案内の標識は折れて、倒れてしまっておりますが・・・ちょっとかわいそう。

桂木山山頂の様子

桂木山山頂の様子

さて、ここまで来ましたら、桂木観音に向かわざるを得ないでしょう。

進みます。

着きました。桂木観音の裏手に出るのです。

今回、またしても銀塩カメラを持ち込んでいます。レンズは、Ai Nikkor 50mm F1.8Sです。フィルムは、コダック100-TMX。このフィルムは、価格が安かったときに購入したのですが、今は高騰しているようです。私が現像をいつもお願いしているカメラ店では、現像料金がフジの1.5倍となっており、最近、費用がよりかかるようになってしまいました。とほほです。フィルムが安価でも、現像費が高価となったため、結局、同じです。フジのネオパンも復活しましたが、現像は、自分でやってみようかなあ。

桂木観音です。

緣記:史料の紹介とも言える。これは実に面白い。

無事、縦走できたので、お礼のお参り。本日は、神社仏閣の両方に詣ることができました。

フィルム撮影。デジカメでモノクロにすればいいのに、わざわざフィルムで撮影する道楽趣味です。

色の情報量が少ないモノクロ写真だと、実際どんな色をしていたのかが、写真からは解らなくなるので、記録写真としてはやはり不利ですね。観音堂の柱が何色なのか、そもそも色つきか木材そのもの色なのか、モノクロ写真からではなかなか判別がつきません。

山に建っている桂木観音なので、眺望もなかなかです。

梵鐘

ここは、静かで素敵なところです。

モノクロ撮影は、モノクロの取り方があるようで、単にカラー撮影と同じように撮影しても見栄えがしないそうです。モノクロしか写せなかった時代ならまだしも、趣味の撮影となると少しは勉強した方が良さそうです。

さて、最初に訪れた際、事前調査が不十分で見落とした三角点を探します。

ありました。目の前の木の足下に埋まってました。いやはや、境内にあると思っていたのですが・・・

四等三角点 基準点名 桂木 

この桂木観音の三角点の標高は、281.2m です。

モノクロ写真を見ると、なんか記憶の世界に引き込まれる感じがしませんか?

今度、モノクロフィルムが普通であったころを知らない若者だったらどう感じるのか、聞いてみよう。

ここから、階段を下りまして・・・

銀塩カメラでの撮影は、贅沢ですが、今から見るとなんともいいですね。

桂木観音展望台です。小さな駐車場とトイレの設備があります。車で桂木観音を訪れることが出来るようになっています。素晴らしい。ここは、毛呂山町になりますので、毛呂山町のマスコットキャラクターのもろ丸くんが描かれていますね。

ちなみに、もろ丸くんのプロフィールは、以下の通り。

1063年(康平6年)11月3日生まれ。流鏑馬まつりが起源となっている日だそうです。

よって、年齢は今年で959歳です。おおおお~ 身長と体重は、ゆず5個分とのこと。小さいんだね~

毛呂山町のゆずと卵と豚玉毛丼(ぶったまげどん) が好物だそうだ。

もちろん特技は、馬に乗って矢を射ること。

キャラクターデザインは、なんと東武士の方によるのではなく・・・京都の女性らしい。

個人的には、もろ丸くんグッズを増やしてほしいのだが、縫いぐるみすらないらしい・・・武将の格好をしているから、結構、いけそうな気がするんだが。。。今、鎌倉時代の大河ドラマやっているし・・・埼玉には、ふっかちゃん(深谷の人気イメージキャラクター)というゆるキャラの強敵がいるが、絵は、もろ丸くんだってかわいいと思う。

話が脱線しました。

ここから少し降ったところに、桂木寺があります。

よく見ると素敵な庭なのですが、ご住職とかがいなくなってしまったお寺なのでしょうか。

さて、これから、また山に入りまして、越生に向かいます。

帰りは、幕岩展望台方面から戻ることにします。

少し下りまして、着きました。幕岩展望台です。

ここからの眺望も良いですね。大高取山の眺望がちょっと狭いんですよ。

さて、ここから西山高取方面を目指します。

狭い山道ですが、来た道につながります。

かなりへとへとになってきまして、撮影は途中をはしょり・・・

西山高取に着きました。標高は260mくらいではないかと推察。

ここも眺望ポイントの一つです。

木のベンチに座って一休みします。

このような表示が面白いです。こういうアイテムは、何方がなさるのだろうか。登山ファンかな。なんか、和みます。

では、最後の前進。ゴールは、世界無名戦士の墓です。越生神社ではありません。

少しルートを変えました。

到着しました。疲れましたが、お亡くなりになられた方々を弔ってから、帰路につきます。

世界無名戦士之墓は、戦後間もない時に建設されたものですが、文化庁の文化財指定を受けています。

霊は高いところに行くというのは、世界共通か?

この階段が何とも威厳に満ちています。一見、美術館のように見えますが、無名の戦士たちが眠る墓所です。

本年もがんばりましょう。

以上です。

2022年1月初旬の出来事でした。

 

世界無名戦士之墓の裏手にある四等三角点 

追記 2022年5月

2019年5月撮影

世界無名戦士之墓の裏手にも三角点があります。22年1月の登山で撮影するのを忘れていたので、第2回の登頂の時に撮影した写真を載せることにしました。

標高は、176m

ついでに、2019年5月登頂時の幕岩展望台

それにしても、新調したカメラのコントラストが激しく、暗いんだけど、画像調整した方が良いですね。

19年の時の2008年モデルの一眼にAiオールドレンズ撮影の方が、絵が明るい。

以上追記まで。

2024年1月 修正

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