2015年11月17日、中国山東省煙台市で、多結晶シリコン太陽光パネルを設置する作業員 (VCG/VCG via Getty Images)
今年に入って以来、中国の太陽光発電の主要産業チェーンは価格の下落が続き、業界全体が赤字に陥っている。年初から現在まで、全セクターの総市場価値は約5573億元(12兆3370億円)減少した。現在のところ、太陽光発電業界全体がすでに生産能力過剰の時期に入り、厳しい状況がしばらく続く見通しだ。
中国のウェブサイト「第一財経」や「経済観察網」の報道によると、7月8日午後、ソーラーパネルメーカーの隆基緑能(ロンジソーラー)の株価下落幅は小幅拡大し、終値は1株あたり13.09元、時価総額は982億元となった。同社の時価総額は33か月のうちに、ピーク時の約5500億元(12兆1754万円)から1千億元(2兆2137万円)を下回るまで落ちた。
ロンジソーラーは今年第1四半期に親会社株主に帰属する純損失が23億5千万元となった。昨年第4四半期には同社の純損失が9億4200万元で、単一四半期で損失を計上したのは2013年第1四半期以来初めてだった。
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