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桜和尚ブログ

下記に引越しました
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◆WOOD JOB桜の森の下草刈り

2014年07月27日 | 鎮魂の桜の森

 

 

桜のの森でWOOD JOB!
7/26 仙台や大崎、そして(社)てあわせのメンバー合計7名によって、桜の森の下草刈り作業「WOOD JOB」を行いました。
この景色の中、たっぷり汗をかいて、終了と同時に乾杯のビール(ノンアル)は最高!めちゃうまかったです。
作業は、自生の椿の周りを鎌でかる手刈りが主な作業。
写真の傘をかぶった機械のお兄さんは我会のU君。なかなかネンキが入って決まってます。
今年最後のWOOD JOBは10月です。次回も参加者募集します。皆さんご参加下さい。椿と桜がまた大きく成長しているはずです。


◆慰霊堂の模型を都内で見ていただきたいのですが?

2014年07月23日 | 鎮魂の桜の森

     

仮称:癒しの森の慰霊堂の設計図ができてきました。そしてその模型がまもなく完成します。

設計者は麻布十番に事務所を置く、若き優秀な設計士(小石川建築)二人組。

建設の地は被災の中心地石巻で、特産の雄勝スレート(玄昌石)を使います。

雄勝スレートといえば、かつて硯石として全国的に圧倒的なシェアを誇りました。

最近は東京駅の屋根で有名です。

そのスレートを犠牲者の数だけ使用します。15887枚。

カタチは扇型。建設地の石巻皿貝というところは、被災地3県のちょうど直線で400キロの中心に当たります。

その扇の要という意味で、ここに立つと被災全方向に手を合わせることができる祈りのスポットです。

この慰霊堂を建設する前に、実物模型(モックアップ)を都内の方々中心に見ていただきたいのです。

さらに、使用するスレートにご支援いただける方々のご芳名を記入し、志納とします。

雄勝スレートでできた実物模型をを実際に見て触れて、慰霊堂建設にご支援いただけないかと思います。

具体的にはこの模型(モックアップ)を都内の寺院や企業イベントなどに展示させていただき、趣旨をご理解いただいてご志納を賜るという方法です。

夏祭りや盆踊りなどの会場でご覧いただけたらいいですが・・。

都内会場にこだわるのは、この模型が東京で作られること、都内の会場内で移動しやすいこと、震災の思いが薄れる都内の方々に現状など知っていただきたい、という思いなどがあります。

このブログをご覧の方々、是非東京のご寺院様や企業、夏祭りイベント主催者と縁を結んでいただけないでしょうか

宜しくお願いします。

 

 

 

 


鎮魂の森でWOOD JOBしませんか

2014年07月16日 | 鎮魂の桜の森

鎮魂の森でWOOD JOBしませんか?
作業は簡単です。カマで下草を刈ります。6月の第1回作業後、椿がこんなに大きく、緑濃く育ちました。

要項

第2回 鎮魂の森でWood Jobウッジョブしませんか

下草刈り作業ボランティア(林業体験者)募集 

 

東日本大震災での犠牲者の冥福を祈る「鎮魂の桜の森」づくりに、私たちは取り組んでいます。

この度、森の維持管理に大切な下草刈りの作業を手伝っていただけるボランティアを募集しています。

実際の現場を体験し、林業や里山の現状と未来、命の循環について体感しましょう。ご支援下さいますようお願い致します。

日時:7月26日(土)午後3:00現地集合(小雨決行)

場所(現地):石巻市皿貝字寺入山4 観音寺裏山 TEL0225-62-0212

(直接車で現地集合できることが条件です)

内容:森の下草刈り作業(初心者でもできます)

準備:作業用の服装・靴(長靴)と着替え・ゴム付き軍手・タオル・水筒

   草刈鎌(ない時はこちらで用意します)

 

申込:下記へ7/24までメールか電話で 募集人員20名

主催:(社)てあわせ 一関市川崎町門崎字舘畑309 電話0191-43-3932

E-mail info@sizentai.net  Fax 0191-43-4006 (担当:後藤)

 

【てあわせ】は被災地復興と少子高齢化の問題に、手をあわせ協力支援する桜の植樹活動団体です  サイトはてあわせで検索

鎮魂の桜の森について

震災の犠牲者の冥福を祈り、桜を植樹し慰霊碑と納骨供養塔・東屋等を建立予定。また子供達の林業体験や、森林セラピーによる癒やしの森の公園整備にむけて、3年前より植樹と整備作業を進めている。


◆散りゆく花を惜しんで

2014年04月28日 | 鎮魂の桜の森

岩手県一関市地方の花見の名所

今年は家族がインフルエンザのため、外出することもできなかったのですが、25日ころから近場の桜名所を訪ねてみました。

まず、下の写真(一関市の磐井川の桜並木)

河川改修のため、この風景は今年限りです。

7~80年の桜の大木の並木道ですが、とても残念です。

桜もさぞ名残惜しいのでしょうか。ちょうど、花吹雪が舞っていました。

その夜、夜桜に出かけました。

一関市の釣山公園です。

10年前に来た事がありますが、本当に久々です。

提灯が灯り、それを伝っていくと、登り切ったところに神社があります。

北東方向には一関新幹線駅が正面に見えます。絶景絶景!


↓26日は朝花見。自宅を朝早く出かけ、北上市の桜名所展勝地へ。

8時前だというのに、すでに駐車場はかなりの混みよう。

さすが東北三大名所。今が一番の見頃です。

 

さて、27日は一関市室根町の蟻塚公園。

室根山の登山入り口の公園です。

子どもの中学校のPTA行事で、室根山登山をしたことがありました。

それ以来の室根山ですが、昔から信仰の山。

頂上からは気仙沼の海も見渡すことができます。

桜も見事ですが、お寺の本堂と見間違えるほどの、瓦葺きの立派な公衆トイレ!

こんなトイレ見たことない。記念に用を足させていただきました。(笑)


その後、一関市千厩町の館山公園。↓

ここは初めてです。近くにこんな花見の名所があったんですね。

かなり散っています。地面は花びらで雪が降ったようです。

遠くに出かけなくても、花見はできるもの。

散るタイミングの日程と天気が合えば、近場でも素晴らしい情景を見ることができます。

今年は開花以来、低温だったことや、天候にも恵まれ花持ちが良いようです。

期間の前半、インフルで出かけられませんでしたが、終盤花に恵まれました。

今後、桜前線は北へ北へと早足で駆け上がります。

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◆てあわせ桜今年の開花状況

2014年04月26日 | 鎮魂の桜の森

てあわせ桜の今春の開花状況ご報告します。

上記写真は、石巻市大川地区の墓地です。

震災の年の秋に、被災の皆さんと植えた場所です。

右奥に見えるのが流出墓石を集めた集合墓。

そこを中央として両側に6本ずつの計12本植えました。その桜が大きくなっています。

左に見えるのは、元の墓地区画に土盛りして、新しくお墓を建てた新墓地区画です。

 

 

これは、大川小学校から海岸へ3キロほどのところの龍谷院に植えた桜です。

1本1本にオーナーのお名前と番号を書いて植樹したのですが、2年半の間に紐が切れて名札が取れてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 同じく龍谷院の桜。

コチラは埼玉県の男衾(おぶすま)桜の会

さんが、一緒に協力し植えた桜です。

カモシカが出没し、新芽を食べるということで、龍谷院のご住職が、防護ネットを張って下さいました。

幹も太く、花もたくさんつけています。

この寺は、津波で本堂と庫裏が全壊。方丈さんは、庫裏の2階部分で波に押され戻され、庫裏自体が波に漂いながら、一昼夜一人で守られたそうです。

作家の玄侑宗久師を私が案内したことがきっかけで、玄侑さんはこのことを小説にしています。

 

このお地蔵さんは石巻市北上地区のニッコリパークの入口に鎮座しています。

このお地蔵さんを代々守る佐々木さんという女性の方から電話をいただき、植樹のご縁を頂きました。

写真ではわかりませんが、2mもあるお地蔵さんが45度傾いています。

津波のチカラで向きが変わってしまったのです。

このお地蔵さんの傾いた目線の延長方向から1週間後、旦那様がご遺体で発見されました。

12年の5月に植えた枝垂れも大きくなり花が咲いています。

 

 

 

石巻鎮魂の桜の森 ↓

 

上記2枚の写真と、左の写真は石巻鎮魂の桜の森の桜の様子です。

幹周り60センチものオオヤマザクラが花をつけています。

植えるときには、本当に苦労しました。本当に危険を伴いました。

300~500キロもの苗(成木)をユンボで吊って下し、それをひきづり下ろしながら、先に掘ってある1.5mの穴に転がしながらスポット根を入れます。

ちょっと手を緩めたところ、数百キロの苗木が下までゴロゴロ転がってしまい、それをまた引き上げるという難作業でした。

そんなことを思い出します。

でも皆、枯れることなく、根付いたようです。

高い山から見下ろす里の風景と、お寺の本堂に、桜はまたピッタリ絵になります。

 

 

最後は、この桜の森の本拠地である、観音寺の桜。

手前が60年にはなる枝垂れ。

奥が60~70年のソメイヨシノ2本。

枝垂れが桜のトンネルを作っています。

この日は4/23日。友引。

曹洞宗宗務庁から来ていただいた近藤さんをご案内しながら、植樹の活動や、桜の様子など見て回ることが出来ました。

活動当初、桜オーナーになっていただいた方々に、この写真で、少しでも桜の成長がご報告できればと思います。

この日見て回りましたところ、津波による塩害で枯れた苗や、カモシカによる被害もありました。

大川小学校の先の龍谷院地区は、人の住まない集落となったため、カモシカなどの野生の動物が出没するようになったそうです。

このような状況の中、桜オーナーの皆様の桜の管理をこのまま徹底することは不可能ということが、震災2年後からわかってきました。

これをきっかけに、桜オーナーを休止し、活動を桜の森を整備することに移行した次第です。

桜の森は、一本一本に支援者のお名前を明示致しません。

それは、桜の森全体を皆さんが育てていくと感じてほしいからです。

その意味で、お名前はモニュメントに表示します。

鎮魂のモニュメントがあと数ヶ月で着工しますので、完成した時にはご支援者のお名前をそこに列記したいと考えています。

どうかご理解の程、お願い致します。

短い命の桜の花めぐりは、この後ももう少し続きます。