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「縁側で『こんにちは』」プロジェクト―共有・共感・共生空間の創生―

東日本震災復興ボランティア活動に関する情報サイト(臨時)

企画募集!

2012年07月27日 06時08分34秒 | 関連情報
縁側ブログを見てくださっている皆様


取り組み責任者からお願いです。

おかげさまで10月以降も縁側の活動を続けていく目処が立ちました。
今,いろいろな企画を考えているところですが,行き詰まっています。

そこで,このブログを見てくださっている皆様にお願いです。

(1)コミュニケーションの機会を増やす
(2)楽しく活動できる,難しくない
(3)その企画が終わってからでも参加者が何か個人的に
   継続したり発展させたりできる
(4)ボランティアも一緒に活動できる

こういうことを満たす企画を思いついたら,ぜひ教えてください。

お住まいの方はそれこそ老若男女さまざまです。
どちらかというと女性,どちらかというと年配の方の参加が
これまでは多かったですが,別にそれにとらわれずに,また,
対象者をしぼってもらっても結構です。

このブログはコメントなしに設定していますが,記事を
見てくださっている方は,私のメールアドレスを知っていたり,
フェイスブック経由で見ていたり,私の知人を知っていたり,
という方々だと思いますので,なんらかの形でご連絡を
頂戴することが可能だと思っています。

もちろん,企画だけではなく「縁側に行きたい」というお申し出も
大歓迎です。「知り合いにこういうことができる人がいるから,
ちょっと聞いてみる」というご協力もありがたいです。

昨年12月からの今日までの活動もそういう個人的な「縁」で
進んできました。皆様とのご縁に感謝しています。
ありがとうございました。

今後も皆さんの「縁」と縁側の「縁」をつなげてさらに広げて
いきたいと思います。

どうかお知恵を拝借させてください。
よろしくお願いいたします。


時間と空間を超えて「つながる」もの

2012年06月11日 06時23分29秒 | 関連情報
前回のアンクルンの記事で書いた「竹の音に癒された過去の経験」の
話です。

昨年の7月の初旬か中旬だったかそのあたりのことです。
そのころ私は南三陸町に通って災害ボランティアをやっていました。
名取の災害ボランティアセンターでは先着順で派遣先を選択できたので
もっぱら力仕事ばかり選んでやっていましたが,
南三陸の災害ボランティアセンターでは割り振られたものを
受け入れるシステムだったので,これまでにやったことのない仕事も
やりました。その一つに避難所の物資整理がありました。

派遣されたのは志津川のとある学校です。避難所になっていて
まだ仮設住宅に入れない人が生活をされていました。
なかなか入居できないことにいらだちや不安などを強く感じている人も
いるという事前説明を受けました。

そんな中でこっちの体育館からあっちの体育館へと援助物資を運びます。
そのとき,ふと懐かしい音が耳に入ってきました。
あたりを見渡してみると竹でできた風鈴でした。
似たものをタイの東北部やラオスで見た気がします。
そういえば運んでいる物資の中にはタイからのものがありました。
もしかしたらタイからの贈り物なのかもしれません。
そうだとしたら,なんと細やかな心遣いなのかと感動しました。
私には,援助物資を送るときに,食料品や衣料品や薬という発想は
あっても風鈴というものは出てきません。
でも,避難所でいろいろなストレスの多い日々を過ごす人にとって,
風鈴の音は一瞬でも心を癒してくれるではないかと思います。
その証拠に,その日私は,風が吹かないときはその風鈴を何度も触って
音を出していました。自分の心が求めていたのだと思います。

インドネシアの留学生からアンクルン演奏の話を聞いたとき,
「竹の音」という部分が時間と空間を超えてつながりました。
「この企画を実現させたい」と思ったのはそういうことがあったからです。

「風鈴」の部分も,まさに同じ7月に時間と空間を超えてつなげたい
と思っています。

6/9の活動報告です。

2012年06月10日 06時50分47秒 | 関連情報
留学生の見学者1名を加えて6名でお邪魔しました。

今日は他大学さんのプロジェクトに連動するような形で
進みました。他大学さんの活動は子供と一緒にサンドイッチ作り
です。仕込みの段階ではこちらは縁側でお茶飲み話をしました。

子供が集まり出したころに仙台アンクルンクラブが到着。
全員インドネシアの民族衣装(かつ公式な場でも着用する)
バティックで参上です。

別室で演奏の打ち合わせをしているうちにサンドイッチも
できあがりみな食べ始めました。2つめ3つめを作っている
子供もいて会場はざわざわしていますので,みんなが音楽を
聞いてくるのかとても心配でしたが,別の用事で中座する
大人の皆さんにも聞いていただくために12時前に
スタートすることにしました。

結果は,というと,「音楽は声とは違う」ということでした。
アンクルンの音が響くと明らかに会場のざわつきに変化が
生まれました。保護者の皆さんや年配の方々もしっかりと
聞いてくださいました。

まずは「大きな古時計」「上を向いて歩こう」を演奏,
次に楽器に触れて音を出してみるコミュニケーションの
時間を挟み,「ドレミの歌」,そして最後にインドネシアの歌
「BENGAWAN SOLO」を演奏して,メンバー紹介,大きな拍手で
終わりました。

竹の音はとてもやさしいですね。
今回の企画は私の研究室の学生から提案をうけて実現した
のですが,なぜやってみたいと思ったかというと自分が
竹の音に癒された経験があったからです。

自分の過去の経験が別の時間に別の空間で別の形で再現された
不思議な時間でした。その経験もボランティアのときのこと
ですし,縁側ともつながるので次回書いてみたいと思います。

最後になりましたが,仙台アンクルンクラブの皆さん,
イベントの連携をご快諾くださった東北文化学園大学の皆様,
ありがとうございました。

「受け入れられている」ということ

2012年05月30日 18時01分56秒 | 関連情報
縁側の活動を告知するチラシやポスターを仮設住宅に持っていきました。
集会所に入るといつも縁側に来てくださる方々が自分たちでお茶会を
していらっしゃいました。

「お茶でも飲んでけ」と声をかけられてコーヒーをごちそうになりました。
お菓子もいただいて,完全にいつもと立場が逆転です。そこで感じたのは,
「受け入れられている」ということでした。

人から声を掛けられる,人に何かに誘われる,人と同じ空間で同じ時間
を過ごすと,こういう嬉しい気持ちになるのだな,と改めて思いました。
私たちが縁側でなにか成していることがあるとしたら,こういうこと
なのかなあ,と思いました。

「想いを寄せている」ということを,いろんな人がいろんな形で
伝えていけたら,今日の私みたいに嬉しくなる人がいっぱいでてきて,
少しだけかもしれませんが,いつもよりいい1日が過ごせるのではないか,
と感じました。

「縁側」に興味を持っている皆さんへ

2012年05月24日 06時19分25秒 | 関連情報
新年度になって数件「縁側」に参加したいという問い合わせがあり,
責任者として嬉しく思っています。

先のブログにも書きましたが,我々の活動は,別に特別なことを
やっているわけではなく,小規模で,頼りないくらい受け身的です。
「とりあえず」誰でもできます。深く考えだすといろいろ難しいことも
出てくるかもしれませんが,理由はどうであれ,お茶飲み会や
ワークショップに参加したいと思っている人がいま目の前にいる,
多人数ではないけど少数だけどいる,そのニーズに向き合うということなら
とりあえずできます。

いろいろ難しいことを考えずにやっていてそれでいいのか,という批判も
あるでしょうけど,いろいろ難しいことを考えていて行動しないよりは,
まずやってみようという方が現状に対処するという点で意味があると
思いますし,考えるあまり,何かを必要としている人がいるのに,
いつのまにかそのことよりも別の何かに重きを置いたり別の物を
追求するような活動になってしまってもいけないのではないかとも思います。

とはいえ,自分のやっていることに意義を見出したい。
そう思うことも自然です。
「縁側」のような活動は,災害ボランティアと違って,なにかが片付くとか
何かができあがるといった目に見える成果のようなものはないかもしれません。
そういう達成感は薄いかもしれません。

でも,何かを必要としている人に何かを届けられていることは事実です。
少しの時間でもしゃべって笑って,そのときだけなにかを忘れて
ということは,その人やその人の周囲の人にとって,
プラスになるものだと思います。

そういうことに関わっているのがこの「縁側で『こんにちは』」プロジェクト
です。参加して,新しい「縁」を作ってみませんか。

私たちの「縁側」に参加するのが難しいという方は,自分のお住まいの
地域やフィールドで「縁側」を作ってみるという方法もあります。
「縁側」が必要なところは今の社会にいっぱいあると思います。
「縁側」ができればコミュニケーションも増えると思いますよ。