ほんの気持ちのエーゴです。@ goo

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メディアの力

2019-01-16 22:20:52 | 日記

日本がもっとも必要としていた強い横綱を失ってしまった。毎日、毎日、「崖っぷち」とか「後がない」とか、言いたい放題のテレビ。聞いていて吐き気がした。単に個人の意見だけれど、稀勢の里を引退に押しやったのはメディアだと思っている。それと、モンゴル族が牛耳る相撲協会。まだまだ頑張って欲しい日本人力士はいるけれど、稀勢の里が上がらない土俵はあまり魅力的でない。

相撲は単なるスポーツではない。日本の神事だと思う。モンゴルの横綱が懸賞金を鷲掴みにもぎ取るような仕草で持っていくのが大嫌い。格闘技のような取り口も大嫌い。でもそれが最近の相撲なんだろう。

 

稀勢の里本人だって、相当追い詰められたでしょう。日本全国が注目して、大丈夫か、大丈夫か、って。どれだけのネガティブな感情が一人の日本人横綱に押し寄せていたんだろうと思うと、悔しさは人ごとではなかった。アメリカにいる知人は「見てられない」というから、「不安なら見るな!」とラインしておいた。(笑)自分の事のように腹が立ったから。

 

私はこれは、今の日本の縮図だと考えている。メディアは平気で嘘をつく。相撲中継をしている件の局だって、街の声を編集してニュースに載せる。私自身、アメリカでも散々日本のメディアのいい加減さに直面して辟易したので、その辺は経験から知っている。アナウンサーが国技館でインタビューしていても、インタビューされた人たちはどこにも出ていなかったので、お気に召さない内容はカットされたのだろう。

 

そういえば、アメリカに渡って間もない頃、ロサンゼルス・タイムス紙がある選挙の候補者をサポートする記事を載せているのを見てびっくりしたことがある。市長選か何かだったと思うけれど、新聞が政治に加わっていいの?と思った。(日本でもどこかの新聞が日本を潰そうとしてますが。)その後取ったジャーナリズムの講義では、USA Today の記者がジャーナリストのあり方をしっかり教えてくれたけれど、それは、あるがままを忠実に描くということだった。アメリカ人に混じって取った授業では格段のエーゴ力の差が出てしまうけれど、それでもその講師は、「頑張ってジャーナリストを目指して!」と励ましてくれたっけ。そのまま終えてしまったのが少し悔やまれる。日本のメディアがこんなに腐っているなら、どこかで切込隊長になれたのに・・・。(笑)

でも、日本人には随分と足を引っ張られるどころが引っこ抜かれたので、やらなくてよかったのかもしれない。

 

そんなことを今朝の稀勢の里引退のニュースからずっと考えていた。一度でいいから稀勢の里の土俵入りを見たかった。私に取っては、稀勢の里は今でも横綱。

 

番付表が宝になった。

 

 

どうしても書いておきたかったのです。あくまでも個人の意見です。だ体で書かせていただきました。



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