生きていることⅡ

2009-05-16 08:52:55 | Weblog
年をとってきて初めて身体のことに目を向けるようになる。気がつくのが遅いけど、普通そうではないかと思う。
いろんなパーツもしっかり管理しなければ役に立たなくなる。歯も私の場合小さい頃から歯医者さんによく
お世話になった。数年前に全面的に投資をしてから己の管理のずさんさにやっと気付かされた次第。
老親が入れ歯にして苦労しているのを見聞きするにつけ、一生もののパーツを大事に管理しなければと。

それもまず始めは、五十肩と言われている症状、肩のこり、腕のしびれが続くから同級生だった治療師にハリ等をしてもらった時に、
こういう対処療法では完治出来ないと言われ、プロがそう言うならどうしようと・・・
考えてみれば有機物の生命体、痛い、しびれるとは体が発している信号、充分その部位のケアがなされていない証拠
栄養分が補給されて正常な状態を維持できるようにするには、補給路の確保、身体運動しかないなと、毎朝始めたラジオ体操。

一日の始動に体を目覚めさせると共に、動かしている筋肉部位を意識することによってこわばりつつある、
傷みつつある個所を自覚できたり・・・身体との会話の時間でもあると思えるようになった。
やはり以前に比べ身体的反射能力は正常状態ではないかなと感じている。

身体というものに関心がゆく中で、「人体の驚異展」の割引券を頂いて長野まで足を運んだ。
本物の人体をそのままに合成樹脂化した?展示に、人間のその生きるメカニズムをまざまざ見せていただいて、
一層自分の体というものに愛おしさを感じると共に、動かしている筋肉や骨格の動き、血管の配管状態、神経系統の配線状態に
意識が向くようになった。

高齢でも健康で元気に活躍なさっている方の健康法にも興味が湧いてきて、うつ伏せ寝も取り入れた。
最初は節々が痛かったが、それもこれもまだまだ体が自然状態ではないと意識して
無呼吸症候群が無くなったみたいだし、腰痛には抜群の効果があるみたい。ラジオ体操との相乗効果かな?

人間は動物である。動くために出来ている。体はどんどん動かすものである。それが自然の状態だなと生きることだなと。
管理し栄養を摂って休養 体の命ずるままに・・・まだ続きそうな人生だから


生きていること

2009-05-10 09:09:03 | Weblog
今朝の日経の文化欄 永田教授の「体のなかの数字」より
私たち人間はおよそ10兆個の細胞からできている。
1個の細胞の大きさは約10マイクロメートル、1/100ミリ程度
その1個1個の中のDNAの紐を伸ばすと約1.8メートル
だから1人の持っている遺伝子DNAの総延長は1千億キロメートル!!!
太陽と地球の間を2~3百回往復できる長さ・・・ここまでくると私の頭では想像の域を越えている。
たしかにちっぽけな存在であるが、されど雄大な宇宙空間的スパンを秘めた自分である。

血管の総延長は毛細血管までふくめて、10万キロメートル、地球2周半!!
週末にゆく温泉施設で温浴と冷浴をやるが、最初の15度の冷浴20秒から
温浴に入った時の毛細血管の拡がりに血液が流れてゆく充当されていくピリピリ感
末端まで行き届いたと感じたら冷浴へ、2度目3度目とレスポンスが早くなるのか、
感覚が鈍るのか間隔は狭まる。強制的血管収縮運動で10万キロの血管の維持管理の
役にたっているだろうか?

1年も経つと体のほぼすべての細胞が別物に入れ替わっているという!
形は見た目は変わらねど?リニューアルが繰り返されて・・・生きているってことの姿
成長にしろ衰退にしろ日々自覚されなくても営みがなされている・・・すごい。

神経細胞のようにほとんど入れ替わりのない細胞もあるが、・・・
目についた気になる記事である。やはりアイデンティティーの発露の感覚知覚は留め置かれるのか~~?
いや確かニューロンだかなんとか神経細胞の網目は刺激によって発達拡張してゆくとかではなかったかな。
広い世界に目を向け運動して神経細胞を活性化しよう!