禅寺丸柿 ～ 川崎市 ”柿生” ～

１０月１１日月曜日、体育の日。

晴れ。

柿を求めてバイクを走らせ川崎市麻生区にやってきた。

柿の品種名は「禅寺丸柿」
川崎市麻生区原産の不完全甘柿。
日本最古の甘柿の品種と言われているらしい。
調査していくうちに、一般のスーパーや八百屋では販売していないことが判明。

とりあえず麻生区王禅寺に柿の原木があるとのことで、「王禅寺」を訪ねた。

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午前９時。
陽は高いが「王禅寺」は森に囲まれており、神秘的な雰囲気が漂う。



緑の光に目が癒される。






古い寺社だが手入れは行き届いている。



原木の石碑が置かれており、神奈川の名木１００選と記されている。

ちなみにこの名木が柿生（かきお）という地名の由来なのだとか・・。

原木は樹高６メートルと記されているが、それほど大きくは感じない。


老木だがタワワに実っている。


スーパーでよく見かける”柿”に比べ、かなり小ぶり。
テニスボールくらいか・・。


手が届きそうだが、採ってはいけない。
撮るだけにしよう！（笑）

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「王禅寺」を後にし、ブツを入手すべくしばらく周辺を走りながら捜索したが、なかなか見つからない。
住民に聞き込みしようにも、休日のためか人が歩いてない。

また今年もダメかと思いながら走っていると、小さな無人直売所を発見。


やっと出会えた！愛しの"禅寺丸"様。


一年越しの恋が稔った瞬間だ。

一袋２００円。（安！）

財布には小銭が１６０円しかなかった。（泣）

無人直売所の裏で畑仕事をしているおじさん発見。
声をかけて小銭が無い旨話すと、販売担当のおじさんを呼んでくれた。
（この時点で"無人"ではなくなってしまった）

おつり３００円と「禅寺丸様」を受け取り帰ろうとすると。
「これ持って行く？」とゴーヤを差し出された。
「いいんですか？」と訊くと「もう最後だからいいよ」

２００円でこの収穫。

優しいおじさんに感謝！


種が多く、味に派手さは無いが、素朴な甘さ。

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道中にある"海軍道路"の桜並木。（横浜市瀬谷区）

来年の春が楽しみだ。

　＊　＊　＊

EOS20D
+EF-S17-85mm/F4-5.6 IS USM