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アカガメ号航海記

週末は、ヨットで気ままにどんぶらこ!

小島敦夫『アメリカス・カップ’95 誰も伝えなかった内幕』

2009年03月08日 | 海本コーナー
小島敦夫『アメリカス・カップ’95 誰も伝えなかった内幕』

この著者、口(文?)が悪い!、というのが第一印象。
きっと正しいんだろうが、
と書きながら、うちのカミさんの顔が浮かんでしまった…。

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p19 「国際的にはアメリカズカップとは呼ばない。アメリカ「ス」カップである。」
p29 (ニッチャレの日本人スキッパー・南波誠を評して)「名目的な船長でした。92年から、彼のいうことは私にもわからなかった」
p94 (横山一郎チーフデザイナーのコメントに対して)「ずさんなコメントである」

p152(88年のアメリカスカップにおいて、デニス・コナーがカタマランで防衛したことについて)「まさに、醜い勝利以外の何物でもない」


菅野修(訳)『あっぱれ!クルージングアイデア』

2009年03月08日 | 海本コーナー
菅野修(訳)『あっぱれ!クルージングアイデア』

アメリカの有名なヨット雑誌『SAIL』の読者のアイデア集。
きっと素晴らしいアイデアなのだろう!
でも、クルーザーを始めたばかりのワタシにとって、書いてあることはチンプンカンプン。まさに「馬の耳に念仏」状態。
数年後に再読必要。

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(なにをメモしてよいかもわからないので空欄…)

青木洋『インナーセーリング③』

2009年03月08日 | 海本コーナー
青木洋『インナーセーリング③』

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ヨットの用語集。
半分以上、聞いたこともなかった…。

白石康次郎さん風に「前向き」にいえば、
「半分ちかく聞いたことがあった!」
または「無知を自覚できてよかった!」

まあ、人生はまだ長い。
これからもヨットを勉強、勉強!

あまり本の感想になっていないな…





笹岡耕平『ヨッティングへの招待』

2009年02月17日 | 海本コーナー
笹岡耕平『ヨッティングへの招待』

第1章の最初が「「ヨット」って何だろう」で始まるくらい、入門者を前提に書かれている。
「ヨットは高価な遊びか?」という節があるが、いろいろ試算していて、くだらないのが面白い。けっこう聞かれる質問だから、以外に役立つかも?
そのほかは、結構実用的なことがまとめて書いてある。
「ロラン」「サテナビ」など、時代を感じる部分もあるが…

世界一周中のトラブルを列挙したページには、思わず笑った。
生還できてよかったなぁ。
自分だったら、と考えるだけでもオソロシイ!


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p33 レジャー用のヨットを動かすのに免許を必要とする国は、日本以外に例がない
p92 (世界一周航海中に起こったアクシデントを列挙して)
・グアムでエンジン故障、日本から部品を取り寄せて修理
・ヤップ島、リーフで座礁
・ヤップ島、上陸早々検疫法違反の疑いで留置場行き、一日で釈放
・パラオで外出中に走錨、事故にはならず
・ダーウィンでビザがなかったため査問にかけられた
・コロンボで入国管理官の嫌がらせであい不法入国扱いを受けた
・インドのコーチンで釣った2匹のカマスを塩焼きにし、1匹食べたら失神した。もしも2匹食べていたら死んでいた
・インドのゴアで、特別高等警察により麻薬密輸の疑いで調査された
・ポートスーダンで、暑さのあまり倒れた
・航海にて、クルーの一人が衰弱して死にそうになった。その後復活。
・スエズ運河通過後、雷が落ちて電気系統全滅
・地中海の異常寒波で心臓麻痺を起しかけた。マイナス18度、凍傷を負った
・ジェノバからマルセイユに向かう途中、寒波の第二波をうけ、エンジン故障
・ジブラルタルで20~30m/sの嵐に一週間閉じ込められた
・グレナダで、外出中に泥棒に入られた。百万円とラジオ、カメラを取られ、その後は所持品を売りながらの航海になった
・パナマでクルー同士がケンカをし、1名が足を骨折、結局両名とも下船。以降一人の航海になった
・ガラパゴスからマルケサスへ行く途中、バックステーのチェーンプレートが破断した
・モーレア島で指を骨折
・西サモアからトンガへ行く途中、強風でマストが折れた。木でマスト制作。
・ギゾ(ソロモン)で高熱、3日間うなされた
・ラバウルからケイビンへ向かう途中、サンゴ礁の迷路で十数回座礁
・小笠原から兵庫サントピアマリーナまでの間に横転数回、ワイヤ4本切断


笹岡耕平『クルージング読本』

2009年02月17日 | 海本コーナー
笹岡耕平『クルージング読本』

著者は20年以上前に「招福」という33フィートスループで世界一周した元サラリーマン。
世界周航のためのノウハウが書かれている。
かなり実践向け。
わたしにはちと早い。

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p1 どんなベテランセーラーでも、最初は不安だらけのビギナーだったのです。先達の経験や知識を吸収して、それを自分自身の行動の中に消化し、自分なりの考え方を確立した人をベテランというのだと思います。
p101 洗濯と言っても全く簡単な方法で、汚れの少ないものはラ二ヤードで縛るか袖口を通して船尾から流して水面を引きずっていくだけのことである。激しい水流と、はじけるオゾンの漂泊作用で、2,3時間も流せばみごとにきれいになる。
p130 (漂流記を挙げて)
・『荒海からの生還』朝日新聞社
・『117日間死の漂流』講談社
・『ヘノカッパ号の冒険』海文堂、斉藤実著
・『バルサ号の冒険』三笠書房、ビタル・アルサル著
・『ヨット招福の冒険』成山堂書店、笹岡耕平著


エノシマ文庫オープン

2009年02月16日 | 海本コーナー
本が好きなので、ヨットの本・海の本も大好き。
本を通じて、尊敬するヨットマンにアドバイスがもらえるし、
行ったことのない大航海の一端にも触れられる。知らなかった知識も得られる。
なにより「将来は自分ももっと遠くへ!」という気になる。
そのくらい、本は楽しい。

家に置いていてももったいないので、みんなが自由に読めるところに置きたいと思った。
そこで、エノシマのレストラン「カイ」のマスターに相談したら、店内の場所を提供してくれるとのこと。
ということで、エノシマのヨットハーバーの2階、カイの店内にミニミニ図書館ができました。
ビールのつまみに、ドーゾ。








原健『処女航海』

2009年02月14日 | 海本コーナー
原健『処女航海』

ニッチャレの「原健」、という名前は本で見かけたことがあった。
図書館で見かけたこの本も、ヨットレースの話かな、と思って読み始めたら…
ただのレース技術や航海記録ではなく、ジャズピアニスト、大学サッカー部の友人、バーのマスター、そしてもちろん、南波誠、天才スキッパーのクリスディクソンも含めて、原さんが影響を受けた興味深い面々の人物録だった。
とにかく面白くて、あっという間に読んだ。

次は開高健でも読んでみるかな。
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p9 赤坂・木下家バー
p12 開高健『花終る闇』
p39 ハービー・ハンコック『処女航海』
p42 マッカランの25年
p104 Fucking Fuck is Fucked!
p110 しかし、狂気に達したクリスの形相はもはや般若のようだった
p110 その夜のセイリングを車のドライブに例えるならば、真暗な高速道路をうっすらと見え隠れするセンターラインだけを頼りに時速250km以上で延々と突っ走っているようなものだろう。…夜が明けても風は一向に衰えず、鋭い刃物の上を全速力で駆けているような極限状態は続いていた
p154 野力奏一 「NORIKI」
p160 吉本ばなな「キッチン」のオリジナルサウンドトラック
p176 Lovel Dining 三軒茶屋のイタリアン





青木洋『インナーセーリング②』

2009年02月09日 | 海本コーナー
青木洋『インナーセーリング②』

同書①の続巻。
ナビゲーション、気象、落水者救助など。


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p14 ラピタ人の海図は紙に印刷されるのではなく、詩に詠われた。
p92 現代のヨットは、幅が広くスターンに十分な予備浮力を持つ。したがってサバイバル状況下では、ストームジブ一枚で風下に逃げることができるのだ。大波がスターンから襲ってきても、トランサムを持ち上げ、波間を滑ってゆく。スピードを保ちながらセーリングを続けることが、ストームテクニックとなった。…巻き縮めたファーリングジブは深くなり、ストームジブをしては使えない
p123 海風は午後2時ごろに最も強まり、15ノットくらいになる
p124 低気圧の前面に高気圧がある場合は、どのように判断すればよいだろうか。低気圧の接近とともに嵐となる。低気圧の前面では気圧傾度が大きくなり、強風が強まるからだ。特に日本海を発達しながら通ると、暴風となる。そのような嵐は春一番や、メイストームと言われ恐れられている。
p129 糸満の海人(うみんちゅう)、イトマンの観望天気、名誉漁業指導士の上原佑強(ゆうきょう)さん

野本謙作『スピンナ・ヤーン』

2009年02月09日 | 海本コーナー
野本謙作『スピン・ナ・ヤーン』

クルーザーに必要な技術が詰まっている、文句なしに素晴らしい本。
いまの私にはもったいない。
もっとクルーザーに慣れたころに再読せねば!

著者・野本さんは亡くなられたとのこと。残念至極。
せめていつか、魂のこもった<春一番Ⅱ>を見てみたい。

以下、メモ
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p5 ダンフォースアンカーはおそらく今、我が国のクルージングヨットに最も普及している錨だろう。だからいかにも異を唱えているようで具合が悪いのだが、あえて言うと私はダンフォースしか積んでいない船で一泊以上の巡航に出かける気にはなれない。…いったん抜けてすべり出したらまるでそりのように海底を滑って食い込まない。→唐人錨、CQRかブルースアンカー
p34 それでは停泊灯のやわらかいオレンジ色の光に包まれて、静かな一夜を送ってください。それでもうあなたは一生ヨットから離れることはないでしょう。
p48 神田真佐子『二人だけのヨット旅行(上、下)』
p62 テンダー、櫓、スカリング、フェザリングと称してバックの行程でブレードを水平にして空気抵抗を減らす技巧は、…テンダーでも向かい風のときには特に効果的
p77 ハル・ロス『ふたりの太平洋』
p93 一人乗りヨットの高齢:<キリックス>
p132 エリック・ヒスコックやハル・ロスのタイプの人たちが指摘するのは、たとえば冷凍冷蔵庫や温湯給水設備などを積むと…むしろ煩わしくなることさえある。シンプラー・ザ・ベターだ、ということだ。
p136 石油加圧ランプ、Tilley Storm Lantern が一番良いと思う。
p158 クルジング・ヨットのディーゼルは、手動スタートができるようにしておきたいものだ
p169 ベアリングコンパス、これから買うのだったら、まずミニコンパス・ゴムn保護枠のある、自動車のタイヤのミニチュアのようにみえるアレだ。
p171 クロスベアリング、3つの方位を連続して測定、下2ケタだけ覚えればよい
p189 ヒーブツー
p193 荒天を乗り切るタクティクス(2)、船尾からU字にフネの長さの10~15倍くらいの綱を曳く
p207 天測航法、ポケット電卓、サムナー船長の方法
p227 シーマンシップ、技能ないし職人芸のことで、心構えとか船乗りらしさという意味はない。
p227 私が追及したのはこの「帆船を走らせ、メンテナンスをする職人芸」を磨くことだった。


野本謙作『ヨット<春一番>のサーガ』

2009年02月09日 | 海本コーナー
野本謙作『ヨット<春一番>のサーガ』

筋金入りのヨットマン。
もの静かでな語りだけど、その陰の情熱と実践には脱帽。
大冒険の主役ではないけれど、
私にとっては大スター級のヨットマンとなった。
貴重なお話がいっぱい。

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p58 (天測に)いい星は、さそり座のアンタレスで夕刻にほとんど真南に、適当な高度で赤く輝き、緯度を決めるには便利だ。それからヴェガとスピカ、どちらも明るくてよい。また金星や木星も出ていればたいそう明るくて測りやすい。
p66 鳥島、兵庫湾跡から上陸
p82 そんな時、一人で海に出るのは精神衛生によい。…そこにあの人知れぬ安らぎの境地があるのだろう
p127 風上風下に本の錨を打ち、両方のラインを張り合わせて一本にして船首に止める「双錨泊」はとても安心できる。こうしておけば触れ周りの半径は船の長さプラス少し
p135 蒋渕(こもぶち)、日本の海辺の桃源郷のひとつ、宇和島市の南西に木の枝のような形で延々と伸びる遊子半島の先端が大きく折れ曲がって天然の良港を作っているところにある、夫婦船(みょうとぶね)
p156 こんな地球の裏側までYS12などというちっぽけなエンジンの分解図を行き渡らせているヤンマーディーゼル㈱の営業活動にも感嘆した。

田久保雅己『海からのメッセージ』

2009年01月30日 | 海本コーナー
田久保雅己『海からのメッセージ』


失礼を承知で言えば、「この人、いい文章書く人だなぁ」というのが第一印象。
特に、南伊豆の海「ヰタ・セクスアリス」、またp73の「海からの手紙」と題した一文に胸キュン。感性が似てるのかも。
だから、田久保さんのオススメは、私にとっては実行する価値が大いにあり。
ちゃんとメモしておこうっと。

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p27 私は昔から、フネに行く時は前夜から行くのが当たり前と思っている。
p36 加山雄三『海、その愛』
p38 奄美大島、大島海峡の見渡せる展望台
p39 加計呂麻島・摺浜のペンション「マリンブルーかけろま」、SAIL OSAKA'97
p47 カリブ海や南太平洋を質素にクルージングする人たちをヨッティー(YACHTIES)と呼び、彼らのキャラクターを紹介する一文がある…(中略)"今日一日が自分にとって最高の人生"という、単純にして積極的な考えに従って自分のしたいことをしているだけである…(フリッツ・セイファース著『カリブ・海・島物語』より)、並川 洋さん
p48 『ニュー・シネマ・パラダイス』、<希望号>の藤村正人さん、治作ヨットで世界一周
p73 …長い金曜美の一日が終わり、京浜急行に乗り、三浦海岸駅(当時は三崎口駅はなかった)に降り立ち、岬行きのバスを待つ…
p75 …テンダーで岸からフネまで漕いだだけで、自分だけの島へ渡ったような感覚になっていたのだ。
p78 鎮目守治、現代の葛飾北斎、日本人初のマキシボートのクルー
p82 リストラの面談で「何かやりたいことでもあるのか?」という社長の言葉に「ヨットで世界一周します」と答えた西久保隆さん
p86 多摩大学学長グレゴリー・クラーク氏、「トウキョウの土地は世界の大都市の中でも安いですヨ」、東京を起点に車で一時間ちょっとで行ける場所をなぞって円を描くと、それこそ一坪1500円程度で購入できる場所が残っている。「勝浦のあたりは南に海が面していて温暖で、条件としては南仏のコートダジュール、デスヨ」
p97 海上保安庁長官 荒井正吾「海道五十三次」
p102 式根島「吹の江」の静寂
p150 本誌でもたびたび記事を書いていただいている<ナジャ>の白崎謙太郎、海軍将校あがりの福永昭さんは古豪<古鷹>で参加→コアジロにいるアレか?
p200 お気に入りの泊地、西伊豆の安良里漁港、石廊崎のたもと・長津呂漁港、式根島の中の浦、宮崎の南郷にある入江、奄美の加計呂麻島の入江、鹿児島野間半島突端の笠沙町の中尾昌作町長お勧めの、野間池漁港
p246 フランス映画『冒険者たち』に描かれた、小型帆船で財宝を探す航海、加山雄三氏が演ずる『海の若大将』






青木洋『インナーセイリング①』

2009年01月27日 | 海本コーナー
青木洋『インナーセイリング①』

クルーザー入門にぴったり!
個人的にもちょうどグルーザーに入門したてなので、タイムリーで役立った。
離着岸の方法が分かりやすく解説されている。
ちょっとクルーザーに慣れたころに、また読み返したい内容。
また、モヤイのマナーについては、今のうちに知っておいてよかった。
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p12 モヤイは一番下に。船側で長さを調整。
p34 (離着岸の方法)
p76 セールのツイスト、最近の研究によれば、ツイストを完全になくすのではなく、ややツイストさせたほうがスピードアップに貢献することが解明されている。微細な風位のシフトに、より適合するからであろう。
p110 中村技研工業のバルカンアンカーは本物のダンフォースアンカーより2倍効く。

(参考:中村技研工業HP:バルカンアンカー)
http://www1.ttcn.ne.jp/~vulcan-anchor/product.html

田邊英蔵『きゃびん夜話 Selection』

2009年01月27日 | 海本コーナー
田邊英蔵『きゃびん夜話 Selection』

KAZIに連載されていたコラムをまとめたもの。
1988年~1996年頃のもの。
海外のヨットクラブ、地中海の風景、そして著者が出会ったヨット乗りが愛情とユーモアたっぷりに描かれていて、楽しく読めた。
このシリーズ、もっと読みたい!
こんな風に思い入れたっぷりにヨットの話をできるよう、これからゆっくり経験を積みたいなぁ。
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p11 旗の台
p36 シーゴデス(海の女神、豪華客船)
p43 コリント海峡、幅75フィート
p46 「ヨット乗り諸君、煤煙の東京を捨て、鹿児島に行こう!」
p47 薩摩藩は、日本で唯一の「植民地」を持った藩であった。すなわち琉球王国である。
p115 愛艇SOLTAS、小網代
p122 男性の理想とする人生、「米国人の月給をもらい、中国人のコックを雇い、英国風の家に住み、日本婦人を妻にし、スイス人に財産管理を任せ、イタリア人を恋人に持つ」、ボタンをかけ違い、ひとつずつ前にずらしてみろ「中国の月給、英国人のコック、日本の家、スイス人の妻、イタリア人の管財人」(爆笑)
(アメリカ人の恋人はどうした→自分の首を絞める真似)
p168 OPディンギを小学校低学年の正課に!
p191 久米アイランドホテルの支配人は名画集「白いヨット」の画家にしてヨット乗り、柏村勲の長男、比良久氏である。
(船名)蒼竜、ISIS


ジェームス・D・ハワード、塚田充、塚田いづみ『サクセスフルクルージング』

2008年05月04日 | 海本コーナー
ジェームス・D・ハワード、塚田充、塚田いづみ『サクセスフルクルージング』
(1993年、㈱舵社)

これからクルーザーを買おうかな!なんて思っている人向けに、
艇や艤装品の選び方の基本がわかりやすく解説されている。

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9 自作、カスケード社
14 パーフェクトなヨット、オルソン38(Ohlson 38)
15 FRPは朽ち果てて使えなくなるということがない
21 エリック・ヒスコック、「クルージングヨットにとって大切な要素は、大切な順に「耐候性・居心地・スピード」」
23 ヘビー・ウェザー・セーリングの著者、アドラード・コールズ(Adlard Coles)
24 ターニャ・アービイ(Tania Aebi)、ガラパゴス諸島で<アトリエⅢ>の隣にアンカリング
24 トリスタン・ジョーンズ(Tristan Jones)
26 「長期間セーリングしてきたセーラーに尋ねると、たいていの人は、次はもっと大きなヨットが欲しい」という。…(中略)、大きなヨットに乗っているオーナーと話をすると、驚くべきことに、一様に前の小さなヨットの思い出をいとおしげに語り、前のヨットの手入れがどんなに楽だったかについて述べる」
33 カリブ海と大西洋をクルージングしている有名なセーラー、ドナルド・ストリート(Donald Street)、船齢85年のクラッシックなヨール
35 ヨッティ、常時ヨットに住んでいる
42 砕け波による転覆
116 リン・パーディとラリー・パーディ(Lin & Larry Pardy)夫妻は世界でよく名の知られているセーラーである。世界中をクルージングして回った記録を何冊かの素晴らしい本にして出している。
173 約四メートルのボートフック、浅そうな泊地にアンカリングするとき、一人がバウに建ってボートフックで測深しながら進んでいくことにしている。
176 測深儀、搭載することを強くおすすめする

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クルーザーについての基礎知識の宝庫のような本。
これだけ知っていれば、船を選ぶ時も失敗は少なくなりそう。

もし、私が艇を買うとしたら、なんて妄想も
ちょっと現実味を増して、より楽しくなること請け合い。

…一人でも乗れるよう、30フィート程度までで、
メインにもファーラーがついていて、もちろんGPSや測深儀(今はGPS魚探?)、レーダーやインターネットも搭載して、安全面は万全に。
オートパイロット、ウインドベーンも必須だし、
しかも万一座礁しても沈むのは避けたいので、
やっぱりETAPの28フィートあたりを選ぶのだろうか。
それとも、コンパクトで飾りっけがないけど、質実剛健そうな「信天翁24」か。
でも、どうせデイクルージングばっかりするだろうから、
やっぱりカッコよさを優先して、憧れのアレリオン28がいいなぁ。
あれ?
せっかく読んだ割には、読む前と、欲しい艇は変わってないじゃん!

P.S.
tadamiさんのイラスト、わかりやすい。

市川和彦『初めての外洋ヨット』

2008年05月04日 | 海本コーナー
市川和彦『初めての外洋ヨット』
(1995年初版、㈱舵社)

超初心者用の、クルーザーの艤装・帆走の解説書。

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10 ヨットは風に引かれて走る
11 風圧のみで走るデッド・ランニングの場合、あまり速さは期待できない
15 ニ等分線、ヨットの進行方向と風向きとが形成する角度の2等分線上にセールを展開する
17 ポーラダイアグラム
51 リーチリボン、リーチの開閉度、細かいトリムに使用するものなので、初心者の頃は意識しなくてもよいが、リーチリボンはセールを詰め過ぎるとストールしてセールの裏側に垂れ下がってしまうということだけは覚えておこう。…、リーチリボンがセール後方に流れ始めたところがベストな位置となる。ただし、セールを出し過ぎてもリーチリボンは流れてしまうことも頭に入れておこう。
107 ストームジブとトライスルの組み合わせは、荒天下のセーリングにおける有効手段

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ディンギーに独学?で乗ってるけど、目からウロコの文章にも出会えた。
こりゃよく分かる!