軽いキスの後、少し顔を離した。
「ベンジャミンからキスをくれたのは初めてね」
「そうだったかな?」
「そうよ」
今度はベンジャミンの顔に両手を添えてキスをしていくのはミンメイだった。
ベンジャミンもそれに応えようと口を開かせ、舌を絡めとっていった。
この行動にはミンメイも驚いて目を見開いてしまった。
「だめだよ、ミンメイ、キスしているときに目を開けてては」
ベンジャミンはグイ、とミンメイの腰を引き寄せた。
そしてミンメイもまた目を閉じてベンジャミンのキスを待っている。
音を出しながら二人は深いくちづけを交わしている。
長い、長いキスだった。
「酔いはさめたかな?お嬢さん」
「…うん」
時計はもう夜の10時を過ぎようとしている。
「…そろそろお帰りの時間だよ」
そこで酔いどころかキスの余韻も消されてしまう一言を言われた。
「やだ」
「え?」
ミンメイは後ろを向いて顔を隠した。
「こ、今夜は…帰らない!」
今度はベンジャミンが驚いた。
「でも、また週刊誌に書かれてしまいますよ」
「書かれたって、いいもん!…それとも、ベンジャミンは嫌?」
「困りましたねえ…」
「なんで困るの?」
ミンメイは顔を赤くして振り返った。
「ねえ、私達恋人でしょ?なのに、彼氏の家に泊まる事がなんで困る事なの?!」
言い放ってから、ミンメイは凄い事言ったかもしれない、とまた後ろを向いた。
「…後悔、しないか?」
「しないわよ。私、彼女だもん。ベンジャミンの彼女だもん!」
「ミンメイ…」
ベンジャミンはミンメイの肩に手を乗せ、振り向かせようとした。
一瞬ビクッとなったミンメイにベンジャミンが言った。
「ほら、まだ怖いんだろ?強がるのはもうおよし」
「つ、強がりなんかじゃ、ないもん!」
「………」
ベンジャミンは少し考えている。
そして彼の取った行動は、そのままミンメイを押し倒す事だった。
ミンメイの両手をふさぎ、上に四つん這いになる格好となった。
ミンメイの心臓がバクバク言っている。
「…心臓の音が聞こえるよ」
「お、女の子ですもの。少し位、緊張もするわ」
「本当にいいんだね?」
コクン、とミンメイは頷いた。
「それじゃあ…」
ベンジャミンは一度立ち上がり、横たわったミンメイをそのままお姫様抱っこで持ち上げた。
「ベンジャミンからキスをくれたのは初めてね」
「そうだったかな?」
「そうよ」
今度はベンジャミンの顔に両手を添えてキスをしていくのはミンメイだった。
ベンジャミンもそれに応えようと口を開かせ、舌を絡めとっていった。
この行動にはミンメイも驚いて目を見開いてしまった。
「だめだよ、ミンメイ、キスしているときに目を開けてては」
ベンジャミンはグイ、とミンメイの腰を引き寄せた。
そしてミンメイもまた目を閉じてベンジャミンのキスを待っている。
音を出しながら二人は深いくちづけを交わしている。
長い、長いキスだった。
「酔いはさめたかな?お嬢さん」
「…うん」
時計はもう夜の10時を過ぎようとしている。
「…そろそろお帰りの時間だよ」
そこで酔いどころかキスの余韻も消されてしまう一言を言われた。
「やだ」
「え?」
ミンメイは後ろを向いて顔を隠した。
「こ、今夜は…帰らない!」
今度はベンジャミンが驚いた。
「でも、また週刊誌に書かれてしまいますよ」
「書かれたって、いいもん!…それとも、ベンジャミンは嫌?」
「困りましたねえ…」
「なんで困るの?」
ミンメイは顔を赤くして振り返った。
「ねえ、私達恋人でしょ?なのに、彼氏の家に泊まる事がなんで困る事なの?!」
言い放ってから、ミンメイは凄い事言ったかもしれない、とまた後ろを向いた。
「…後悔、しないか?」
「しないわよ。私、彼女だもん。ベンジャミンの彼女だもん!」
「ミンメイ…」
ベンジャミンはミンメイの肩に手を乗せ、振り向かせようとした。
一瞬ビクッとなったミンメイにベンジャミンが言った。
「ほら、まだ怖いんだろ?強がるのはもうおよし」
「つ、強がりなんかじゃ、ないもん!」
「………」
ベンジャミンは少し考えている。
そして彼の取った行動は、そのままミンメイを押し倒す事だった。
ミンメイの両手をふさぎ、上に四つん這いになる格好となった。
ミンメイの心臓がバクバク言っている。
「…心臓の音が聞こえるよ」
「お、女の子ですもの。少し位、緊張もするわ」
「本当にいいんだね?」
コクン、とミンメイは頷いた。
「それじゃあ…」
ベンジャミンは一度立ち上がり、横たわったミンメイをそのままお姫様抱っこで持ち上げた。