これから、ますます暑さが厳しくなりますが、これからの夏を乗り越えるために、今回は、《水分補給について》掲載したいと思います。練習時の水分補給は大切です。熱中症にならないためにも、ご参考にしてください。
《水分補給》
運動時の水分補給⇒「乾いたな」と思う前に飲む!
運動時の水分補給の目安
★タイミング 運動前 運動直前(30分前くらい)
運動中 20分前後(15~30分)毎
運動後 直後から食事での食べ物も含め就寝前までに
★飲む量 運動前 250~500ml程度を数回に分けて
運動中 1回に、一口~200ml程度まで
運動後 体重減少分を補える量を分けて
★飲み物の温度 常温、5~15℃に冷やしたもの
★飲み物の組成 運動中 塩分濃度0.1~0.2%、糖度3~5%
注意:自分にあった飲み方、物、温度などをみつけて行うように
「乾いたな」と思ったときには既に遅し、体は脱水をしてきています。心拍数も上昇し始め、運動のパフォーマンスは落ち始めているはずです。
飲むタイミングは自分にあったものを見つけてください。運動の強度が強いとき、暑く感じているようなときは早めにする、運動時間が短く(1時間以内)運動強度が低い、寒く感じるときなどは、少し遅めにするなど、感覚を重視して調整をしてください。また、発汗した量を目安にして、それに応じた水分補給をすると、運動後の疲労感は少なくなります。
量と温度は、上記を目安に、飲みやすいものを見つけてください。涼しければ常温くらい、暑ければ冷たいもの方が飲みやすいです。よく、運動後に多量に飲むのを見かけますが、食欲を無くす原因になり、また、吸収にとても時間がかかってしまいます。運動後には、時間をかけて、ゆっくり飲んでいくようにすべきです。
炭酸や、甘すぎるもの、カロリーゼロ飲料などはすすめません。また、人工甘味料を多く使用したものに注意が必要です。多量に摂取するとお腹がゆるくなる(下痢など)などの症状がでるものがあり、運動時には多量に飲むことが考えられるため避けるべきと思います(1~2リットル以上飲まなければ、通常は問題ないものです)。
塩分は発汗とともに失われるのでその補給と、体への吸収をよくします(浸透圧の作用)。糖度3~5%は、このくらいが吸収をよくする作用があり、甘味があると飲みやすくもあるためです。
~資料 熱中症のホームページより~