リチャード・ラビンさんの身体を借りた賢者エクトンはスピリチュアルなメッセージを語り続けます。
誰もがアセンションについて断定的な定義のようなものを期待しがちですが、エクトンは一つの方向だけから物事を見ないで、包括的な意味合いを含んだ語り方をしています。
『現在の地球のアセンションが予定通りに進んでいるのかというと、その元になるブループリントというものは、実際には存在しないのです。
しかし、いわゆる闇の世界が変化して光の世界に変わっていく過程に関しては、大まかなアイデアというものがあります。
そのスピリチュアルな原動力として必要になるのが、「愛」であり、皆さんが元々持っている創造者としての資質です。
皆さんの経験からは実感しにくいかもしれませんが、私たちが存在している宇宙は、パーフェクトにバランスがとれています。
そして、スピリチュアルな意味でも、アセンションの過程は、急がれる性質のものでも、遅らせるべき性質のものでもありません。個人個人が相対的な視点から経験していくものです。
そのために何をすればいいのかというと、今まで経てきた自分の歴史、過程を振り返ればいいのです。
すると成長や進化の過程が起きていることを自覚することができるでしょう。
現時点では、アセンションの過程は非常に重要な局面を迎えています。
個々人が自分の内に持っている最も素晴らしいスピリチュアル的資質を表現しつつある中で、その過程を拒絶する人は、苦しみを経験することになります。
アセンションを経験している人々が、苦しみを感じている人にできることは、自分自身の経験を進めることによって、生ける実例として可能性を見せてあげることです。
そこから思いやりや愛、様々な可能性を分かち合ってあげることです。』
エクトンが言っていることはいわゆるライトワーカーとしての役割のようにも思えます。
自分の魂の望むように行動し、多くの人々の心に灯火を分け与える活動することに通じます。
スピリチュアルな世界の探求やリコネクションでの経験から、私も本当の自分を知り、魂の欲するライフワークをしていくことがアセンションに繋がるのではないかと感じます。
『皆さんが成長を続け、その意識が拡大していくにつれて、スピリチュアルな世界の理解の仕方は刻々と変わっていきます。
この信じられないほど巨大な多次元宇宙を、どれほど分析したとしても、一時的なものでしかないということを、理解してほしいのです。
もちろん、一時的な歓びとして理論化するのは良いことなのですが。
多次元宇宙に関して理解していただきたいのは、一人ひとりの経験によって違うものだということです。
そのため、経験を分かち合うことから素晴らしいものが生まれます。
e'prouverは、シェアリングがとても好きです。
お話をしてお互いに気づき成長する・・・この過程とても重要だと考えています。
自分自身の証明になるのは、分析よりも経験なのです。
ですからどんな場合でも、「あなたはどこから来たのか」という限られた観念の質問には、どうしても正しく答えられないのです。
それでも、私は"ソウル・オブ・ゴッド"つまり、「神の魂」からやって来ているとは言えるのですが、それをスピリチュアル的にどう解釈するかは自由です』
エクトンはこの物質世界で大切なことは経験だと話しています。
ワイス博士の著書のなかでも、スピリチュアルな面でも、魂の世界では味わえない感覚がこの地上世界で与えられており、すべての経験が魂の進化成長の糧になると書かれていたのを思い出します。
ドクターマーガレットも同じことを言われています。
本来、非物質的な魂でありながら、物質世界に住んでいる私たちは、両方の世界を経験できる恵まれた世界なのかもしれません。
これから、私も本当の自分のハートに従って、宇宙の真理やスピリチュアルな世界と関わりながら、様々な経験をしていきたいものです。
(出典:anemone6月号)