今夜は飲んでるから，投稿はやめようと思ったんだけど。 久しぶりに奥さんは留守。好きなもの買ってきて一人で飲んでる。 やりたいことは一杯あるのに，まだそこまで手が回らない。 毎晩飲んでる。だらだらのんでる間，奥さんはＵＯの世界に行ってることのほうが多い。だからいつもとたいして変わらないはずなのに。 先ほどから，ゲームとか，始める前にと，ボーっといろいろな人のブログを読んでいるだけなのに，ほとんどのんでいないのに，なんだか眠たい，やたらにお酒が回っている気がする。
実は，それより何より困るのが，異様にタバコが吸いたいと思うこと。
６月に，これまで1日２箱は軽かったタバコを突然やめた。歳がばれちゃうけど，吸い出したのが早いのもあって，３０年以上。 コンサートホールでもなんでも，タバコが吸えるのは建物の外，なんてことになってきて，さらにうっかりすると，外でもすえない。 東京に行ったとき，丸の内の喫茶店で禁煙だと言われて，仲間を待たせて外にタバコをすいにいったら，外にも喫煙できる場所はなかった，なんて経験もしている。 だんだん肩身も狭くなってきたし，いっそのことやめてやろうかと，思うことはあっても，1日2箱，なんて表現が控えめなほどのスモーカー。自分でもやめようなんて本気で思ったことはなかった。
時期は６月はじめ。きっかけは，ほとんどないようなもので，いつも喫煙室で会う一人が，週末からタバコをやめていると聞いたことだけ。 本当に軽い気持ちで，たいした決意もなく，とりあえずやめてみた。やめて1週間目，わけあって１本すってしまったので，その晩はのみながら1箱すったけど，次の日から，また我慢してみたら，できちゃった。 そうやって，しばらくしてからかな，本屋でアレン・カーの禁煙セラピーという本を見つけて，駄目押しのつもりで読んでみた。なにしろ，読んでいる間はタバコはやめないでよくて，全部読んでから，最後の1本を吸いましょうという，画期的な発想で，禁煙してから読む，と順序は逆だったけど，そのまま禁煙を継続することに，かなり助けになったと思う。
（全部読み終わって，さあ，それでは最後の１本を吸いましょうなんて，ありがちな失敗もしなかったし。）
実感といろいろな本や話と違うと思ったのは，ニコチンの禁断症状かな。突然，へんなふうに眠くなる。寝不足で眠いとか，そんな感じではなくて，どう表現すればいいか，頭がボーっとして，とにかく眠れれば幸せといった健全な眠さではない。 1ヶ月くらいしたときかな，この状態を打開するために，二コレットに頼っていた。
ある宴会で，内科のドクターの隣席になって，この話をしたら，自分としてはタバコをやめてもう1ヶ月にもなる，と思っているのに，依存症の患者扱い。 いつでも相談に乗ると言われて，一念発起，二コレットもぷっつりとやめて，いよいよ3ヶ月というところ。
ホントにふとしたきっかけで吸いたくなる。今では冷静に考えると，タバコをすう行為が，本気で死のうという気もないくせに，剃刀で手首をこする自傷行為とまったく同じと思えるようになっている。 それでも，習慣のこわさ。ふと，吸いたいな，とは思うのは，考えてみればタバコとの付き合いは奥さんより長いのだから仕方ないか。 でね，3ヶ月というのがこれもひとつの区切りで，仕方ないのかもしれないけど，ニコチンの禁断症状と，自分では自覚しているあの眠気が，最近またよく襲ってくるのですよ。
だから喫煙したいとか，二コレットが欲しいとかは，思わないからいいけど，少なくともニコチンの禁断症状は短期間で抜けるというのは，うそだと思う今日この頃。
たまたま，この記事を読む喫煙者の方，もし，あったらこれも何かのご縁。まだ，多少は苦労してるけど，今では，喫煙行為がくさいとか，迷惑だとかいう話ではなくて，またタバコをすっているときには，「緩慢な自殺」みたいなこと言われてもへとも思わなかったけど，人事ながら自傷行為に見えて仕方ないんです。せめて禁煙セラピーくらいは読むことをお勧めします。
