emitanの心にうつりゆくもの

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PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~ 第8話

2012-12-10 23:57:07 | 2012秋ドラマ
第8話 「さよなら…そして、ありがとう」

新しいオフィスを構えた「ハピネス魔法瓶」社だったが、二階堂彩矢(香里奈)は現れない。
大きな荷物を抱えて歩いていた彩矢を見かけた「ミラクルエレクトロニクス」社社長・大屋敷統一郎(藤木直人)は、そんな彩矢に「今、我々は新事業の展開のために優秀な人材を集めています。素晴らしい能力を持ったあなたに、また力になってもらいたい。余計なお世話かもしれませんが、あなたは金田一から必要とされなくなったんじゃないですか。よく考えてみてください。私は今、あなたの力を必要としているんですよ」と声を掛ける。
金田一二三男(木村拓哉)の元に、ミラクル製作所所長・辻義人(志賀廣太郎)から機械が壊れたため生産ラインがストップしてしまったとの連絡が入る。
その機械は3,000万円することから、二三男は模合謙吾(中井貴一)と共に広瀬ファンド社長・広瀬遼一(草刈正雄)の元を訪ね、資金援助のお願いをする。
広瀬はSEインダストリーというベトナムの会社との業務提携が成功すれば、3,000万円以上の資金援助をしてもよいと言う。
翌日、統一郎の部屋に彩矢が現れ、統一郎のアシスタントとして働くことになる。
二三男の元には、広瀬の娘で二三男の彼女・広瀬瑤子(蓮佛美沙子)がサポートに駆けつけ、二三男・瑤子・統一郎・彩矢はSEインダストリーのレセプションパーティで顔を合わせることになる。
SEインダストリー社長・シン(川平慈英)は、「ハピネス魔法瓶」社の魔法瓶に興味を示していたが、うまく話が出来ないままパーティは終了してしまう。
そんな二三男に模合は、契約を勝ち取るためには「接待が必要」と言う。
予算が足りない二三男たちだったが、模合は「大事なのは思いやりということだ。これは『ミラクル』の先代から教わった接待の基本だ。相手の立場に立って、どうやったら相手が喜んでくれるか、それを考える」と話す。
二三男は、パーティでシンと握手をした時に手にタコがあったことから、野球好きだとしてバッティングセンターに誘う。
しかし、シンの手のタコはゴルフによるものだった。
模合と瑤子は失敗したとガッカリするが、シンは筋肉痛になりながらも楽しく過ごしていた。
統一郎はゴルフ場と温泉の接待をし、別の日に政治家の口添えで有名な高級料亭での接待の席を用意する。
統一郎は彩矢に「経営者として、私と彼の違いは何だと思いますか」と尋ねるが、彩矢は「私には分かりません」と答える。
スケジュールを伝えるためにシンの滞在先を訪問した彩矢は、同じく訪れた模合に声を掛けられる。
模合は彩矢に「ひょんなことからあそこで暮らして、3人で仕事を始めて、不思議となんか充実感があることに気づいたんだよね。先の事は何も見えないのに今を必死に生きているって、楽しいんだなって。金田一ってさ、結果よりも人とのつながりとか、思いとかを大事にする男じゃない?それって先代から私が教えてもらったことと同じなんだよね。たとえ結果が出なくても、その過程の中でできた繋がりとか思いがあれば、それは決して失敗じゃない。思いの無い成功より、思いのある失敗をした方が、人も企業も大きくなるんだって、この年になってその事を思い出させてくれた金田一に、今は感謝している。だから後悔はしていない。君も頑張って。しっかりやりがいを見つけて」と声を掛ける。
二三男は、昼食時にシンを接待に招くが、店の予約を失敗して店に入れない事態となってしまう。
シンが「もしよかったら、あなたが一番美味しいと思っているお店に連れて行ってください」と言うので、二三男は公園の炊き出しに連れて行く。
二三男は、炊き出しについて「本当に温かいものもらって、折れそうだった気持ちっていうか、命っていうのは大げさですけど、本当に助けてもらった。その時の感謝の気持ちと言うか、反動がずっと忘れられないんですよ」とシンに話し、シンも小さい頃貧しかった時に屋台でフォーをご馳走になって美味しく思ったことを話し、「この炊き出しは懐かしくて、とてもあたたかい。本当にありがとう、あなたの気持ちいただきました」と言う。
瑤子は父・広瀬に「(貧乏暮らしを始めた二三男に)もうついてけないって、一度はそう思った。でも、それでも彼と一緒にいたら、それまでとは違う彼に気づいたの。で、その彼を前よりもっと好きになった。より好きになったことで、色んな事を知るようになった。彼の心の中には、別の人がいるってことも。でも後悔はしていない」と話す。
シンは、業務提携先を二三男の会社にしようとするが、それを聞いた統一郎は知り合いの政治家に頼み、圧力をかけて提携先は「ミラクルエレクトロニクス」社になる。
それを聞いた彩矢は、怒って統一郎の元に行くが、統一郎は「私は違法なことなど何もしていませんよ。自分の人脈をフルに活用して、会社の利益に繋げる。経営者として当たり前の行為です。ビジネスは結果が全て。プロセスなど関係ありません」と話す。
そんな統一郎に彩矢は「ビジネスでは結果が全てと言うのは正しいのかもしれない。でも、それじゃあ金田一さんは満足しません。あの人にとってはプロセスも重要なんです。そこに関わる人とか、その人の思いとかそういうことを大事にする人なんです。だから、たくさんの人が金田一さんについて行こうって思うんです。経営者としては社長のやり方が正しいのかもしれません。でもやっぱり、私はあの人のやり方が好きです。短い間でしたが、お世話になりました」と言って会社を去っていく。
瑤子は二三男に別れを告げ、「ふみくんが一番よく分かっているでしょ、これから自分が行くべきところ」と声を掛ける。
二三男は「ありがとう」と言って去り、彩矢の元へ駆けつける。
そして彩矢を新オフィスに連れて行き、二三男と模合が「おかえり」と言うと、彩矢は「ただいま」と答え・・・


というような内容でした。

結局、家出した彩矢が戻ってきました!という回。
まぁ、二三男の人間性について、また更なる信者が増えた回、というか。
でもね、炊き出しに連れて行くのはどうかと思うけど・・・ボランティアの「善意」のものだから、安易に「ただもらう」というのはどうなのかな・・・とどうしても引っかかってしまいます。

先代は、模合さんには良い言葉をたくさん残していたのね。
何故息子・統一郎には言ってあげなかったんだろう・・・。
「ミラクル魔法瓶」社が大きくなる過程で、先代がどう変わっていったのかが知りたい所です。
あと、そろそろ異母兄弟の謎も明かされてほしいなぁ。
二三男が、先代と暮らしたことがあるわけではないのに、先代とそっくりなのはどうして??
DNAってことで結論付けられそうですが・・・ね

第8話を終えても、両極端な二三男と統一郎。
また統一郎は財前修(イッセー尾形)と組んで、大きいワナを仕掛けそうですが・・・。
あと2話なんですけどね~、この兄弟は分かり合えるんだろうか??
そろそろ歩み寄るのかな、と期待していたのですが。。。
統一郎のやり方は極端すぎて全部は理解できないけど、二三男のやり方は理想論すぎてやっぱり「夢物語」にしか見えないんですよね~。
私が現実主義すぎるのかな?
でも、火10のような夢のような世界は好きなので・・・たぶんこのドラマで描いているものが非現実すぎるのが原因なのかもしれません。
お金の動く額がハンパないので。

そして、双方が色々と接待をしていたけど、結局統一郎の人脈で解決したのにはビックリ!

ということで、少し(だいぶ?)後ろ向きな感想となってしまいました

_________________
最後に、統一郎の中の人ファンとして(笑)
ゴルフの時の赤いパンツ、すごく素敵でした!
やっとスーツではない姿が見れました
短かったけどね
机の上の物をバーンッって投げたシーンの顔も
でも、あの時、投げた物が鉢植えの鉢に当たって、たぶんあの鉢は欠けたと思うんだけど・・・(笑)

去年の月9よりは、これまでの展開は良いような気がします(当たり前か 爆)
当初はどんな役かな?と思っていたのですが、なかなかのキーパーソンですよね。
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2 コメント

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う~ん・・・ (まこ)
2012-12-12 17:33:08
ほんと統一郎と先代の社長との関係性がわからん・・・
一応、跡取りとして鍛えてたものの、死に際になって
やっぱお前は社長の器ではないって結論に
至ったのかなぁ。
どっちにしても、統一郎自身の資質もあるけど、

自分の育て方が悪かったせいもあるだろうに、
統一郎を全否定するかのような扱いをし、
全てを金田一に託すかのように死んでいった
先代が憎い・・・・・・

確かに金田一は魅力的だし、今の時代こんな夢物語が
あってもいいかな~とは思いつつ・・・

統一郎だって一生懸命なのに全然報われなくて、
逆に楽天的なせいでイマイチ真剣味に欠けてるように
見える金田一が上手く世渡りしてる姿に
嫉妬を覚えてしまうのは、やはりフジッキーらぶなせい?(笑)

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>まこさんへ (emi)
2012-12-12 23:06:48
まこさん、コメントありがとうございます!

>ほんと統一郎と先代の社長との関係性がわからん・・・

そうなんですよね(^^;
真面目に考えたら疑問点はキリがない位出てくるのですが、先代が伝えたかった真意というものがただ「長男を全否定する」だけではないことだと良いのですが・・・。
「金田一」と「対極的な存在としての統一郎」という構図がずっと続いていて、両極端過ぎて面白いっちゃあ面白いのですけど、
フジッキーらぶだと、どうしても統一郎目線で見てしまうから、統一郎にも救いがほしいな~なんて思ってしまいます。

>楽天的なせいでイマイチ真剣味に欠けてるように見える金田一が上手く世渡りしてる姿に嫉妬を覚えてしまう

私も、金田一があまりにも眩しすぎて&うまくいきすぎて、何だか色々と言いたくなってしまいます(笑)
でも、最後は兄弟仲良くいってほしいなぁ~!
あまりにもカッコよすぎる異母兄弟ですし
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