Corugen's Workplace

日常の風景をつづり、社会の非道を断じ、自らの趣味を披瀝するアナーキーな広場

■中国反日デモと靖国とNHK受信料不払

2005年04月24日 | 001近時随想
どっちが先か、日本の保守反動の仕業か、中国にある反日教育ゆえか?

でも、日本は戦後60年たっても政府間形式論的謝罪や一部アジア地域からの日本弁護論を楯にして、いまだ中国や韓国の国民レベルの納得を得られていないではないか?中国や韓国の反日教育はけしからん、自分たちの立場をしっかりと主張せねばという、安部さんの談話があったが、反日教育をいまだに継続せしめている背景に何があるのか?向こうの教育の瑕疵ばかりを唱えるが、翻っての日本での教育はどうなのか?中国に「ゆるしの思想」唱える前に自ら及び祖先の非を冷静かつ厳然と見つめる「まじめさ」を持つべきではないか。そういった意味で日本は無責任どころか不真面目だ。安部晋三は「わが国及びわが国を囲む世界の歴史」及び「歴史に学ぶ」という定説を知っているのだろうか?そういうものを知っていてあのような言動をするはずがない。政治家としての見識どころが、教養人としての見識を疑う。

あの一連の騒動は、当初は中国政府が裏で先導するか、又は黙認でスタートしたのではないかと見る。反日、日本の歴史観への不快感は政府も民衆レベルも軌を一にしているから。民衆デモを適度に抑えつつ政治的宣伝に利用するというのも一つの手であったろう。ただ、デモがや暴徒化の方向に流れ国際世論の反発も大きくなってきたこと、あのデモが実は民主化の動きとリンクした時の危険性に中国政府が気づき始めたことで、事態の収束に向かい始めたようである。

それにしても日中関係が緊迫していたこの時期に靖国神社に参拝した政治家がいるというが、彼らは自分の主義主張を疑うことなく表明することが、自らの立場を危うくするばかりか日本の外交、日本と中国の将来に決してプラスに働くことがないことがわからないのだろうか?敢えてやっている、挑発的行為だといってもそれは所詮自己満足の世界であり、その限りにおいてガキの行為ととられても仕方がない。・・・・・大脳があるとは思えない、そう、「脊髄ガエル」と同じである。決していい方向に行くわけないのに、それどころか日中関係修復の妨げにすらなるだろう。こういう頑なな主義主張は中国の暴徒に殺されることを覚悟でぜひ中国でやっていただきたいものだ。自身の安全なエリアで放言三昧するのは、無責任のきわみ。主義主張を表明するTPOをわきまえない政治家は国賊である。木に登れないかにを尻目に木に登ってお尻ぺんぺんするサルみたいなものだ。

自己を主張するなら、その前にやるべきことをやってもらいたい。過去の清算と国際協調・平和を希求する良心的な国民の総意を代表して表明してもらいたいものだ。


さて、中国反日デモの話に戻るが、これと同じようなことが日本でもある。NHK受信料不払である。あれは勿論NHKの一連の対応への抗議からスタートしたものではあるが、今となってはそれ以外の要素も合流し始めている、政治への反発、そして国や地方公共団体による税金や社会保険等々の犯罪的蕩尽への抗議(税金は滞納すると罰則や重加算税の徴収があるが、受信料は今のところはない)と私は見ている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿