しがない公務員の大阪通信

大阪在住、在職の公務員が大阪の過去、今、そして未来を考えます。

大阪市職員の育児時間と保育所入所

2017-01-06 | 公務員に求めるもの
先日の例の維新の議員さんのツイートで、
「公務員(大阪市職員)の保育所入所の優先順位を低くしたる」と呟いて、
その事実を私が呟いたら、
20のリツイートをいただきました。



今年1発目のブログは、
この解説をしたいと思います。

現在大阪市の保育所入所については、
保護者の就労状況を点数化し、
点数の高い順に入所できるシステムになっています。
http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000150/150373/29riyoucyouseikijyun.pdf

基礎点で一番高いのは、
「月20日以上かつ週40時間(休憩時間を含む拘束時間)以上
又は週5日以上かつ日8時間以上働いており、それに見合う収入がある。」人などが100点。

父母それぞれの基礎点の合計(ひとり親の場合は+100点)に調整指数を加減した持ち点で順位をつけます。

最高点は220点くらいになるかと思いますが、
やはり200点が一番多く、
200点を切ると入所が難しくなります。

現在大阪市職員の正職員は、
勤務時間は7時間45分ですが、
休憩時間が45分あり、
拘束時間は8時間30分になるため100点がもらえます。
(臨時職員は拘束時間6時間15分のため90点)

なかなか正規で働ける人が少ない中で、
待遇に恵まれている大阪市職員が保育所に入りやすいのは更なる厚遇だとして、
是正しようとしているのが維新の考え方です。

その待遇というのが「育児時間」。

1歳半までは90分以内の「育児時間休暇」(有休)、
1歳半を超えると「育児短時間勤務」を適用することができる。

これに関しては、
事前申請が必要ですが、
実際に適用するかは復帰する頃にならないとわからないのがほとんどです。

今までは勤務時間が9時~17時半と決まっていたので女性で使う人は多かったですが、
「イクボス宣言」によって、
勤務時間を前後30分ずらすことも可能になっています。
http://www.city.osaka.lg.jp/jinji/cmsfiles/contents/0000359/359750/bessi2.pdf

そんな中、
例の維新の議員さんは、
「育児短時間勤務」を使うことを前提に拘束時間を7時間として「90点」にしようと考えているようです。

「育児短時間勤務」に関しては、
民間企業でも適用されている制度ですが、
例の維新の議員さんのツイートを見る限り、
大阪市職員を大阪市の保育所に入れさせないようにしたい気持ちが見え見えだと思います。

大阪市職員の中には大阪市立の保育所で働く保育士も含まれます。

民営化と絡めて、
大阪市職員を「3K」職員にするために頑張っていきたいのでしょうね。

最後はぼやきになりましたが、
保育所の入所基準についてでした。

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