写真は室内でゆっくりと育ちながらも律儀に春を告げている
紫陽花の新芽です。
サイズはほんの一センチ半程。
この芽が語る生命の循環を考えていたら
ふと医療関係に務めていたほんのちょっと前の事を思い出しました。
私は暫くの間、外科の執刀医のアシスタントとして働いていた事があります。
その執刀医のアシスタントというポジションに就く準備期間には
内科、小児科、そして耳鼻科で下積みをし、
17人の先生の元で医療機関での仕事を憶えて行きました。
ずっと念願だった執刀医のアシスタントになってからは、
癌等の生死に関わる病気を持つ患者さんとの直接的で長期に渡る関わりが増え
死と向かい合っている人々の心情に日々触れる様になりました。
一刻を争う様態にいる患者さん達の為に検査や緊急手術の手配に走り回りながら、
その合間に患者さんの精神的なサポートにも気を配る事ができるようになった頃、
改めて生命の奇跡の偉大さに圧倒されている自分を発見した事を憶えています。
ミクロの世界でそれぞれの機能を持つ無数のパーツが協力し合い
まさに奇跡とも言えるような確かさで命を繋いでいる、、、、、、
そんな当たり前と言ってしまえばそれで済んでしまうような
現代では誰にも知り尽くされている単なる生の現実は
私にとっては愛しくも尊き自然の驚異だと言っても過言ではありません。
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