Hybrid Vision

アメリカ生活30年、そんな日々に考察した
文化・食・結婚・離婚・育児・精神・心理・人文・芸術等を
自分なりに綴ります

◎Catching up with life!-私の夏休みの課題

2008-07-22 | お知らせ



久しぶりにここを開きます。
早くもっと写真や文章で色々と表現したいと切望しつつ
なかなか叶わないうちにどんどん時が過ぎていってます。



書きたい事が無い訳じゃ無いのに、、、、。
むしろ有り過ぎて困るくらい。(笑



シアトル近郊のこの夏は、
いつもと比べて雨や曇の日が少なく
毎日とっても良い天気が続いています。




そんななか、芝生が少し緑を失い始めているので
普段は忘れている水やりをしながら水着でわざと濡れて遊ぶ娘を横目でみつつ
17歳の息子の問題に追われる毎日、、、。



母子家庭を維持していた頃、生活をするのが精一杯で、
いろいろな事を教えてあげられていませんでした、、、、。



時間に余裕ができた今やっとその事実に気付かされ、
普通ならもう何年も前に終っているはずの様々な課題に今頃取りかかっているので、
あっという間に毎日が過ぎていき、
楽しみにしているブログ更新ができずにいてとってももどかしい、、、



過去に溜めてきた分山ほど有る母親業と、
大好きな夫の妻としての役業をできる限りこなそうとしていると
どんどん無くなっていく自分だけの時間。



でも自分の時間を持つ事の大切さは
決して忘れたくありません。



書きたい事柄が三つほど溜まっているので
同時進行で書いてはいるのですが、
まとまった時間が取れないのでどれも中徒半端(汗
でも近いうちに書き上げたものから順にアップしたいと思っています!



(心待ちにしていたエディー・イザードの公演にも行き
その時のパラマウント・シアターの様子や
公演のすぐ後裏口に表れてファンにサービスをしてくれた彼の
接写をご紹介するのも楽しみ♪)




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◎Delicious TIme - 多忙な中の寛ぎ

2008-07-16 | お料理レシピ



私にとって、日本人のお友達は希少で貴重な存在、、、。


母子家庭を維持していた頃はなかなか時間が取れなくて
ご無沙汰ばかりしていた方々だけれど
少しだけ余裕ができた今、
時々一緒に食事やお茶をさせていただいています。


私は今や日本のマナーは忘れていたり知らなかったりして
失敬してしまう事も有るのだろうと思うけれど、
この方達はとても気持ちよく付き合って下さっているんです。


ここ一週間ほど、本当に色々な事が重なってしまい
ゆっくりとブログを書く時間も取れませんでした。


でもそういう時だからこそ
我が家で開いたお茶パーティーでのゆるりとした寛ぎの時間は、
とても疲れを癒してくれるものでした。



4人のお客さまはそれぞれ美味しいおやつをを持ってきてくださって
新しいレシピを教わったり、普段はなかなか食べる機会が無いものを頂いたりしながら
話しに花を咲かせてまったりした午後をすごす事ができました。


頂いたのは焼き立てのパンや日本のお菓子、ピーチパイなど、
どれも美味しいものばかり。


その日はカメラを触らなかったので
後日に作り直したものの写真をご紹介しますね。



最近、懐かしい日本の味が楽しめるババロアに嵌っている私が振る舞ったのは、
やっぱり苺ババロア。

ダージリングのミルクティーで頂きました。




これはその時にKさんが持ってきてくださりレシピを教えていただいた
トマト、バジル、マツァレラチーズ、フェタチーズのBaked Fillo。






普段フレンチブレッドやイタリアンブレッド等で作るブロケッタに似ているけれど
フェタチーズとFillo(フィロ)の生地を使っている点が地中海でもギリシャ風な色を濃くしていて
とても美味しかったので週末の朝食に作ってみました。



<材料>
Fillo 1パッケージ
(Filloというのは、ギリシャのデザートによく使われる、紙よりも薄く伸ばした生地で、アメリカではスーパーの冷凍食品売り場に市販のものが有ります。)
薄くスライスし水気を取ったトマト
フレッシュ・バジル
マツァレラチーズ(できれば生のものが美味しいです)
フェタ・チーズ(クランブルされたもの)
胡椒少々
バージン・オリーブオイル
乾燥オレガノ(好みで)



<作り方>
オーブンを385°F(約200℃)にセットします。
冷蔵庫で解凍したFillo生地を
溶かしたバターを薄く塗ったクッキーシートに一枚ずつ重ねます。
重ねる時にはそれぞれの生地にも溶かしたバターを塗っていきます。


6~7枚程重ねたら、
その上にトマト、バジル、マツァレラチーズ、フェタチーズの順番で乗せていきます。
その上から胡椒とオイル、オレガノをお好みで振りかけます。


オーブンで20~25分程焼いたら出来上がり。





家族には大好評でしたよ♪
夫はオリーブも添えていただきました。



Kさんにはおうちで栽培されているふきや山椒も頂きました♪
Kさんいろいろとありがとう!

そして来てくださった皆さん、楽しかったです、ごちそうさま&ありがとう!
また集まろうね~♪





家の裏庭から見えるレニア山は
何故かお客さまが来る日はいつも姿を隠してしまって残念なんだけれど
家族だけで過ごしたこの週末には
とても綺麗に見えていました。

日没に見せるその姿はまた格別です。




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◎Tall Ships - 人生は航海

2008-07-07 | 人生


人生は航海



この週末、シアトルの南方にあるもう一つの都市、タコマに
Tall Ships (伝統的な仕様に帆を張った大型船)がやってきました!











雨のタコマ南部の海岸から観た数々の帆船たち......
煙る空間の中で船たちは幻想のように浮かび
それは懐かしいロマンの象徴のように思われました。


そのロマンに惹かれて人々は
それらの船の優美で勇ましい姿に見とれ
雨に濡れることも構わず佇んでいます。



私にとって、帆船の魅力は
帆を一杯に張り風の強さとその向きを利用して航海するという
原始的なクレバーさ、そして確実さが無いものに臨む勇気にあると思います。







人生は、そんな目的地にこだわらない航海に似ています。


大体の目的地を定めたら、後はそこに辿り着く事だけを生き甲斐とせず、
航海の途中で何が有るか分からない、分からない中で遭遇する様々な体験自体を
とことん楽しみそこから学んでいく.....


そして実際何処に辿り着くかをたのしみにしている....
航海の過程には目的地に着く事以上の価値がある.....


人生をそんな風に考える時、
私の胸は高鳴り興奮に頬が染まるような気がします。


人生は
平穏な水面をすべり、荒波をくぐり抜け陽を帆に浴びて光る
Tall Shipsの様に美しい.....。







Visiting Ships
このリンクをクリックすると、どんな船が来たのかがわかります。
ページの各々の船の画像をクリックすると、
その船の美しい画像と詳細がPDFファイルで開きます。


Kaiseiという日本語の名がついた美しい船もきたらしい!



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◎ババロアの星条旗で祝う4th ofJuly

2008-07-06 | お祝い/お祭り/特別な日ナド



Red, Blue and White....
アメリカを象徴するこの三色は、独立記念日に欠かせないもの。




街の店頭にはデイジーを青く染めたこんな花束も用意されています。




ババロアで作った星条旗








いつもなら外でバーベキューをするのが定番なのだけれど
今年のシアトル近郊はちょっとお天気が怪しくて断念。


そしてアメリカは今インフレに陥っていて食料の値段も上がっているので、
牛肉もよいものを買おうと思うとかなり高価になってきています。
だから今年は家族が好きな羊の肉を選びました。


前にレシピをご紹介したのを憶えてくださっている方も居るかな?











こういうお祝いをする日は
一日中キッチンに立ってなんらかのおもてなしを続ける事が多いので
時間がかからないレシピが嬉しい♪


写真は無いけれど、朝食から始まって、おつまみや甘いものが
一日中カウンターとテーブルを占めていたんです。(笑


うちの家族は羊料理が大好きなんだけれど、
でもやっぱりあんまり独立記念日らしくないかなと思い、
それならデザートで雰囲気を出そうと、
バニラのババロアで星条旗を作りました♪





夫と息子のニックが生クリームをウィスクで撹拌している間、
娘のサラと私で他の材料を合わせて用意し、
型に入れて冷蔵庫で冷やした後、苺とブルーベリーで飾り付け。





皆が食事をし終ったら私のリードで
Happy Birthday to you,
Happy Birthday to you
Happy Birthday dear America,
Happy Birthday to you~~~
と唱ってから切り分けます。(笑


4人で一緒に作ったデザートは、
ババロアの軽くてクリーミーな甘さと
パウダーシュガーをかけたフルーツの甘酸っぱさのバランスがよく取れて
美味しかった♪





来年はババロアの上に苺とブルーベリーをゼリーで固めたレイヤーを
のっけてみようかな、、、
光沢が出てまた違う面白さが有るかも。



独立記念日には御存知の通り花火が盛大に打ち上げられるのだけれど、
これは公のものだけでは無く、
住宅地でもそこら中で打ち上げられます。


夜中過ぎまでずっと遠くで近くで
ドンッ!パンッ!ヒュルルルル~~~~~~パラパラパラパラ
という音がしていて
家の2階のどの窓からも素敵な光りのダンスが見えます♪


でもあまり近くに聞こえるので外に出ると、
道路で花火をあげている若者も居て、
危ないんじゃない?と思うような光景も目に映ったりします。


この花火については、
ちょっと規制が甘いかなあと思う事がよくあるんですよね。
実際、毎年一般人の花火が元で家事が発生するそうなんですね。
でもうちの周りではまだ苦情を出すに至った事は無し。


花火はとってもフェスティブで凄く好きなんだけれど
一般人が扱っていると思うと心配の種になる事は否めません。
ちょっとした事で大惨事にもなりかねないものだから
ご近所で目を光らせている私なのです、、、。


永年保たれている伝統って、皆が当たり前と思ってしている事だからこそ
時々安全面等の見直しが必要になりますよね。
この独立記念日の花火も、見直して欲しいものの一つです。



それとは全く別に、
1776年7月4日にサインされた独立宣言を強く反映しているこの国の気心は
打ち上げられる花火の様に鮮やかで力強く
今年も私の中で温かく大切に愛されているようです。

The Declaration of Independence

日本語訳




Happy Independence Day!



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◎国際結婚/再婚を考えているあなたへ

2008-07-05 | 国際結婚/離婚のコト



幸せな国際結婚の手引き(その5) - 遠回りは近道の元


ここ数日、幸せな毎日をブログで綴ってきたけれど、今有る幸せの土台には大きな失敗が産んだ苦労と、それを乗り越えてきた過程があったからこそのもの、、。
それを確認する意味でも、恋愛や結婚についての考察アドヴァイスシリーズを続けます。


御存知のように、私は一度目の結婚に失敗しています。


生きているんだか死んでいるんだか分からないような毎日、、、
分かっていたようで実は御互いの事を全く知らないまま過ごした年月には、思い出そうとしても思い出せないほど存在感がありません。


前夫と私の関係はある意味病的だったと思います。
そしてこういう状況は、何も私達特有のものでは無く、どちらかというとよく有るものだと思うんですね。
こういう関係は沢山存在していて、そのまま継続される事も多いのでは無いかとも思います。


何故病的な関係が築かれてしまったか、という事を振返って考えると、やはり自分の中に秘めたものや相手の内面をあまりよく知らなかったというのもあるけれど、
一番の理由はその『知らない』事が原因となって脳裏に蔓延ってしまう『間違った思い込み』に支配されていたからだったと思うんですね。


ではどんな思い込みをしていたか。。。


いろいろ有った中で一番大きなインパクトを持っていたと思うものの一つは、
女性には婚期というものが有る事を知り、「でも婚期なんて私には関係無い!」なんて反発していた積もりが、ある時期を逃すと女としての人生が惨じめになる、と潜在的に信じていた事。


これは日本社会が女性に植え付ける考え方の典型だけれど、同時に子供を産むようにできている女体のユニバーサルなバイオロジカル・クロックの声でも有るから、実に逆らいにくい、、、。


また一つは、タイムリーに求婚をしてくれた前夫には魅力的な部分も有るし、一緒にいると自然だと感じるし、私の言う事を通してくれるし、優しいし、そして何よりも彼の両親は立派な人達だから、きっと良い結婚生活が送れるだろうと思っていたこと。


さらにもっと致命的だったのは、同い年なのになんだか弟の様な存在だった前夫を、『愛しているんだ』、『これが愛なんだ』、と自分に一生懸命いいきかせて献身してしまった事。


つまり女は『愛されて求められる結婚が良い』と聞いていたその意味をよく考えもせずに信じ込み、求婚されたんだし、家族と上手くいきそうだからきっとこういう人と結婚すれば上手くやっていけるだろうと信じて、すでに薄々持っていた疑いを一切捨ててしまったんですよね。


そして彼は彼で、私を愛してくれていた訳でも優しかったのでも無く、ただ一緒に生活していける伴侶が欲しかっただけなんじゃないかなと思うんです。


とにかく自我を殺してでも私と仲良くしていたかった、摩擦は避けていたかっただけで、真の姿を私に見せる事無く、ただただ味方が欲しくて依存していただけだったという事に、離婚した後に気付かされたように思います。


後で、彼の性格はアルコール中毒者に共通するものだと知って唖然としました。
彼は放っておくとアルコールに依存する傾向もあったのだけれど、コントロールが効いているので
まさか依存性が高い性質を持っているとは知りませんでした。


これに気付く過程には私にとって受入れがたいとても痛いものがありました。
だって十数年も一緒に暮らしてきた人なんですから。
そして彼の子供を二人も産んだんですから。


ううん、彼だけに欠点が有って私は何も悪くなかったと言いたい訳じゃ無いです。


私の「『無知』から生まれた『思い込み』」を持って観た現実は歪んでいたし、無意識に前夫の依存を受けて立って、彼に依存を許していた(共依存関係に陥っていた)と同時に、何か変だと感じていながらも、そこに有る問題と向かい合う事をせず、これで良いんだ、と自分にも相手にも周りの皆にもずっと嘘をついて『結婚ごっこ』をしていましたから。


だから私にだって大きな非はあった事は明確です。
二人ともに非が有ったのに加え、
相性が良いと思っていたのが、実は最悪な相性だったとも思います。


私達の結婚生活は、何か大切なものをどこかに置き忘れてきたみたいに、精の無いものでした。


そんな中で知らずに精神的に歪になっていく前夫と私の間で生活している子供達の精神も
ただただ子供を生き甲斐としていた母親の行動も祟ったのか段々歪になっていっているのを、
ある友人に指摘されて気付いた事もありました。


ただ、どちらにも悪気は無かった、、、。
そしてどちらも世間の期待に沿って行動を選んでいただけなんです。
だからこのままでは駄目だと認識するまでに13年余りもかかったとも言えます。


結婚を決めた当時20代だった私には、自分は若くして独りでアメリカで生活し自分の道を切開いているんだから、自分のしっかりした考えに基づいて生きているという奢りがありました。


だからまさか知らないうちに、そしてアメリカまで来ているのに、自分が観て来た日本の世論の影響を非生産的な意味で多大に受けているとは夢にも思っていなかったし、ましてや平常に見えるアメリカ人である前夫との関係が病的だとも思っていませんでした。


でも、今考えると、その頃の私には、結婚を決める前にもっともっと経験が必要だったんですよね。沢山経験して沢山失敗して沢山立ち直って、そういう繰り返しによって『自分』とは誰か、『自分にとっての自然な生き方とは何か』を知るべきだったんです。


日本という育った母国を離れて念願のアメリカでまた一から学ばなければならない事は山程あったのに、成長の過程にいる未熟な自分のまま、なんだか分かった積もりになって、今思うと凄く表面的な理由で私は結婚を決めてしまった、、、


前夫と出逢う前に恋愛もいくつかした(と思っていた)し、失恋もした、だから自分は成長したと思っていた、、、だけれど、それらは日本で育ちアメリカの文化を吸収している自分という人間の内面を発見していく過程の、本当にホンの表面をを触るだけのもので、実は結婚なんてできる人格は出来上がってはいなかったんだと思います。


同時に前夫は、自分の絶対的な味方が欲しかった、そして何も分かっていない私の味方に自分が付く事によって、ずっと仲良しこよしでいられる自分の味方を手にいれた様に今になって感じます。つまり、彼も一個の人間として確立していないまま、そして確立していないからこそ、一人の女性(たまたまそれが私だった)との『融合』を求めたんじゃ無いかなと思います


こんな未熟な二人には、健康的な結婚生活を送る事ができるような要素は整っていなかったんですよね。


こんな事を通してみると、多くの人が潜在的に避けてしまう事なんだけれど、多文化に渡る人間関係で出来上がっている社会では特に、一人の人間としての人格を確立するまでの修行が必要だという事が見えてきます。

その修行を怠れば、相互理解と敬意、そして信頼の有る対等な関係などは、とても築いていけるはずも無いだろうと考えられると思います。


実際に、例えば離婚後その失敗から学び健全な再婚ができるに至るには、人が死んだ打撃から立ち上がるのにかかる時間と同じ、7年という年月が掛かるとも言われています。
偶然といえば偶然でもあるかも知れないけれど、実際、私も今の夫もそれぞれに、シングルペアレントとして7年生活してきました。
その7年間は、やり直しをするにはどうすればいいか、実際やり直しは可能なのかを知る為の修行の年月だったとも言えると思うんです。


そんな経験と考察過程を経たからこそ私は今、これから国際的な人間関係、恋愛、結婚を考えている若い方達や、再婚を考えている再独身の方々にこう伝えたいと思うんです。


自分を知る為の旅、修行は、遠回りであるように感じやすいかも知れないけれど、失敗を含めた多くの体験をする事を怖れるなと。そして失敗してもやり直しすればいいんだと。


失敗を多く含んだ体験は、遠回りであるどころか、実は幸せな国際結婚への『近道』に繋がっていき、そしてそれらの体験を通して自分を知れば知るほど、将来はどんどん明るくなっていくだろうと。




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◎Woody's on the Water - 海辺で呑んで食べてin Tacoma

2008-07-02 | 食べタリ呑んダリ



いよいよ暑い一日をくくる夕ご飯の時間。(笑
Enumclawから南西に向けてハイウェイをちょっと走れば、
Tacoma(タコマ)という発展途上の都市があります。





最近になって産業都市のイメージがちょっと変わりつつあり
芸術の導入や改築などを通して
段々小綺麗になってきているように思います。



タコマは世界的に有名になっているグラスアーティスト、
Dale Chihulyのスタジオが有る事でも有名。


Chihulyの典型的な作品



宛てが有る訳でもなく、
気が向くままに行った事の無いレストランを探していると、
ダウンタウンのタコマ美術館や、
Chihulyの作品がその入り口に沢山飾ってあるグラスニュージアムのすぐ側に
”Woody's on the Water”という看板を発見。



案内に沿ってずずず~と坂を降りていったら、
グラスミュージアムの海沿い側に
マンションの一階と思われる角のテラスにテーブルが並んだ
カジュアルだけれどイケそうなレストランがありました♪



まだ空は明るいけれど時間的には夕方、
気温が少し下がって外での食事に丁度良い感じです。




久しぶりにウォッカのカクテル、レモンドロップを頼んで
まずは一息。
夫は熱く火照った身体にしみるドラフトビール。


目の前を横切っていくボートを観ながら啜るレモンドロップが美味しい~




私達のテーブルのすぐ右側にはグラスミュージアムの裏口。
ページの上の方にあるタコマの写真に同じ建物が見えるんだけれど
何処に見えるか分かりますか~?


そのすぐ左に

タコマのシンボルの一つの吊り橋。

夜になると
こんなに綺麗に灯が。




レストランとボートの間にはサイクリングもできる歩道があり、
後ろには昔の駅の名残りの建物が見えています。




前菜に頼んだのは生蠣。
普通はトマトとホースラディッシュベースのカクテルソースとレモンが付くのだけれど
此所は昆布の出汁と酢を合わせたようなソースでした。
蠣が大きくて美味しかった、、、。




メインディッシュに私が頼んだのはロックシュリンプのリングゥィニ。
クリームがほんの少し加えられてて、
パスタの湯で加減もアルデンテで丁度よく。


夫はグリルされたスキャロップとマッシュボテトにアスパラガス。
スキャロップも火の通し具合が控えめで
甘くて美味しい~(いつも御互いに味見しあっこするんです)




デザートにはカリビアン・スプラッシュという、このお店特製のケーキと
お馴染みクレム・ブルレィを分け合って頂きました。

こちらのデザートは甘過ぎてヘヴィーなものが多いのに
ここのデザートはサイズも甘さも控えてあって、私には好みでした♪



ゆっくり食事を終えた後、
船着き場等のドックを散歩していたら、
水辺の上に街のスカイライン、
その向こうに日の入りで赤く光りだしたレニア山がはっきりと姿を現していて
その滅多に観られないような美しさにはぁ~~.....と溜め息。



ふと、写真を撮る事を思い出してカメラを取り出したら
なんと電池切れ!!



あ~ん、勿体ない~~~
綺麗なのに~~~っ!
と嘆いていたら夫が、
スケッチブックを持ってたら、ささっと感じだけでも写せるのにね、
目で観たものの方がうんと綺麗な場合が多いしね、と。



なるほど。
そういえば私、昔は絵描きだったんです。



目に映る風景を脳に焼きつける事を知っていたあの頃。



今はすっかりご無沙汰しているけれど、
我が家の書斎には今も、
いつでも絵が描けるようにイーゼルに白いキャンバスが乗ってる、、、。



写真も面白いけれど、目の裏に残る風景も貴重だよね、、。




いつも大切な事を気付かせてくれるよね、夫。
ありがとう。



普段真剣に喧嘩をしながら(笑)少しずつ近付いていって
御互いを深く理解しあえる事に、本当に感謝しています。



この日嬉しかった事を記録するのに何日もかけてしまったけれど
その価値がある一日でした。



子供達がお泊まりででかけているからこそ楽しめる二人だけの自由な時間。
何時までに帰宅しなきゃとか、
もろもろの事を考えなくても良い自然な時間は、
心のチャージを沢山させてくれた様に思います。



今夜には子供達がサンタフェから帰ってきます、
疲れて飛行機から降りてくるだろう子供達が
うんとゆっくり寛げるよう、仕度をしっかりしようっと♪




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◎Tracy's Roadside Produce

2008-07-01 | ワシントン/シアトル近郊のコト



どんどん車を転ばせていくと
Enumclaw(イナムクロウ)という、
ぐるりと美しい峰に囲まれた小さな田舎町に辿り着きました。



そののどかで清々しい町のロードサイドには
開店してたった一週間という綺麗な八百屋さんがありました。





建物をぐるりと囲うポーチにも
色とりどりの野菜や果物がディスプレイされています。







そこには綺麗な赤とうがらしや



ハラピニョペッパー...



甘いペッパーや辛いペッパー



ゴールドビーツやヒカマが並んでいます....






新築ピカピカの農家の納屋風な建物の中は
主のトレイシーの旦那様が何年もかけて集めた数々の骨とう品(?)で飾られ
まだ商品は数少ないけれど、
とっても良い雰囲気をかもしだしています♪



この壁はシアトルのある古い豪邸を崩した時のものを買い取り
自分達で手を加えてリサイクルしたそう。素敵。



田舎の農家もお洒落ですよね♪





この建物のちょっとした歴史が伺える写真も壁に。



旦那様がコレクトしたバイクのうちの一台だそう。
とっても忙しいというトレーシー、
休みが取れたら旦那様とバイクで
コーヒーを飲みに行くのを楽しみにしてるって言ってました。





商売始めたばかりで、まだ値段を憶えてないと、
値段表をチェックしながらお勘定。



チェリートマトってオーガニックで
蔓で熟れたものは高いのだけれど
この日は特別に20個入りがケースナント59セント!
これも買うしかないです、モウ。(笑



Thank you guys, come again!!というトレーシーを後に
この八百屋さんを出るとすぐ、
こんなサロンが有りました。(笑


ユーモアたっぷり。中はどうなってるのか興味シンシン。
でも此所の探険はまたの機会にして、
私達はドライブを続けます。





壮大な景色を横目に、きっともうすぐお腹が空くだろう事を予想して、(笑
昔シアトルと発展を競争した海辺の街、タコマに向いました。



そこでも雰囲気と味がいいレストラン発見♪



ご紹介は次で!



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◎Antique Store with Military History

2008-07-01 | ワシントン/シアトル近郊のコト



O-P-E-N...というサインが「屋根に打ち付けられ」てる(!?)このお店、
前回書いたThai Cafeのお隣に有り
廃れている様に見えても開業しているドライブインシアターにも近い、、、。







年中毎日24時間(英語では24-7)開いてる訳では無いだろうに。(笑
このお店、一応やってますよ、っていう意味かな?


店の表にもモノが溢れ出しているけれど
中も歩くスペースが無いほどモノが積まれてありました。


一階、地下、2階とあって、
地下と一階はこういうお店のお決まりで
家具や置き物、食器、古着等が展示されていたのですが、
面白いと思ったのは、世界の軍隊に関する様々なものを集めてある2階。



2階に続く階段の途中でこんなディスプレイが。
昔はこうやって大っぴらに煙草の宣伝してたんだよね。


上まで上がり切るとやっぱりスペースきっちり
軍隊コレクションで埋まっています。





日本の刀も含めた剣のコレクションや、
ヘルメットのレプリカ、玩具や木製プロペラ等がゴチャッ

日本刀って、物凄く切れるようにデザインされた理由に
切られた人の痛みを減らすためというものもあったらしいですよね...
デザイン的にも質的にも世界一を誇るとも言われているそう。




何に使ったのか想像はしたくないけど目が行ってしまう武器やナイフ
きっと皆レプリカだとは思うけれど。




現代のヘルメットや水筒、緊急用の缶入り飲み水



プラモデルの軍人さん、ビーチチェアで寛いでいるんだろうけど、
犬が重そう~~(笑



写真には無いけれど、日本軍の桜マークがついた帽子も発見、、、
中に松○晃とマジックペンで名前が書いてありました。



この2階は1960年代に軍人さんだった白人のおじさんが仕切っていて、
飾ってあるプラモデルなどは全部その人のコレクション。
いろいろないわゆる軍隊オタクな話しを聞かせてもらえました。



こういう場面でよく出る話しは真珠湾攻撃の事。
私が日本人と分かるからか、それとも大ショッキングなイベントだったからか
それは定かでは無いけれど。



日本軍は真珠湾を攻撃する前に、真珠湾のモデルを作っていたんですってね。
私は知らなかったのだけれど
その写真や本もあって、見せてくれました。



嫌味なんかは全然なし。
どちらかというと
自分はこういうものを持っているという事実が嬉しそうな感じ。



私もずっと昔アメリカに来たての頃は
真珠湾攻撃記念日には外を歩きたく無いほどナイーブだったけれど
もう今は平気のへっちゃら。
真珠湾攻撃を取り巻く状況は未だにはっきりしないけれど、
それについての個人的な感情は無くなりました。



人間としてはどっちもどっち、両方に無謀で理不尽な要素が有ったにしても、
御互い自国を守る権利は有る訳だし。



ドキュメンタリーで日米間の戦闘などを観ていても、
ただ両側の兵士達の苦難や死が悔やまれるだけです。



このおじさんも話し相手が出来た事が嬉しそうに始終ニコニコで、
ただ人間が作り上げる「機械」と「歴史」に対する愛着と
世界の在り方に対する彼なりの信念に満足している様子でした。



こういう人の話しを聞いていると
ちょっとだけ狂気に触れるような気持ちになるけれど
そこに集中せずに心をオープンにしていれば
普段触れる事の無い世界を観る事ができ
学べる事は沢山有ると最近思う様になりました。



おじさんのお話しとツアーだけで満足した夫と私、
また車に乗り込んでドライブ継続!


暫くいくとEnumclawという土地に入ります。
そこは前にもお話しした事がある、カウボーイやカウガールの街でもある、、、。



次はそんな土地によく似合う、これもロードサイドで見つけた、
今日ご紹介したお店とは全く趣の違う綺麗なお店をご紹介しますね♪




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