emitanの心にうつりゆくもの

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隠蔽捜査 第5話

2014-02-11 18:14:48 | 2014冬ドラマ
第5話 「非情の捜査中止命令…現場の意地を見せてやる!なるか一発逆転!?」

警視庁大森北警察署署長・竜崎伸也(杉本哲太)と警視庁刑事部長・伊丹俊太郎(古田新太)は、警察庁長官官房総括審議官・上條貴仁(生瀬勝久)に呼び出されて、確証もないのに人質だったスナックの店主・源田清一(有薗芳記)とその妻・芳美(小椋あずき)が立てこもり犯・瀬島睦利(重住綾)を撃ったと疑う事は、警察庁としては非常にリスクが高い事であることから再捜査を中止するように言われる。
そして、もし捜査を続けるのなら、竜崎と伊丹のみならず捜査に関わった者全員を処分すると言われる。
翌朝、伊丹が大森北署にやって来て、警視庁の科捜研にあるはずの弾道検査のデータが警察庁の科警研に持って行かれたことと、警察庁刑事局から伊丹に正式に捜査をストップするように言い渡されたことを伝える。
伊丹は竜崎に、部下を守るためには再捜査を打ち切るしかないと話して帰って行く。
そんな中、かつての部下・警察庁長官官房総務課課長補佐・谷岡香織(青山倫子)から電話が掛かってきて、総務課から回ってきた書類の中に警察庁科警研宛に出された弾道検査の依頼書が入っていて、科警研に依頼したのは警察庁長官官房首席監察官・小田切貞夫(池田成志)であることを伝える。
竜崎は、捜査をしている署員たちに捜査を中止するよう伝えるが、副署長・貝沼悦郎(松澤一之)は「本当にそれでよろしいのですか?署長は捜査すべきとお考えなのではありませんか?」と話し、刑事・戸高善信(安田顕)は「せっかく真実が分かりかけているのに。ここで止めたら俺たちは警察官じゃありませんよ。処分が怖くて捜査できますか!?」と怒り、刑事課長・関本良治(佐戸井けん太)も「源田を取り逃がせば、我々は殺人犯を野に放すことになるかもしれないんですよ」と訴える。
そして副署長が「署長、やりましょう!現場の意地の見せ所です!」と強く言うため、竜崎はみんなに源田と瀬島の接点など一つでも状況証拠を多く集めるよう指示する。
捜査を続けているうちに、瀬島が襲った消費者金融で源田が以前お金を借りていたこと、源田はあちこちで借り入れをしていてブラックリストに載っていることが分かる。
そんな中、娘・美紀(三倉茉奈)から連絡が入り、妻・冴子(鈴木砂羽)の病状について担当医が竜崎と詳しく話し合いをしたいと希望していることを伝えるが、竜崎は取り込み中として後で連絡すると話す。
捜査していた戸高は、源田が1年前にキタジマ金融というヤミ金でお金を借りた時の担当社員が瀬島だったことを突き止め、竜崎に事件当時のSATとSITからもう一度話を聞きたいと話す。
警視庁刑事部SIT係長・下平栄介(斎藤歩)は竜崎と戸高に、「いかなる情報も与えるなと通達が来ています。覚悟はできてます。そうでなければ来ません」と言った上で、突入後のスナックに落ちていた薬きょうの位置が不自然である事、犯人の撃った4発のうち3発目までは屋外に向けて威嚇として発射されたのに4発目は屋内で発射された事、未発表情報として鑑識が瀬島の遺体を調べたところ硝煙反応が全く出なかったことを伝え、硝煙反応についての情報は伊丹からによるものと伝える。
そして下平は、事件当日に竜崎がSITに指揮を任せてくれたことについて触れ、「信頼してくださって感謝しています。竜崎署長のような考えをしてくださる方がいれば、日本の警察も少しは変わるかもしれません」と話して帰って行く。
警視庁警備部SAT小隊長・石渡剛志(藤本隆宏)は、突入して倒れた瀬島を見た時に瀬島は拳銃を握っていなかった事、銃撃戦で射殺された人間は大抵拳銃を握り締めていることが多い事、SATが瀬島を撃ったという証言は源田からの証言である事、瀬島が射殺されたと分かった時に「全てを明らかにした上で自分たちの成果に正当な評価をしてもらおう」と考えて東日新聞の記者に丸腰の被疑者に銃を撃った事を打ち明けた事を話す。
石渡は「本来特殊部隊では、銃を持ってる犯人は撃てと訓練されます。銃に弾が残ってようがいまいが関係ありません。ですが、これほど問題視されるとは思ってもみませんでした」と話すと、竜崎は「特殊部隊は対テロ組織だ。それが君たちの常識であることは理解している。君たちも国際犯や凶悪テロを相手に戦うのなら、今後情報の取り扱いにはもっと神経質になるべきだ」と声を掛ける。
竜崎と戸高が外出している間に警視庁第二方面本部管理官・野間崎正嗣(古舘寛治)が大森北署にやって来て、署長をすぐに呼び戻して捜査を中止するよう怒鳴るが、副署長は「どんな結果になろうと署長がお決めになった事です。お言葉ですが(署長を呼び戻すこと)できかねます!ただいま署長は、重要な事案で外出しております。明確な理由もなく呼び戻すことはできません!」と大声で言い放つ。
そんな中、竜崎が戻り「気に入らないのならまた首席監察官に言いつけてください」と話し、訪ねてきた伊丹も野間崎に「方面本部の管理官ごときが、本庁の刑事部長に捜査を止めろと言うつもりか!いいか、首席監察官に俺たちの首を差し出すつもりなら、差し違える覚悟で来い!」と恫喝するため、野間崎は帰って行く。
伊丹は、警視庁刑事部の刑事たちもこの再捜査に加わりたいと話していることを伝え、伊丹たちも捜査に加わることになる。
竜崎の元に上條から電話が入り、人権派で有名な弁護士事務所の弁護士が警視庁に源田の周辺を調べていることについて厳重な抗議をしてきたことを伝え、「今すぐ張り込みを止めさせなければお宅の署員の身柄を確保しますよ」と言って電話を切る。
源田夫妻が夜8時台のソウル行きの航空券を買っていることが分かり、伊丹は張り込みを強化するよう伝えるものの、竜崎が警察庁の捜査員が身柄を確保するかもしれないが抵抗するなと伝えると、戸高は「そんなのビビってたら、所轄のデカは務まりませんよ」と答える。
そこへ谷岡がやって来て科警研からの弾道検査の結果報告書を竜崎に渡し、SATが瀬島を撃っていないことが分かったため、竜崎は戸高に源田夫妻を緊急逮捕するよう命じる。
驚く竜崎に対して谷岡は、小田切に「弾道検査の結果を隠ぺいする気なのか」と直談判をしたところ、小田切が報告書を急いで届けるように言ったため持ってきたと話し、小田切の真意は後ほど直接確かめるよう言い残して帰って行く。
源田の妻の着衣から硝煙反応が出たため夫妻を別々に追及したところ、夫の方が妻が撃ったと自供し、最初の強盗の計画を思いついたのも妻で、頼ってきた瀬島が来た時に人質のフリをしようと妻が持ちかけていたことも明らかになる。
最初に源田夫妻が怪しいと勘付いていた戸高に対し、伊丹は警視庁刑事部にスカウトするが、戸高は「警視庁みたいな面倒くさい所行きたくないんですよ。俺には所轄の水が一番合ってるみたいです」と言って断り、竜崎は「各自所要の措置を取ってくれ」と命じる。
小田切は竜崎に「良い仕事をなさいました。こういう結果になって実は…ホッとしています」と話し、竜崎の信念を試すために厳しく追及していたこと、弾道検査を科警研に回したのは公正な監察が行われるために秘密裏に行っていたもので「余計な圧力から真実を守るためだった」と打ち明ける。
竜崎は「誤解をしておりました。弾道検査の件、署を代表し心よりお礼申し上げます。ありがとうございました」と言って頭を深く下げる。
監察が無事に終わった竜崎と伊丹に対して、上條は「結果論が全てではありません。あなたたちがやったことはただのバクチです。官僚は決してギャンブルはしてはいけないと思っています。例え99%勝つ確率があったとしても、1%でも負ける可能性があれば手を出してはいけない」と話すが、竜崎は「我々は官僚であると同時に警察官であることを忘れてはならない、私はそう思います」と答えるため、上條は「あなたの信念がいつまで通用するか、今後もとくと拝見させてもらいますよ」と言って去っていく。
竜崎は、冴子の主治医に会いに行き、冴子が胃潰瘍であることを聞いて「てっきり重い病気かと。なんだ、胃潰瘍か…」と話すと、主治医に「胃潰瘍をナメてはいけませんよ!奥さんはもう少しで胃に穴が開くところだったんですから」と叱られて・・・


というような話でした。

見事、逆転ホームランでしたね!!
上條が圧力をかけて捜査を中止するように言った時は「うわぁ~とうとう屈するのか!」と思ったのですが、所轄や警視庁の刑事たちやSIT下平が「犯罪者を野に放したくない」「真実を追求したい」という一心で、処分を覚悟の上で動いたことに、とても感動しました。
そして、かつての部下・谷岡も「竜崎ならこうしたはず」と小田切に直談判して・・・(ちょっと口調が可愛らしすぎでしたけどね
竜崎の信念がみんな(※上條&野間口以外)に伝わっているのがよく出ていて、観ている私も盛り上がりました

そして、監察官・小田切も上條の圧力に屈しないで「真実を守る」ために動いてくれていたことが分かり・・・
上條とか野間口は平気で事実を隠ぺいしそうだけど、隠蔽しない上層部もいるのね・・・ということで、少し救われた気持ちがしました(ドラマ上での話だけど 笑)
野間口は竜崎に陰で「小物に立場や権限を与えるとああいうことになる」と言われていて、吹き出してしまいました

最後の竜崎と冴子の会話が、微笑ましいような、可笑しいようなで、これもまた良かったです
竜崎は普段、冴子と普通の会話をしていなかったというのがすぐ分かるような感じで、しまいには「もうじき春だなぁ」なんて言い出して・・・吹き出してしまいました
竜崎の不器用な感じがすごく出ていて、とても良かったです!

東大の同級生で、警察庁でも同期の竜崎と上條ですが。。。
東大では同じサークルだったのに、そのことを覚えていない竜崎・・・
上條の「竜崎降ろし」は、そこから来ているの!?(笑)
それにしても、上條が「真実を追求する事より、警察庁を守る事を優先する」という姿勢は、大事な事を見失っているとしか言いようがないように思えます。
そういう人が上層部で、しかも人事権も掌握しているというのが、とても嫌な感じです。
今回もこんなに妨害をしていたのだから左遷されてもいいんじゃないかと思うのだけど、上條が全てうまく上層部を丸め込んでいる(&自分に不都合な情報は上げていない)ということなのかな?

日9「S」も観ている私としては、
SATが立てこもり犯を射殺したというシナリオを上條が押し通そうとしているのは、霧山会が関わっていて、上條は霧山に動かされているのか?と、つい頭の片隅で思ってしまいましたが

今回の話も、とてもスリリングで面白かったです!
来週からの話はどうなるのかな?
楽しみです!!

※これまでの感想
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