emitanの心にうつりゆくもの

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隠蔽捜査 第8話

2014-03-04 20:19:58 | 2014冬ドラマ
第8話 「キャリア官僚連続殺人…外務省VS警察庁!?恐るべきワナを見破れ!」

東大井署管内で殺傷体が発見され、警視庁刑事部長・伊丹俊太郎(古田新太)は捜査本部を立ち上げるが、被害者・若尾光弘は外務省の南米課に勤めるキャリア官僚(在コロンビア大使館に赴任経験あり)だったためか公安部が乗り込んできて、捜査の主導権が奪われそうになる。
その頃、大森北署管内ではひき逃げ事件が発生し、大森北警察署署長・竜崎伸也(杉本哲太)は緊急配備をするものの、犯人を捕まえることが出来なかった。
刑事・戸高善信(安田顕)は、麻薬の密売をしている売人を現行犯逮捕するが、その者は厚生労働省の麻薬取締部が泳がせていた者で、背後にある暴力団・隆東会との関係を掴む前に戸高が逮捕してしまったため、麻薬取締部・矢島滋(升毅)が竜崎の元に抗議の電話をかけてくるが、竜崎は捜査員は適正に捜査していると言って取り合わない。
そんな中、竜崎のケータイに妻・冴子(鈴木砂羽)から連絡が入り、カザフスタンに出張している娘・美紀(三倉茉奈)の恋人・三村が、カザフスタンで墜落した飛行機に乗っている可能性があり、美紀が激しく動揺していることから、竜崎の知り合いに外務省職員がいるなら問い合わせてもらえないかと頼んでくる。
竜崎は、長官官房総務課長時代に知り合った外務省第三国際情報室室長・内山昭之(堀部圭亮)に電話を掛け、乗客名簿に三村の名前が無いか調べてもらう。
竜崎の元を伊丹が訪ねてきて、若尾は外国人に殺された可能性が出てきたが国際問題を恐れるためか外務省は箝口令をしいてきたため、竜崎に外交官の知り合いがいるなら外務省内の情報を引き出してくれないかと頼んでくる。
その時、内山から電話が掛かってきて、乗客名簿に三村の名前は無かった事を知らせてくるが、内山が若尾の捜査状況について聞いてきたため、竜崎は「・・・いずれ出る情報ですから話しますが、もしかしたら被害者の生前の仕事が殺害に関係しているかもしれません。犯人は外国人かもしれません」と話す。
内山が「あなた本当に墜落事故の件で連絡をしてきたんですか?」と尋ねるため、竜崎は「どういう意味でしょうか?」と聞き返すが、内山は何でもないと言って電話を切り、竜崎は引っ掛かりを感じる。
内山は、警察庁長官官房総括審議官・上條貴仁(生瀬勝久)の目の前で電話を掛けており、上條に竜崎は墜落事故の件のみで電話をしてきたらしいと伝えると、上條は「あなたは大船に乗ったつもりでいい。私の方で既に公安に手を回してあります」と話す。
竜崎の元に、伊丹と入れ違いに矢島がやって来て、「大きな組織に打撃を与えてこそ、麻薬覚せい剤の追放に効果があるんだ。そのためなら売人の一人や二人、見逃す必要があるんだよ。水道の水漏れが起こったら、元栓を閉めなければ根本的な解決にはならないんだよ!」と言って被疑者を釈放するよう要求してくるが、竜崎は「論外ですね。全く理由になっていません。麻薬売買の実態を放っておくわけにはいきません。水漏れしている所の修理も必要です」と取り合わないため、矢島はもっと上部に掛け合うと言って出ていく。
大森北署管内のひき逃げ事件被害者は、在ブラジル大使館に赴任していたこともある元外交官で現在無職の八田道夫(山川勝之)であることが判明する。
それを知った伊丹は竜崎に電話を掛け、若尾はコロンビアネクタイと呼ばれるマフィアが見せしめのために使う方法で殺害されていることを伝え、東大井署と大森北署の事件は関連性があるのではないかと言ってくる。
その晩、戸高が新たに麻薬密売グループを逮捕しようとするが、厚生労働省麻薬取締部の職員が戸高を車の中に押し込み、力づくで妨害する。
帰宅していた竜崎は、その報告を聞いて署に戻り、矢島と話し合いをすることになり、矢島は「どうして厚労省に麻取があるか分かるか?麻薬が国を滅ぼすこともあるからだ。麻薬は薬にもなれば毒にもなる。人間の弱さや欲望と戦いながら管理しなければならない。俺たちはその恐ろしさを知っているプロだ。だから俺たちは国家と国民を守るために、この終わりなき戦いを引き受けている」と話すが、竜崎は「我々も国家公務員です。国を守るという気持ちでは同じです」と言って、議論は平行線で終わる。
翌日、伊丹は警察庁警備局公安課長・折口秀彦(飯田基祐)にコロンビアマフィアの名簿を提出するよう掛け合うが、折口は「あなたにお答えする理由がありません」と言って突っぱねる。
その件を折口が上條に報告すると、上條は「放っておきなさい。私が公安にこの事件を任せている意味をよく考えてください」と告げる。
竜崎は、内山に電話をかけて三村の更なる情報はないかを尋ねるが、内山が若尾の捜査の件を訪ねてきたためコロンビアネクタイの事について話すと、内山は動揺する。
二つの事件の裏に何が隠されているのか竜崎と伊丹は考えるが、八田と若尾が一緒の場所で仕事をしていたことはなく、八田は外務省キャリア官僚で退職したのに何故今は無職なのかということに竜崎は引っ掛かりを感じる。
その晩、竜崎の元に東日新聞社会部長・福本多吉(中村育二)から電話が入り、八田が頻繁にコロンビアに出入りしていたということを福本側は掴んでおり、それを知った竜崎は慌てて内山に電話を掛けて、バーで会うことにする。
竜崎が内山に真相を話すようにお願いすると、内山は「外務省の人間としてお話することは何もありません。ただ、ここからは一般論として聞いていただきたいのですが、若尾が赴任していた地域(コロンビア)はマフィアが激しい麻薬戦争を繰り広げている地域なのはご存知ですね?(外務省の人間が麻薬の調査をすることは)あり得ないことではないと思います。(そのためにマフィアと接触することも)可能性は否定できません。(八田と若尾はマフィアと接触を持っていた)それは分かりません。あとはあなたのご想像にお任せいたします」と言って先に帰って行く。
竜崎は伊丹を大森北署に呼び出し、内山との件について話しているうちに、八田と若尾はマフィアへ(違法である)潜入捜査をしていたのではないかと考えるが、伊丹は警察が絡んでいないと無理だと話す。
すると竜崎は、警察庁が毎年海外の日本大使館に人員を派遣していることを思い出し、警察が主導で外務省の人間をおとり捜査として利用していたのではないかと考え、八田と同時期にコロンビアに派遣されていた警察庁の人間を調べてみる。
すると、八田と同時期に警察庁から一等書記官として折口が派遣されており、当時の折口の直属の上司を調べてみると上條だったことが分かる。
伊丹が「それなら折口や上條が捜査を妨害しようとしていた理由も筋が通る。おとり捜査は違法だ。しかも二人も犠牲者が出ている。もし関与していたことが明らかになれば、上條も責任を問われる。やっかいだな、どうする?」と話すと、竜崎は「俺たちの仕事は、事件を解決し真実を明らかにすることだけだ」と話し・・・


というような内容でした。

色々な事件が入り乱れていたけど、それらが少しずつ結びついてきたり、駆け引きの材料に使われたりで、とてもゾクゾクとしながら観ていました!
「かつて上條は折口をコロンビアに派遣して、外務省職員の八田と若尾を利用してマフィアの情報を掴んだ(→成功したから折口は昇進?)」「内山は八田と若尾と一緒に仕事をしていた事がある」
ということでいいのかな?
そして、八田と若尾は、警察と繋がっている事がマフィアにバレて殺害されたということ?
内山が序盤で上條と接触していたのは、内山は全ての内情を知っているからなのだろうけど、内山としては八田と若尾の死の真相は知りたいって事なのかな?
何だか内山を演じている堀部さんが醸し出す雰囲気で、勝手に内山もマフィアに殺されるのではないかと思ってしまうのだけど、考え過ぎかな?(笑)
八田が現在無職だったのも、気になるところです。

麻薬の売人に関しての厚労省との件は、今のところ2件の殺人事件とは「おとり捜査」「麻薬」というキーワード以外は全く別物に見えるけど、これも結びついてくるのですかね?
コロンビアマフィアと暴力団が繋がっている・・・という感じになるのかなぁ?
厚生労働省は旧内務省だからエラいんだ・・・未だにそういう考え方があるのね

堅物で変人に見える竜崎だけど、良い人脈を持っていますね。
外務省にも、新聞記者にも・・・
竜崎は取引(をして情報を引き出すの)が苦手そうに見えるし、社交的でもなさそうなのだけど、竜崎の真面目な人柄からなのか?運も持っているのか??
真面目に仕事をしていれば、権力を振りかざさなくても自然と情報が入ってくるということなのかな?
それにしても、バーでの竜崎と内山の会話は、分かりにくい表現(「一般論として聞いていただきたい」「あり得ないことではない」「可能性は否定できません」「ご想像にお任せいたします」など)だけど、こうして伝えていくのね~!と、ゾクゾクしながら聞いていました

今回一番笑ったのが、竜崎と伊丹が「警察庁データベース」にアクセスしようとするシーン!!
 伊丹「クソッ…確か部長以上じゃないと見られないようになってるな」
 竜崎「…お前、刑事部長じゃないか!」
 伊丹「あっ、そうだ!」

伊丹のボケっぷりが本当に絶妙で、緊迫している場面なのにダンナと爆笑してしまいました!!
ツイッターの「#隠蔽捜査」を観ていたら、かなりの方がここで反応していましたwww
トレンドに「刑事部長」が上がっていたとか・・・
竜崎と伊丹の掛け合い、最高です!!
上條が伊丹の事を「何かあれば嬉々として飛んでくる事件バカ」と言っていたけど、それも言い得て妙だなと思い、面白かったです

今後の展開、「竜崎&伊丹」VS「上條」の行く末が、とても楽しみです!
そして三村君・・・どんな人なんだろう?と、たぶん三村君は出てこないでしょうけど、三村君と美紀の行く末も密かに気になってきました(笑)
あと2話位ですかね?終わってほしくないです!!

※「S」は観たのですが、この「隠蔽捜査」がとても面白いので、こちらの感想を先に書きました。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら
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