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慰問集団仙台てっぱ会 えれぞう団長のブログ

避難所で出前コンサートをしています
【えれぞうイズムにおける世界観】はコチラです

まともに論じる気もありませんが…

2011-04-15 23:31:45 | Weblog
すぐに止めて?

それが希望ならこういった方々を一箇所の集めてその地域の自治をまかせた上で止めてやればいいんじゃないですかね?

結果として電気の供給がストップして経済が破綻しようが、医療機器が停止してたくさんの患者が命を落とそうが、交通が混乱して事故が多発しようが一切文句は言わないのでしょうから。もちろん電気も必要でしょうからその地域の野山をすべて切り開いて太陽光パネルを並べ、費用はその地域の消費税率を200%くらいにしてまかなう…そのくらいの事はするでしょう。

確かに原発はリスクが大きいです。将来的には縮小しなければならないという意見には賛成です。実は僕も以前は放射線管理手帳を持っている非破壊検査員で六ケ所村の核燃サイクル施設にも従業したこともあります。しかも矛盾することに高校時代は反原発運動をしていました。そういったプロセスを踏襲した上で言わせてもらえば、原発を停止するための代替エネルギーの確保を論じることのない反原発運動はあまりにも無責任です。こういったデモが被災地の風評被害を増進し、マスコミの注目を浴びること自体が復興の足枷になりかねないという事に気がつかない輩は、電気を使う資格など皆無です。

だからすぐに送電を停止してあげればいいんです。なにしろ“止めろ”って言ってるんですから。


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津波

2011-04-14 10:18:52 | Weblog

僕が避難した建物の屋上から撮った写真が携帯に残ってました。説明するまででもありませんが上の写真が津波が来た直後で下の写真が2日後です。角度は若干違いますが同じ場所から同じ方角を撮影しています。


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どうすれば理解できるのか?

2011-04-14 09:19:40 | Weblog
閖上港に行ってみた。町が消えていた。写真や映像で見た空襲された街の光景を見ているようだった。被災地にはずいぶん足を運んだが未だに何が起きたのか理解できていない。もちろん頭では解っているがここでいう“理解”というのはそういう事ではない。マスコミでは福島と三陸の報道が中心になりがちではあるが、今回の災害を津波に限っていえば、語弊があるかもしれないが被害の大小は海岸線に人がどのくらいいて家がどれくらいあったかということで、決して市町村単位で津波に襲われたのではなく500キロにも及ぶ海岸線のすべてが襲われたのだ。言い換えれば被害を受けたのはすべて個人であって地域ではない。マスコミの報道を鵜呑みにすると被災地以外の人がこの辺を誤解してしまうのではないかと不安になる。事実、七ヶ浜から相馬あたりまでの報道を耳にすることはほとんどない。たしかに市町村単位でみれば三陸方面と比べれば被害は少ないのかもしれない。が、実際にその範囲で街並が消えてしまった事には変わりがないのだ。そんな以前の面影すら留めない町に立って思う。こんな光景を何度見ても何が起こったのか未だに理解できない。もし、ニュース映像だけで理解できた人がいるならばその人は、例えば目隠しをされて行った事のない高層ビルの一室に連れ込まれ、その部屋のドアノブを見ただけでそのビルの外観が解るくらいの理解力があるのだろう。残念ながらそんな理解力は僕にはない。だから10分間でいい。大気圏外まで飛べる神の翼とその高さからでも人の表情が見える神の眼が欲しい。そうすれば今やるべきことの片鱗くらいは愚鈍な僕にも少しくらいは解るのかもしれない。なにしろ未だに現場にいくと自分自身があの津波に襲われたにもかかわらず、その想像や経験を超越した光景を現実として受け止めきれていないせいで、気を緩めるとあの出来事が、自宅で晩酌をしながら暇つぶしに見たハリウッドあたりのド派出なスペクタクル映画のワンシーンのように思えてしまいそうになるのだ。そんなことが許される訳がない。


                 だから神の翼と目が欲しい。



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慰問集団てっぱ会 第14回出前コンサート 名取市立下増田小学校

2011-04-14 08:55:17 | Weblog
磯の香りが漂うぬかるんだ校庭からここまで波が押し寄せたことをうかがわせる避難所。避難されている方の人数は少ないのですが、比較的子供の姿が多くみられました。そこへ【ぽれぽれ】が子供たちを呼び寄せて一緒に演奏。アフリカンドラムならではの荒業ですが、楽しそうに太鼓を叩く子供達の姿に会場は和やかな空気に包まれました。子供の笑顔に勝る癒しがはありません。逆に僕たちが元気をもらったような気がします。


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あれから一ヶ月…

2011-04-12 20:20:58 | Weblog




  …なんて言葉をテレビなどから耳にします。報道する上での定番なのでしょうが、実際は何が変わったのでしょうか?

       



        基本的に何にも変わってません


                     


                     …以上です。





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慰問集団てっぱ会 第13回出前コンサート 塩釜ガス体育館

2011-04-12 19:41:32 | Weblog
ここは倒壊こそ免れたものの半壊や水没、その他ライフライン等の諸事情により自宅での生活が困難な方々が生活していますが、体育館の天井に使用されている金属性のネットの隅のほうが所々外れかけていて館の端は立ち入り禁止になったまま。危険ということもあり今月一杯で閉鎖になるそうです。推測ではありますが、前述した自宅での生活が困難になっている“諸事情”というのが“高齢であるため片付けができない”ということなのでしょうか、お年寄りの姿が目立ちました。それに加えて期限付きの避難所生活。誰しもいつかは自立しなければならないという行政側の考えも理解できなくもありませんが、間近に迫った退去の日がストレスになっているように見えたのは錯覚だとは思えません。そんな会場にはなんとなく疲れきった空気を感じましたが、公演が始まると徐々にゆったりとした空気が流れ始め、大きく盛り上がる訳ではありませんでしたが皆さんがにこやかな表情に変わり、今回の公演がうまくいったことを実感しました。避難所によって被災状況も年齢層も地域性もマチマチで皆さんの盛り上がり方も様々ですが、被災者の方々の笑顔をほんの一瞬でもみることができれば仙台てっぱ会は何処へでもお邪魔いたします。


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経験

2011-04-11 01:10:48 | Weblog
昭和53年6月12日宮城県沖地震
平成16年4月 5日宮城県北部連続地震
平成20年6月14日岩手・宮城内陸地震
平成23年3月11日東日本大震災
平成23年4月 7日宮城県沖での余震

この【災害派遣】の横断幕をつけた自衛隊のトラックも見慣れてしまいました。もしかしたら世界中どこにいっても我々ほど地震慣れした民族は存在しないのかもしれません。この未曾有の災害から立ち直ったときにこの地を世界のモデルとなる防災都市する。これは個人レベルまで地震の怖さが染みこんでいる我々にしかできない宿題です。

      そして以前から危惧されている【宮城県沖地震】の活断層は未だ動かず


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慰問集団てっぱ会 第12回出前コンサート JA六郷

2011-04-09 23:06:21 | Weblog
今回お邪魔させて頂いたのがJA六郷の2階にある会議室。なんとなく穏やかな雰囲気が流れていました。比較的子供が多かったのもあるのかも知れません。なんにせよ子供達が楽しそうに遊んでる姿が最近は復興の象徴のように感じていました。しかし前日の地震。僕自身は何があっても予定通り公演しようと思ってましたが、あくまでも訪問先の意向が最優先です。当日の午後一番で町内会長に電話を入れたところ昨夜の余震のことなど意にも介していない様子。正直、かなり驚きました。と、同時に避難生活をしている方々の力強さを肌で感じました。こんなにも強い人達に“慰問”なんてスタンスで向き合うのは不釣合いです。一緒に遊ぶつもりでプログラムを進行させて頂きました。

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余震

2011-04-09 22:28:43 | Weblog
4月7日深夜に発生した余震。いや、アレは余震なんて生易しいモンじゃなかった。揺れている時間こそ短かったが体感的には3月11日のときより大きな揺れだったという方も多い。しかも、前回と揺れの方向が違ったために損壊の免れた建物が壊れてしまっている。極端な例かもしれないが僕の自宅の近所にある築38年になる伯母のの家では前回の地震では多少、棚から落ちた食器類が割れたくらいであったが、今回は大半の家具が倒れ室内の壁があちこち落ちた上に外壁も崩れた。僕の家は結局前回と変わらずにめちゃくちゃになってしまったが、やはり家具の倒れた方向はまったく違っていた。地震発生時、僕は酔って寝ていたが凄まじい揺れに飛び起きてまもなく電気が遮断され、外に出ようとしたときには揺れがマックスになり家具・皿・飲みかけのコーヒーカップ等々が部屋中を飛び交った。外にはご近所の方々が立っていて口々に「いい加減にしろよ!また片付けんのかよ!」とやり場のない怒りをブチまけていた。部屋に戻り懐中電灯に照らされた部屋を見たときに僕は発作的に一人で吼えていた。

何回でもメチャメチャにしろよ!何回でも片付けちゃるからな!

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慰問集団てっぱ会 第11回出前コンサート 仙台市立六郷中学校 

2011-04-07 10:26:11 | Weblog
今回お邪魔したのは、六郷中学校の体育館。と、改めて記載するのには訳がありましてこの避難所はこの体育館の他にも同じ敷地内にある武道館も避難所になっていて、たくさんの方が避難生活を送られています。前日に打ち合わせに行ったときに館内に入って驚いたのが、避難所というよりは催し物会場を思わせる雰囲気。生活する区画・テレビをみる区画・打ち合わせ等をする区画・受付・子供たちが遊ぶ区画等々。そして何よりも驚いたのが食料や衣料品などの支援物資が体育館の1/4ものスペースに山積になっていたこと。避難所に行かれた事がない方は「そんなの当たり前じゃないのか?」と思われるかもしれませんが、通常は盗難や独り占め等のトラブルになるので倉庫や屋外のテントなどに保管して人目にさらさないのが普通で、僕自身たくさんの避難所を見てきましたが最初に館内に入ったときは倉庫かと思ったくらいです。町内会の方にお話を伺ったところ、同じ町内に住む顔見知りの人たちばかりで顔も人数も正確に把握できているのため、例えば夕食が一食分余ってしまっても誰が食べていないかわかるとか。それだから万が一に盗難なんてことがあっても誰がやったかわかるんだそうです。もっともこんなに統制が取れて協力し合っている避難所でそんな悪いことをする人がいるとは思えませんが。
しかし、本番がスタートして僕たちは強烈な違和感を感じます。明らかに今までとは何かが違うのです。しかしながら愚鈍な僕でも公演が半ばを過ぎた頃から気がつきました。普通なんです。いつものような開演時の緊迫感や緊張感をまったく感じないみなさん普通のお客さんなんです。さすがにまとまりのある避難所は違います。僕の目には他人同士がたくさんいる避難所ではなく、まるで身内が集まった親族会の宴会場のようにすら見える和やかな会場を見て僕はこの地区の何処よりも早い復興を予感しました。

追記:今回より有限会社パラダイスプロ様の御好意によりPAの協力をして頂けることになりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。



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慰問集団てっぱ会 第10回出前コンサート 若林区六郷市民センター 

2011-04-05 10:09:37 | Weblog
今回の避難所は体育館とは違い、各部屋に地区ごとに分かれて避難生活を送っているので会場になる部屋に足を運んでいただくパターン。この場合は事前に館内放送でアナウンスする必要があるのはもちろんではあるが、ジャグラーの結城敬介氏が各部屋で軽くパフォーマンスをして宣伝するのが恒例になっている。で、いつものように職員の方に引率されて、握りこぶしより大きなクリスタルボールを片手で3つも転がしながら彼が各部屋を回って戻ってきたが表情が渋い。

「えれぞうさん…今までの中で一番反応悪いっスよ…」

やっぱりか…会場入りしたときに感じていたなんとなく張り詰めた空気感。錯覚だと信じたかったが、やはり…今日は慎重にやらなければ…とはいっても今更演目は変えられない。何しろ今回のトリは【ほでなすブルースバンド】。ラストにはお祭り騒ぎで終わらせるのが慰問集団仙台てっぱ会の鉄板。どうやってシフトをMAXまで持っていくか考え演目の順番を考え直した。とにかくやるしかない。
一番手【イク】の昭和歌謡で会場がなんとなく和んだような感じがあったが僕の中で不安が治まらない。今回の2番手は初参加JAZZピアニストの榊原光裕氏とJAZZバイオリニストの佐藤聡子氏のデュオ【ハッピー・トコ】。彼等の演奏が2曲目に入ったとき会場全体がその美しい音色に聞き入ってる中で、一人のおばあさんが涙を拭く姿が目に入った。先日、街が壊滅した避難所に慰問に行った方が「ふるさと」を歌ったら被災者の一人が「“ふるさと”なんて言葉は聴きたくない!」と罵倒されたという話を聞いたばかりだった僕は、その涙の訳がわからず極度の緊張状態に陥った。が、まもなく彼女が感涙していることに気がつき胸を撫で下ろす。続いて3番手の【結城敬介】のジャグリングで会場を沸かせたあとに【ほでなすブルースバンド】の民謡で大騒ぎして終演。もちろん全ての方が全ての演目で喜んでた訳ではないけれど、終わってみれば皆さんが憑き物でも堕ちたかのようなにこやかな表情に変わっていて、終了後も結城氏がおばあさん達に囲まれ中国ゴマやお手玉を教えていたり、玄関では被災者の方々に囲まれ「あんた達たいしたもんだ!吉本興行より面白かったし、松井秀樹よりスゲーよ!」となんだかよくわからないホメ言葉を頂いたりで過去にないような盛り上がった余韻を残したまま会場を後にしました。帰りの車の中、結城氏が一言「結局、会場が避難所だってだけで中にいるのは普通のお客さんを変わりがないんでスよね…」。もちろん、僕たちのやっていることが100%の人を元気付けることができるなんて思っていない。そんなことができるのは神様くらいなもんだろう。でも今の僕たちはこれしかできないんだからやるしかない。

相手から求められてるから行くんじゃない。求めていることに気づいてもらうために行くのだ。

これが10回目の公演を終えて僕の中で確信に変わったことです。


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非日常の日常化

2011-04-04 13:49:52 | Weblog
歩道に山積された震災ゴミ。以前、回覧板に「震災ゴミは自宅の前に出して下さい」と書いてあったのを見たが依然として回収されていない。しかし、周囲には流れてきた車や建材、貨物コンテナ等々散乱しているから特に目立つ訳でもない。仮に僕が行政側の人間だったら、優先順位で震災ゴミは後回しにするだろう。新聞で見たが今回で出た廃棄物は仙台市から出るゴミの23年分に相当するとか。実際に元通りに片付くまでどれほどに時間が必要なのかは想像もつかない。日常的光景とは日々変化のない慣れ親しんだ風景。僕はこの光景が徐々に日常的なものに感じ始めている事に気がつきゾッとした。



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花見

2011-04-04 08:45:44 | Weblog
東京で花見の自粛や中止が相次ぐと聞いた。関係企業の打撃は計り知れないだろう。
被害がない場所で被害者を増やす理由があるのだろうか?

こんなときだからこそ今年も僕は例年通り花見に行こうと思っています。

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ギャップ

2011-04-03 22:25:46 | Weblog
3月11日の午後9時頃だったように記憶しているがラジオから流れた情報で下記のようなものがあった。


「若林区の某所で2~300人の遺体が浜辺に打ち上げられています」


この報道を仙台駅の東側にある避難所になっていた某小学校の体育館で聞いていた友人は
「仙台市の職員がラジオを流していたので、この第一報があったとき一斉に悲鳴が上がった」と話す。
同じ放送を一階が水没したままの建物の2階で聞いた僕が見ていたこの報道の直後の光景…


               全員無言


この反応のギャップが津波の被災地と地震のみの地域とのギャップになっているように思う。
だから繰り返し言います。何度でも言います。


           現場を見に行って下さい。


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