江ノ島ネコさんぽ

散歩して出会った風景やネコ達を紹介していきます。

ホタルと棚田

2009-06-02 22:24:20 | 旅散歩
5月31日(日)午前11時半ごろに車で自宅を出た。
ホタルは夜にならないと見れないので遅めの出発である。

藤沢からは横浜新道と首都高を乗り継げば渋滞も無く早く着けるが、
特に急いではないので、川崎まで一般道で行き、川崎の浮島から
アクアラインに乗った。

  * *

午後1時過ぎにアクアラインの「海ほたる」に到着。

名物のイイダコ串を食べ、メロンパンを食べ、あさり焼きを食べた。
イイダコは富津の名産で、軟らかくてプリッとして美味しかった。
 
イイダコ串

あさり焼きはタコ焼きの中身があさりになっているもので、とろとろで
美味しかったが、やっぱり中身はタコのほうが美味しいと思った。

あさり焼き

ホタルは夜にならないと観る事ができないので、もう少し海ほたるで
時間をつぶさねば・・。

海ほたるにはアクアシアターなるものがある。
そこには水槽を模したテレビ画面があり、海の生き物のビデオを放映
している。
ちょっとしたバーチャルミニ水族館である。

そのアクアシアターの入口付近に椅子が15個ほど並べられており
そこでは土日に限り本物の「海ほたる」を体験できる。

小さな水槽に海ホタル達が入れられ、お姉さんにガラス棒でかき混ぜ
られたあと電気ショックにより、光らされるというもの。
ちょっと酷だが、海ほたる達もアクアラインの売り上げに貢献
しているのだ。

海ホタル達の体調を考慮してか、一日二回が限度のようだ。
(午前11時からと午後2時半から)
僕が観たのは2回目で、ホタル達にちょっと疲れが見えていた。
時間がある方は是非体験してほしい。

その後、”離れ”にある「うみめがね」を見学した。
「うみめがね」はアクアラインが出来るまでを勉強できる技術資料館。
展示品もいろいろあり、暇つぶしにはいいかも。

駐車場の向う側(千葉側)に見える建物がうみめがね

午後3時に「海ほたる」を後にし、鴨川にある「大山千枚田」へ向かった。

  * *

道は空いており午後5時くらいに棚田に到着した。

そこで生まれたわけではないが、懐かしい風景がそこにはあった。

雨こそ降らないが空は不安定だった。
曇天と棚田はイマイチ絵にしずらい。

ここはひとまず日暮れを待つことにした。
三脚に中判カメラを据えた写真家が天候の回復を待っていたが、
午後6時過ぎには諦めていなくなってしまった。

車の中で静かに時を数えた。

午後7時過ぎ、だいぶ空が暗くなってきた。
撮影開始。

露出補正を繰り返し15枚ほど撮影した。

色彩の乏しい曇天の空を青く鮮やかに写す方法がある。
一つは夕暮れを狙うコト。
夕暮れになると少しだけ青みを帯び、さらにシャッタースピードを
遅くすると青みが増す。

もう一つはホワイトバランスを崩す。
曇りだからといって曇りモードに合わせるのは普通のコト。
ここであえて電球モードにしてみる。
邪道だが、いつもと違った表現ができ、インパクトのある
蒼い風景が出来上がる。


暮れる棚田

  * *

さてそろそろホタルが飛ぶ頃だ。
「大山千枚田」から車で20分ほどの君津市豊英に「ロマンの森共和国」
という遊戯施設があり、5月末から7月初旬ころまで”ホタル鑑賞の夕べ”
というイベントが催され、たくさんのホタルが観られるという。

鑑賞料500円/人を駐車場で払い(駐車代は無料)、注意事項を
聞き現場へ向かった。

予想を遥かに超え、いままで観た事がないくらい大量のホタルが
CGの如く舞い踊っていた。(写真は一部のみ)
写真の黄緑色の線状光がホタルの軌跡である。


GX-200で撮影。
地面に仰向けに置き、ピントは∞(無限遠)
ISO感度800で約1分間のバルブ撮影。

地面に腰を下ろし、天を仰ぎ、しばし言葉と時間を忘れた。
是非ともデートの〆(シメ)に使いたい。

  * * *

後世に残したい”にっぽんの風景”である。

おわり


最新の画像もっと見る

コメントを投稿