バクシーシという言葉を知っていますか??
ワタシは知りませんでした
もともとはイスラム教の教えの中にある言葉らしく、
裕福なものが貧しいものへ施し、お金をあげるとか物をあげる
喜捨する(喜んであげる)
という意味らしいのだが・・・
そんな宗教上の教えも今では 事実がねじまがっているのか、
「与える」どころか、逆に「せびり」に変わってしまっている
さらにエジプトには チップ制度もある。ベッドメイキングにもチップを
おいておくし、カバンを運んでくれるポーターにもチップをあげる。
チップ制度がない日本にいると、こういうチップ制度のある国は
煩わしいこと このうえない
チップチップっていうけども・・・日本のサービスみてみろよ??
チップなしで キレーーーーにベッドメイクも清掃もされてるじゃねぇかよ
旅行中、唯一楽い気分を壊してくれたのは このチップ制度といってもよい
旅のしおりに書いてあったから 鵜呑みにしてしまったが、
毎日観光後はバスの運転手にチップをあげる とか、ガイドにもチップをあげるとか、
もうチップチップで ホント嫌になっちまう
途中からバクシーシとチップの見分けがつかなくなってくる。
まず空港、遺跡、博物館のトイレの前には バクシーシおばさん・おじさんが入り口に
バ~ンと立っていて、バクシーシを渡さないといけない。
幸い、エジプトはとても暑い国なので、ワタシの水分はほとんど汗となって
出て行ってしまったらしく、トイレに行く必要がなかった
しかし、4日目にしてお腹の状態が悪かった母親は博物館でバクシーシを払い、
トイレに行っていた。
チップ習慣のない日本で暮らしていても、海外に行けばチップはつきものだと
認識はしていくが、親切に対してのチップは払ってもいいと思うが、
明らかに『たかり』・・みえみえの親切(演技)に関しては 誰が払ってやるか!という
気分になる。
観光場所や街中には上のようなツーリストポリスという奴らがわんさかいる。
この「ツーリストポリス」はいわゆる「アルバイト」のような存在らしい。
テロ対策のために 配置したらしいのだが、みんなすんげぇ~暇そうでやんの。
とても警備してるようにはみえない。ボーーーっと座ってるだけ。
でも、彼らが持ってる銃はホンモノなの
で、物珍しくて
父親が彼らの間に立って「写真撮ってくれ!」というので撮ってあげたのだが、
「ワタシも!」とパチリ
しかーーーーし、後から「バクシーシよこせ」の せびりが始まり、
しまったぁ
って感じ。父親がジャパニーズマニー!とか言って
100円をあげていた。エジプシャンには日本の貨幣価値がわからないみたいで、
ドルかエジプシャンポンドでよこせみたいな事を言っていたが、ノーマニー!とか言って
切り抜けた(笑)よそみしてるくせに バクシーシとはいい度胸だぜ!!
つぅかよ、たかだか写真撮ったくらいで 金をせびんじゃねぇーーよ
ろくに働いてもないのに どこいっても金・金ってさぁ~、まともに働いても
お金にならないのがエジプト事情なのだろうか・・。
日本人=金
と、彼らは思ってるのだろうな。
でも生活水準とか物価がすでに違うのだから、金持ちにみえるのだろうが、
金持ちと思ってもらっては困る
ただ、マグダいわく、海外旅行に来ているだけで『金持ち』なんだとさ
(確かに・・・生活に困ってる人は海外旅行なんかに使わないよな・・)
でもさ、海外旅行に来てる人の中には、この旅行のために 貯金した人だって
いるはずだぜ?頑張ったご褒美に海外旅行
って人だっているはず!
そういう事情も知らずに(知るわけないのだが)働きもせず、バクシーシを
せびってるヤツをみると、この国は 発展しないだろうな・・・と つくづく思う。
奴らが日本にきたら ビックリするだろうな。
ナゼミンナ ハタラキッパナシナンダ~??ってね
それくらい 皆のんびり働いて?いるし、マジメに仕事どころか、
ボッたくることしか 考えてなさそうな奴らばかりに見える。
マグダに関しては5日間、ガイドをしてくれたわけだが、本来ならチップなんぞ
やる必要はないはずだ。だって旅行代金に入ってるはずだから。
でも、日本からもってきた 旅行冊子(旅のしおり)には バスの運転手には
1人につき1日5$、ガイドには1人につき1日10$と記載されていた。
要は家族4人で行ったのでバスの運転手に1日500円×4人分、
ガイドには1日1,000円×4人分払ってあげてというわけだ。
ちょっと腑に落ちない感じもありながら、最初は払う気でいた。
1日目の観光後にマグダにチップをあげようと思ったのだが、20$札と10$札が
なく、
マグダに「お金崩さないとないわ~」というと「マトメテクレテモイイネ。」と
言った。もらう気満々だな・・・
で、毎日チップあげるのも面倒だから 最終日にまとめて払うことにした。
単純計算でいけば、ガイドには
1人につき1日1,000円だから 1,000円×4人分=4,000円
4,000円×5日間=20,000円
を払うことになる。でもよく考えると、観光時はマグダに土産物屋にさんざん連れていかれ、
ある土産物屋では 相当な金額をボッくられた。そのマージンまでも
マグダは手にしているのだ。
うちの家族が金持ってると睨んだのか、とにかく土産物屋に連れていこうとばかり
していて、それでいて、徹底的に『良い人』をマグダが演じるもんだから、
不信感を抱きつつも、悪い人じゃないのかなぁ~なんて感じでモヤモヤしていた。
父親は「あの女は したたかだ!」と最初から言っていたけどね。
普通に観光ガイドをしてくれていたら 二万円くらい払ってあげるつもりだったが、
マージン欲しさに 私達を連れまわしたことにより、返って私達に不信感を抱かせたため
家族で話し合い、マージンで充分儲けただろうから、1万円あげりゃあいいよね!
となり、その金額をマグダに渡した。
旅行中、こんな奴らばかりなのか・・・エジプトという国は・・・と、
遺跡のすばらしさとは反対に エジプト人の たかり、騙しにウンザリしていた。
そうかと思えば、ホテルのティーラウンジで飲み物を飲み、代金はテーブル支払いなのだが、
12$と書かれていたのに、何を勘違いしたのか多く支払っていたようで、
ウェイターの男の子が お金を戻しにきた
日本ならば それが当たり前なのだが、エジプトで過ごしていると、
そんなのウェイターのポケットに直行!っていうのが 当然の行為に
思えてくる。
しかし、ちゃんと返しにきたウェイターの男の子に出会い、あぁ・・・
こういう子もいるんだぁ・・・と感心したりして。
こういった突如の親切に遭遇するのも、エジプトなのだ
嫌な思いもいっぱいしたが、こんな良い話だってあるのだな
他国の観光客がいなければ(日本もね)、この国はとっても良い人たちばかりかも
しれないと感じた日だった。
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