般若という智慧

現世はうたかたなり全て常ならず、もののあわれを思えばこそ、人生は辛く悲しきものと悟るべきかな

秋の日のビオロンの溜息の・・・・

2008年10月28日 | Weblog
ここのところNYSEのクロージングの鐘が響き渡るのを聞くたびに、その鐘の音が迫り来る世界恐慌への警鐘とも思えていたこの一月余り。どの国もなすすべなく毎日クロスハンドで市場の行方を見守っているかのようにも見える今に至ってもなお、それほどの危機感を感じないのはこの米国金融投資バブル崩壊に始まる世界同時株安、金融危機が逆に日本に経済大国再浮上の千載一遇のチャンスをもたらすのではないかなどと述べている専門家の言う事が妙に説得力を持っているように感じられるから・・・なのか? 確かに日経平均も先週末のソニーの業績見通し大幅下方修正の報道や止まらない円高でどこまで落ちるのか・・・っていう現況ではあるんですけどもね。

昨日に引き続き、すっきりと気持ち良い秋空が広がっているのどかな火曜日の朝、皆様はいかがお過ごしでしょうか????(爆)

普段からテレビは○日ニューススターかCNN、あるいはN○Kの報道番組かスポーツ中継番組だけという私は流行りのドラマやタレントさんにはまるで疎い。まして流行りのバラエティーや芸人さんに至ってはたぶん浦島太郎並みの状態だと思う(笑)。ましてここ最近は拓さまが何かの番組に出るという情報のかけらも無いのでよけいに地上波の民放テレビ局にチャンネルを合わせることがなくなった。 

そんな中、日曜日のN○Kスペシャルは刺激的だったなぁ。もしかしたら、本当に日本がまた世界1,2位を争うポジションに再浮上出来るかもと思えるような希望を抱けたことが、落ち込み気味だった気分を高揚させてくれた。 それに、Toshi○○が買収に成功した米国を代表する電機メーカーWestin○houseは私にとっても少しばかり縁があった会社なので、よけいに感慨深かった。

たまたま巨大テーマパークの建設から開園まで勤務していた会社の契約が終了して、人材派遣会社で働いていた時、産休に入るGenerator部門のディレクターの秘書の方の代わりに6か月派遣されることになった会社がWestin○house東京支店だった。当時はWindowsが世に出る前だったので、どこの会社でもまだPCは電算機の域を出ず、一太郎・花子が経理・図表制作等のソフトの代表格で、エクセルやワードなどのソフトもまだなかったので、文書はもっぱらワードパーフェクトなどのワードプロセッサーの時代だった・・・なつかしい!

そしてそこで、私は初めて電子メールなるものの存在を知り、「アメリカってすごい!」と驚いたものだ・・・今でこそインターネットという便利な道具が普通だが、当時はだいたいどこの会社でも本社(本店)と支社(支店)を時間差無く行き交う文書は殆んどがテレックスでなされていた。急を要する時はボスと一緒にテレックスの機械室に出向いて、本社の担当者と電話で交渉する彼のかたわらで、同時に原稿を打ち込むといった修羅場も普通にあった程。重要な契約書、文書はまずテレックスで確認し合い、翌日Courierサービスでオリジナル文書を送付したものだった。 ところが、当時すでに、このWestin○houseでは本社、支社間がメールで繋がっていて、各自のメールボックスなるものがあり、必要な文書が時間差無くいつでもプリントアウト出来るというシステムが出来上がっているのでびっくり! さすがにWindowsがなかったので、PCの操作、特にコマンドの記号や数列を覚えるのは閉口したが、事務処理の簡素化、合理化にはすごい進歩が感じられたものだ。

この会社は当時から米国を代表する電機メーカーで特に原子炉の建設で世界中で業績を上げていた。福井の原発をはじめ多くの日本の原発でもこの会社の発電機が使われていると承知している。 その大企業を日本のToshi○aが買収に成功したという。

番組ではその過程を丁寧に追っていたが、バブル期の日本企業の金に任せた買収ラッシュの時とはその方法も、目的も全く違うという事実が日本の一流企業のマネージメントの大きな成長を物語っていたし、こうした買収がつぎつぎ成功し、日本が世界の経済をリードする時代の到来の予感さえ感じられる内容であった。確かにここしばらくは投資家の資金引き上げや円高で不況は続くだろうが、1年、2年先の近い将来はもともと高いギジュツリョク(鉄平さんの言い方がなつかしい・・)を誇る日本企業にとっては明るいのではないか・・・しら?

そういえば、今日ディスカウントマーケットに買出しに行ったら、昨日まで影も形も無くなっていた○清のカップヌードルが元通りに並べられていた。 例の67歳女性がどのような状況で訴えたのかはその後の情報が詳らかにされていないので何とも言えないが・・・・・・・ブツ ブツ。 なにせ、この出来事の詳細が何も分からないうちに、その日の夜7時のNHKのニュースで大々的に報じられ、販売店に販売自粛を申し入れたという事態だったにもかかわらず、2,3日も置かずに商品が棚に戻ったという不思議・・・・。 被害妄想かもしれないが、きっと彼のCMでなかったら、たった1件だけの訴えで即販売自粛とはならなかっただろうし、しかも国内工場製造で、今まで何の問題もない一部上場企業の代表的製品、しかも他に同じような人がひとりでも出たならともかく、どうも、今回の販売自粛依頼とかはあまりにも早計ではなかったか。  う~~~ん、その上当の○清の行動もやけに早くて、そりゃ、今時自社の代表商品にキズがついたらそれこそ大事だから仕方ないけども・・・でも、先週のWhat’sではすでにスポンサーを降りていた・・・・ちょいショック・・・このまま、CMも回避されるとなると残念無念としか言いようがありませぬ~(泣)

一方、このところ絶好調の某メンバー、いよいよ映画の公開も間近となり、さぞや、T●Sも力の入ることでしょう。 最近お目見えした近くのスーパーの宣伝用の大きなパネルにも新発売の同じ○清のなんとか麺を宣伝しているとっても可愛らしい彼のポスターが掛っていました。 いやもう本当にお目目ぱっちりでとても若く見える良いお顔に思わず見入ってしまいました(笑)。 やはり、仕事が充実して順調だと人は輝くものなのですね・・・・

さてさて、肝心の御方は・・・旅行?? いやもう、彼が自分で行きたくて、行きたくて 望んで行っているのなら海だろうと、旅行だろうとどんどん行っちゃって下さい!(円高だし♪)なんだけど・・・そうではなくて、実はあらかじめ計画されていた仕事が思うように行かなくて、スケジュールも空き空きになってしまって、趣味に走るような状況だとしたら・・・とても残念。 そんな事でいちいち凹むような軟な人だとは思わないし、実際今の時期はライブに備えてリフレッシュの時期なのだとは思いたいのだが・・・しかし、仕事が充実し、忙しい時間を過ごしてこその嬉しい余暇だと思うので・・・今年は夏の27時間テレビの「たくチャンマン?」(タケチャンマンの頃に家にテレビが無かったので実はよく知らない~ あははは)以来、ライブの準備、公演以外、目立った活動はしていないようだし。 保守的で封建的な世界だから色々難しい状況なのだろうなぁ・・・などと。 まぁ人間、この世の中、誰でも思うように行く事柄の方がまれなのであって・・・とか自分を納得させている今日この頃です。ただ、年々状況が厳しくなっているような気がするのでねぇ・・・一年を通してその半分をCMでなんとか繋いでますっていうのは本人も歯痒いのでは・・・などとつい考えてしまうのですよね。

CMって言えば、先に述べたToshi○aのテレビの宣伝! 素敵、素敵! センスもとても良くて、久々のヒット!だと思うんですよ♪ 何がってとにかく出演している黒のラブちゃん♪ 凛々しい上に、綺麗~~ 可愛い~~。 以前にもいくつかのラブチャン出演CMがあったけれど、今回のこのCMの黒ラブは最高!! 共演(笑)の○山さんともお似合いで、それは素敵なCMになっています。主人も「このラブ綺麗だね!」と絶賛しておりました(笑)♪

最近胸躍るような良いニュースが皆目ありませんのに、なんか書き始めるとダラダラと長ったらしく書いてしまう・・・グズだなぁ私。 趣味のゴルフもねぇ・・月始めのハンデ戦ではシングルハンディのオジサマを破って優勝したのに、先週の新ペリコンペでは三桁もたたいてしまい(ドラコンは取れたけど)・・・なんか、気分も今一・・・・あれ~ いけない、いけない頑張って練習に出かけなきゃあ!
練習、練習また練習・・そして夜はYouT○beででもまたお宝映像を探してみよう(爆)

え~~っと今頃コメントに気がついたもので・・・

>こんな辺鄙な所にお越し下さり駄文をお読み下さりありがとうございます。 丁寧なコメントも頂いて、優しい気遣いのある温かいお心持が感じられて、拓さま愛の深さにも感慨深いものがありました。 短気な上に我が儘で根気のない自分に時々あきれてしまいますが、また、素敵なニュースが舞い降りるのを心待ちに、お互い日々頑張りましょうね!!












Yeah yup! 二人だけの未来♪

2008年10月08日 | Weblog
突然ですが・・・・ 今年のライブ・・・もう最高!!です!

MIJ、Sample Bang,Popup Smapとライブに参加出来てそれはそれなりにどのライブでも印象的な曲や拓哉君にお似合いの衣装や魅力的なシーンはあったのですが、s.m.a.pライブを見てしまった日には・・・もう初参加したMIJのあの赤の戦闘機操縦士服っぽいスタイルでソフト金髪の拓哉君の登場シーンで心臓が破裂しそうに興奮して以来のハイテンションになっています♪

それにそれに、今回のs.m.a.pライブは本当に途中でお休みしたり、トイレに行ってるような暇が全く無い!(きっぱり!) MIJの時は「王子のなんたら」が長すぎたし後の2つは拓哉君だけを見に行ってる私には、敢えて誰とは言わないけれども、気分がだれるところがちらほらあって時計を見てしまうこともしばしばあったし・・・以下自粛(笑)

しか~~し!、今年のライブはもう、本当に大、大、大満足! それどころかもうまた行きたくて行きたくて今日も心だけは京セラドームでありますぅ~~~♪

s.m.a.pアルバム収録の楽曲についても、過去3年ほどのアルバムや何曲かのシングルでの免疫が効いてきたのか、拓哉君のソロパートが少なくても、歌いだしのパートが皆無でもそれほど落胆しなくて済んだし(苦笑)・・なにより、素敵な曲が多い! 思い返せば、MIJの発売日、勇んで買いに行き、その場で車の中で聞きはじめたところ、あまりの拓哉のパートの少なさに、思わず窓から捨てて帰ろうか!と思ったことを昨日のように思い出す(笑)それに比べれば今日に至って私の狭量も随分と改善しているのかも??

ソロの「Style」は言うまでもなくなのだけれど、皆様大絶賛のアベ・マリアはもちろん、テーマ019、Jazz,MermaidをはじめStill Uなどのとってもおしゃれな曲も大好き! なかでも「あなたのためにできること」はもう飽きるほど聞いているのに・・・でも、またすぐ聞きたくなるほど気に入っている♪

時は急ぎ足で 本当の言葉たち (「は」の音の出し方♪)
通り過ぎる風のように ほどけて掻き消 される (この「される~」の歌い方♪)

だから僕は誓う ひとつしかない心で んん~ん (素敵なハミング♪)
たとえ声にならなくても 想いを奏でるよ (う~~ん せつない)

あなたのために出来ることは ありのままを紡いでいく事
ふたりのために変わらない未来を 過去にかざして信じていく事 (ここ歌詞がたまらなく好き!大好き~!)

あははは、おかげで全く仕事になりません(笑)

こうして、書いている最中でも頭はあんなだったり、こんなだったりするライブでの拓哉君の姿が頭をめぐり続けます~~ はぁ、今年こそ、北海道にも行く!!でも本当に行けるのかしらん・・・・


さてと・・・・
話は変わって、例のananの某脚本家の特別寄稿とやらのこと。
最初、目を通した時は、「嫌味な文章だな」「残念だな」「大河は無いな」と即感じましたです。はい(笑)

この文を読んで気分を害さない拓哉ファンはだれひとりいないでしょうし、ご多分に漏れず私も手にしていたお気に入りのVanilla Macademianコーヒーの味がとたんにまずくなってしまいましたから・・・(笑)

でも、これを敢えてこの誰もが眼を通すananの特集号に載せる意味というか意義、メリットはどこにあるのかとふと考えてしまいました。例年、なぜかこのrunner-upの方だけにご友人?関係の方々がそれなりのほめ言葉を文になさって居られましたが、今回は余りに凄いimpactだったので、腹は立ったものの少し呆れたという感じに近かったので、もう一度よく読み返して見たのですよ。

それで改めて感じたこと・・・それは、これって○山さんへの賛美じゃなくて実は拓さまへの当て付けじゃないかな・・・と。つまり、振られた女が人前で好きでもない男と仲良くするのを元彼に見せつけるといったような、言いかえれば「あてこすり」のようなもの? 

冷静にあの文を読み返すと、○田氏が彼の作品を演じる俳優に求めるのは技量や努力や才能より脚本家としてプライド高くいられるよう、敬意を払って彼をあがめ奉り、脚本に素直に従って演じることが重要だということが良く分かる。 素直で謙虚な俳優だったら、本職がミュージシャンでも、素人に毛が生えたような方でも素人同然の方でも脚本さえ良ければ関係ない、俳優が演じる上で感じる違和感など持つことは以ての外、ましてや脚本にないセリフなんぞ足そうものなら物凄い嫌悪感を持つらしい、ということも見えてくる。 実際、これを読んで(俳優としては心許無い・・らしい)○山さんご自身を含めのファンの方々は嬉しいと思うのだろうか・・・当惑しているか居心地の悪さに苦笑いしているに違いない。

だから、私は疑ってしまう「○田さんは本心このように思っているのだろうか???」と。 

なぜなら、本当に、心から、好きで好きで思いが募る相手になればなるほど人前で「好きです」とは声に出して言えないのが人の常だと私は思っているので。ましてや、いい歳の一人前とされる男性ならなおの事だろう。(なぜニコンが3割も出荷を増やしたか、シェアトップを奪還したか、何年もの間を置いてまたリーバイスのイメージキャラクターに拓さまが選ばれたかを考えてみても・・・「好きだ、好きだ」とは言えないかくれファンの支持がその一大要因になっているに違いないと思っているので) 

あの寄稿文の後半で、「初めて(○山さんに)お会いしてから、もう1年以上になりますが、云々」と書いてあるのだがたった一年の付き合いでは、許容範囲の異常に大きい私ですら「見つめ続けてきた」などとは言わないし、ましてや文なぞ書かない。

脚本家になって12年、まだまだ下っ端脚本家だった彼があの「Hero」を2話から引き継いで、1話の素晴らしいプロットと拓哉君という超大物俳優に大変なプレッシャーを感じつつ書き続けていたことは想像に難くない。 きっと、当時はもちろんのこと、今に至っても、公にはいくら今をときめくスクリプトライターであっても拓哉君を上から目線で見ることは出来ないだろうなと。 いつまでも、いつになっても上の立場に立てない苛立ちもあるだろうなと。

ところで、彼の一大出世作と言われる「Hero」だが、当時オンタイムで見ていなくて昨年の再放送で一気に、そしてとても楽しみに再放送を見てその脚本の良さに感激し、改めて一覧表を見て気がついたこと。 とにかく全編を通して一番感激した回の「10話」(古田青年があらぬ疑いを晴らせずに自殺した回。拓哉君の真摯な涙で滲んだ澄んだ瞳で刑事を問い詰める場面が出色だった)、それに「8話」(まだ赤ちゃんだったクラッシックな名前の患者をストレッチャーで運んだ云々の医療過誤の回)はたまた、「5話」(雨宮の彼が漁師の回)の脚本はどれも○田さんではないのだという事。 あはははは♪

そこで、思い出した記事をもう一つ。 昨年のキネマ旬報、9月下旬号の巻頭特集で「Hero」を取り上げているのだが、その中でめずらしく○田さんがインタビューに答えている。 「めずらしく」と言ったのは、映画封切り前後にたくさん載った雑誌の中で彼が何か言ったり書いたりした記事を他に読んだ記憶が皆無だったから。 公式ガイドブックはむろんのこと映画のパンフレットにも虫眼鏡で見るほどの小さい字で脚本家の名前として載っているだけだ。

その記事を読んだ時にも妙にひっかかる感じがあったので、今回このananの寄稿を読んで見て、久しぶりにその部分を読んでみた。

以下一部抜粋:
映画版で最初に提示されたテーマは「治外法権」でした。・・・・ところがそんなプロットを組み立てていた頃にスペシャルのオンエアがあって、見たら木村くんが、花岡代議士の選挙事務所に向かって「ロックオン」っていう、シナリオにはなかった台詞をアドリブでいれていた(笑)・・以下略

○山さんはこの代議士の話はこれで終わりにするつもりだったが、彼のアドリブのおかげで、それまで考えていたシナリオは全部捨てる羽目になったと語っている。

な~~~~るほど(笑) あの拓さまが両手でカメラの形を作って「ロック・オン」って言った場面はストーリー的にもいまいちだったスペシャル編最後の最後に来たベストシーンだったと私は思っているのだが、ライター○田としては癪にさわったのだろうなとそれこそ拓さまのこの一言が、彼の脚本家としてのプライドにロック・オンしちゃったらしいということがよく分かった(笑)。

まぁ、こういう事をいろいろ書き出したらそれこそ沢山あって、「Change」の脚本(ノベライズ本)についてもいろいろな所に拓哉様オリジナルがちりばめられていることにも気がついてもいるので、唐突に見えた○田さんの今回の寄稿もそれなりの経緯があっての事なのかもしれないと大方納得出来た・・・のかな(笑)

拓さまの「竜馬伝」心待ちにしていたところもあるのに・・・・「残念」・・・って気持ちがあるけど(まだ決まってないらしけど、もはやかなりnegative)、やはり人間ある程度老成しないとダメなのか・・・・山田監督の素晴らしさをしみじみ感じる秋日の雨の午後です。