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2018-19 FIS スキージャンプ・小林陵侑選手総合優勝

2019-03-26 15:20:14 | 日記・駄文
今までブログでは書いたことがないですが実はスキージャンプを見るのが好きで
CSもその為に契約してたりします。

今年は小林陵侑選手が開幕からとてつもない強さを発揮して
残り5戦を残して日本人初の総合優勝を決めたシーズンでしたが本当に楽しくて寝不足になったシーズンでした(;´▽`A``
先日のファイナル、プラニッアも優勝で飾り今シーズンが終わったので
ここでその思いのたけを書いてみたいと思います。

スキージャンプでは何年かに一度、手も付けられないような強さの選手が出ることがあるのですが
まさかそれが日本人でみられるとは。

昨年までは一度も表彰台にすら上がったことなかったので
(兄の潤志郎選手が去年の開幕で一度優勝はありましたが)
今年のシーズン日本人がこんな活躍をするとは誰が予想したでしょうか。

特に印象的だったのは2勝目のルカでの勝利。
前のヴェリンガ―選手がヒルサイズ越えのジャンプでこのままだと飛びすぎてしまうと
いうことでコーチリクエスト(コーチの指示でスタートゲートを低くして飛ぶことができる。
スピードが落ちるので飛距離はその分でなくなるが、ヒルサイズの95%を超えると
そのゲートを下げた分だけ加点される仕組み)
で2段ゲートを下げたにも関わらずヴェリンガ―選手よりはるかに飛んで行って
ヒルレコードタイ(ジャンプ台記録)

Ryoyu Kobayashi | Men's Large Hill #2 | Ruka | 1st place | FIS Ski Jumping


ここ数年は上位が接戦が多い中これだけの圧勝というのは
なかなか見たことがなかったので度肝を抜かれました(しかも日本人がこれだけの圧勝は見たことなかった)

そこからあれよあれよと勝って行き4Hillsで日本人初、60年以上という歴史の中でも
今まで2人しか記録していないグランドスラム(4試合すべて優勝)も達成。

解説の竹内元康さんも言ってたように、生きてる間に次見られるかという
とてつもない快挙を達成。
これだけでも間違いなくスキージャンプ界に名前は語り継がれる記録だと思います。

その後はイタリアで勝った後に少し調子を落としてしまいましたがそれでも1桁順位はコンスタントに入り、オーベルストドルフ(FH)で優勝、ビリンゲン5も総合優勝(賞金3万ユーロ)

世界選手権は・・・うん、忘れよう(; ^ω^)

その後もRAW AIR(ノルウェー版4Hillsみたいなもの)最後の一本で大逆転制覇、
プラニッア7(予選、本戦、団体戦の総合ポイントで競う)も制覇と考えられるすべてのタイトルを総ナメ。今年はまさに小林陵侑の年、歴代の名ジャンパー(マリッシュ、アホネン、シュミット、ハンナバルト、シュリーレンツァウアー、ペテル・プレヴツ、ストッフ等)に名を連ねるような活躍だったのではないでしょうか。

日本人がこれだけ強いと見てるのもこんなに楽しいと思ったのは実に20年ぶりでしたね(;´▽`A``

来年はもちろん小林陵侑の飛び方をほかの国も研究してくるでしょうし
突然勝てなくなるのもスキージャンプでよくあることなので簡単には勝てないかもしれませんがこれだけ楽しみなオフシーズンも初めてかもしれませんね。

あと日本人が強いとルール変更されるという書き込みをたまに見ますが
細かいルール変更は毎年行われていて(今年はブーツを脱いで体重を図った時を基準にしてスキー板の長さが決められた。結果全員の板の長さが少し短くなった)

特定の誰かが有利になるようというよりはむしろ皆公平で飛べるように
ルール改正されて現在では風の条件も含め(完全ではないですが)かなり公平に飛べるように
なってきています。以前は低身長の選手が有利だったためにスキーの長さを身長の
比率に合わせて決めるというルールがたまたま日本人が多く該当したため、一部のマスコミがその様な記事を書いたのではないかなと推察します(もう20年も前の話ですが)

そして、その途端日本人ジャンパーが勝てなくなったというのは正しくなく、
長野オリンピックの翌1999年には日本人ジャンパーが世界選手権で表彰台独占したこともありました。そこから勝てなくなっていったのはルールよりもスーツなどの仕様が
ほかの国と比べて追いつけなくなったのではないかなと個人的には思いますね
(現在ではそのスーツもかなり規定が厳しくなり、少しでもスーツにだぶつきがあると
失格処分になります。そういうところにも公平性のためのルール変更が繰り返されてきていますね)

話が脱線しましたがそれだけ公平性がある現在でこれだけ圧勝するにはほかの選手と違う
有利な飛び方になっているのでしょうね。(踏切からジャンプの姿勢に入るまでが圧倒的に早くて前に行ってる、スキー板がほかの選手と比べて垂直に当たって浮力を余計に得ているといわれてるみたいです)

一つだけ心配なのが今は低くて速いジャンプが主流の中、一人だけとてつもない高さで
飛んでいくことがあるので特にフライングでの着地が怖いww

先日日曜日のプラニッアのヒルレコードも出した時もあまりにも高くて
ケガしないかひやひやでした(;´▽`A``

小林陵侑、最終戦で優勝し13勝目! スキージャンプ FIS ワールドカップ 18/19


本当に今年は楽しいシーズンでした。スキージャンプをずっと見てきていたシーズンの中で一番楽しかった。小林陵侑選手、有難う。

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