縁側間倉の細々手帖

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【MHRise:SB】ガンランスはガード武器か?【思うに】

2023年01月19日 21時44分30秒 | 考察
ときに、「ガンランスはガードができるから」という言葉をよく聞きます
確かにガンランスは大きな盾を有しておりガードの効力も高いのでこの言葉は間違いでも無いのですが……
何か腑に落ちない、「認識が違うんだな」と思うことが多々あります

そんなわけで今回は自分の感じている「ガード武器」についてガンランスでの現実について書いていきます

まず、最初に認識を明らかにするために1つ大きな事実を記しましょう
何を隠そう、「ランスは長らく回避武器でした」

ランスほどガード武器らしい武器は無いじゃないかと思われるでしょうが、ランスの盾はシリーズの大半において飾りでした
今回はランスの歴史を語る回ではないので省略しますが、この原因は「ガードを織り交ぜた行動よりも回避を織り交ぜた行動の方が強かった」ことに尽きます
ガードができることは「ガードという選択肢がある」点では確かな強みなのですが、ガード武器か否かは「武器種の持つ選択肢の中からガードが選ばれる(≒ガード運用が主流である)」ことで初めて決定されるわけです

そんなわけで、ガンランスの話に戻りましょう
ガンランスは現在では3つの理由によりガードを使わない戦い方が主流となっています
その理由を箇条書きするとこんな感じです
・ガード性能スキルのコスパが悪い
・ガードを織り交ぜるアクションが相対的にかなり弱い
・リバースブラストを軸とした動きが強い

特筆すべきなのはリバースブラストです
このアクションはRiseの時点では(ガード性能を参照しないことも含めて)非常に強力だったガードエッジを軽く駆逐するほどの強さを持っており、なおかつ入れ替え枠の都合でガードエッジとの選択になります
どのくらいリバースブラストが強いかと言えば、Riseの頃はTAで最下位常連だったガンランスをそこから救い上げるほどの強さがあります
(それも、ガンランスはver.10.0での強化が乏しい組だったにも関わらずです)
加えて、ガンランスはランスと異なり「ガード性能を底上げする効果を持つアクション」を一切持たないため、「わざわざ重いガード性能を高めるよりリバースブラスト(と合気)に特化する」方が向いている武器種でした
こうして現在のガンランスは盾を保険程度に考えて、基本的にはガード以外の方法で攻撃を捌いていくのが主流になっています

果たして、「ガンランスってガード武器だよね」的な言葉を聞くと(そういう意図ではないと解っていても)こうした背景が頭を過ぎってついつい否定したくなってしまうわけです
場面によっては応急手段としてガードは役立っているので更に内心複雑です

ちなみにガンランサーとしてこの動きにただ納得しているわけではなく、ガード運用が強くなって欲しいとは強く感じています
ガードリロードやそれと関連した水平付き、砲撃、そして竜杭砲が強化されることを切に願っています

今回のまとめ
○ガード武器か否かは「ガードを活かした運用が主流か」で決まる
○今作のガンランスは「ガードを活かしていない」ためガード武器とは言い難い

余談
実はRiseより前(特にWorld以前)のガンランスは基本的にはガードの強い武器種でした
というのも、3rd〜XXのガンランスは「斜め砲撃(or真上砲撃)から踏み込み突き上げ」の派生を持っていたことと、4以降は更に「ガードから直接派生できる踏み込み砲撃」を持っていたためです
(当時ガンランスで最も強い行動は水平突きと切り上げの組み合わせだったので、これへの連携が早いこの2つのアクションが非常に有益でした)
Worldではこれら両方を失った代わりにガード性能の装飾品が軽かったため相対的にガードの強い環境でした(フレーム回避が弱いシステムなのも大きく影響しています)
IBでは攻撃の高速化や複合装飾品の登場によって回避性能が強くなっており、回避型優位の相手も多く生まれていました
Rise/SBではガードエッジやリバースブラスト、合気などガード性能に依存しない防御行動が主流なので回避型でもガード型でもない運用が主流です


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